小沢裁判:田代検事の捏造発覚を新聞は伝えてるか

  • 2011/12/16(金) 14:32:15

主にツイートテレビの今日のサイトから引用しました。
2011/12/16(金) ツイートテレビニュース
http://tweettvjp.blog.fc2.com/blog-entry-83.html


「めざまし政治ブログ」の服部さんのコメントを中心に挙げました。

 今日は抽選に外れて前田検事証人の裁判傍聴ができませんでしたが、どんなことが尋問されたか、「産経ニュース」の全文も挙げました。

 ただし「産経ニュース」も過去に重要な部分が切り取られ、後で追加でその重要な報道がされたことがあったようです。(他社が流してしまったから仕方なく追加でその重要な部分が報道された?)


http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110413/1302689713


 今回の小沢裁判でも肝心の核心をつく弁護士とのやりとりが欠落しているようで、他にも不審に思われる部分があるので検証が必要かと思われます。
 もしかしたら私の間違いかとも思ったのですが、他の読売新聞や東京新聞の記者らは私と同じように感じて記事にしてくれていたので、今朝の段階ではよしとしました。


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今日、前田検事から衝撃的な発言が飛び出してきたにも関わらず、NHKは肝心の夜7時、夜9時のニュースでは報道しなかった。
テレ朝の報道ステーションもそうだった。

ただこの報道ステーションを見てて、不覚にも私もつい引き込まれてしまい、彼らの術中に陥ってしまった。
 テレ朝にはかなり大衆誘導術に優れた輩たちが関わっているようだ。
自分たちの体制を守るためにここまでやるのである。

 何のことはない。本当の問題を隠すために、心情だけに共感させるニュース番組を作ればいいのだ。そしたら、大衆は心を引き込まれ、妙に納得させられて、ただ心を振るわせられただけで終わってしまうのだ。
 一種、今の時代の香りを流すだけで、その実態を暴かないようにしているのだ。

 アラブの春の革命と世界的なデモ。
 そして1969年の東大安田講堂の攻防とベトナム反戦デモ。
 夜明けのスキャットの世界的なブーム

 うまい! テレ朝。
 もののみごとに大衆は酔わされ、はぐらかされて、
 本来、トップニュースでとりあげるべき検察の悪事を隠蔽した!

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 傍聴券の抽選に当たったら、また随時、中継でお伝えします。
読売新聞がTOP記事として伝えていたので、その感動をツイートテレビで話しました。


抽選に外れてダメでした。


そこでメディアチェックをやってみました。




なぜサンケイニュースなどマスコミは検事名を公表しないのだろうか?
一般の証人などの名前だったらわかるのだけど。
今や検事がいろんな問題を起こしているのがわかってきているのだから、それも伝えるべきだろう。

本当に裁判の証言そのままをサンケイは正しく伝えているのか?
まだ検証できていないが。


 それにしてもよくやった 読売  司法記者のツネツグら清武派(?)

上杉さんや岩上さんらの叱咤激励(?)が実を結んだのか。





小沢一郎記者会見とバトル全てまとめ

http://www.youtube.com/watch?v=4we1XYjHq3M



今日から読売新聞の正義は蘇るのか?


毎回、小沢裁判の傍聴のリーダーシップをとって並んでいたのを私達市民メディアはしっかり見ていたよ。
(^_^;)
傍聴席にはいなかったけど、しっかり小沢裁判の記録をチェックしていたのだと信じている。

今日の読売新聞の小沢裁判のTOP記事を見て:
がんばれ、ツネツグ!清武!ジャイアンツ!
甦れ!読売の正義の魂よ。
そしてこれから永久に不滅であれ!
(^_^;)



A級戦犯の読売:正力オーナーがCIAの日本工作員としてGHQにより釈放されて以来
原子爆弾開発準備のための原発推進に中曽根らとともに歩んできた読売、電通、マスコミ、そして日本の財閥ら。
結局、アメリカ、金融マフィアや創価学会、統一教会らとともに
1%のための奴隷社会をこの日本で実現させていたことがわかってきた。

そのことに世界の人々が気づき始めて、オキュパイ ウォールストリート(ウォール街を占拠せよ)運動が起きたのだった。
(^_^;)


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産経新聞

【小沢被告第10回公判】
「小沢さんは無罪」 前田元検事「見立て違いの妄想」と捜査批判

2011.12.16 22:42


 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改竄(かいざん)事件で有罪確定=が証人出廷した。

 前田元検事は「当時の捜査には問題があった」と東京地検特捜部の捜査を批判し、「小沢さんは無罪だと思う」と述べた。

 前田元検事は平成22年1月20日、大阪地検特捜部からの応援として陸山会事件の捜査に参加。この際、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」と言われたと証言した。

 また、4億円の土地原資がゼネコンからの裏献金だと見立てた捜査に対しては「見立て違いの妄想だった。現場は厭戦(えんせん)ムードだった」と述べ、「裏献金問題で小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」と語った。

 一方、自身の取り調べは「問題はなかった」と断言。取り調べに威圧を感じて事実ではない調書に応じたという大久保元秘書の証言については、「でたらめ。あまりに事実と違いすぎる」と語気を強めた。

 大善裁判長は、元秘書3人の供述調書の証拠採否を決める公判期日を来年2月17日に指定した。採否の結果は小沢被告の有罪無罪を左右する可能性があり、注目される。

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【小沢被告第10回公判】
前田元検事 「社会的に死んだ身」も取り調べの正当性主張 

2011.12.16 11:28 (1/2ページ)


 「死人に口なしだが、あまりに違う」。東京地裁で16日に開かれた小沢一郎被告の第10回公判。証人として出廷した前田恒彦元検事は、大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で受刑中の立場を「社会的に死んだ身」と表現しつつも、「不当な取り調べを受けた」とする大久保隆規元公設第1秘書の証言を一蹴し、取り調べの正当性を訴えた。

 大善文男裁判長に促され、入廷した前田元検事はオレンジ色の上着に青のジャージー姿。付き添った職員が手錠と腰縄を外すと、落ち着いた様子で証言台の前に立った。

 大善裁判長が「ご承知と思いますが」と前置きした上で、偽証罪や証言拒絶権について説明すると「はい」と、はっきりとした声で答えた。

 元秘書らの公判では、検察側が前田元検事作成の調書の証拠請求を撤回。その経緯について指定弁護士が尋ねると、「任意性が問題となる取り調べをやったことはない」とした上で「私の起こした事件のことで色めがねで見られる。法廷に出るとさらし者になるから、(証人出廷するのは)嫌だ。私の調書を使わないでくれと言った」と検察側に求めたことを明かした。

2011.12.16 11:28 (2/2ページ)

 一方で、小沢被告の公判に出廷した理由を問われると、大久保元秘書の証言などから、うその事実を告げて供述を引き出す不適切な「切り違え尋問」を行ったと認定した元秘書らの公判の判決に言及。「絶対にやっていない。私の取り調べに問題はないと思っている」と説明した。

 また、「当時の特捜部の捜査には確かに問題があった」と繰り返し、「検察の有利不利を問わず、証言する」と宣言した。

 早口で持論を展開する前田元検事を、傍らの小沢被告はじっと見つめていた。

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【小沢被告第10回公判】
前田元検事が出廷 陸山会公判「大久保さんはでたらめ」

2011.12.16 11:20 (1/2ページ)


 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改(かい)竄(ざん)事件で有罪確定=が証人出廷した。

 大久保元秘書は第5、6回公判で、前田元検事の取り調べに威圧を感じて事実ではない調書に応じたと証言したが、前田元検事は検察官役の指定弁護士の尋問に「大久保さんはいろいろ言われているが、かなりでたらめです」と述べ、適正な取り調べだったと強調した。

 前田元検事は大阪地検特捜部からの応援で平成22年1月20日から陸山会事件の捜査に参加。「当時の(東京地検)特捜部の捜査には確かに問題があった」と述べ、何が問題かと問われると「いろいろあります。筋が違うし、捜査の進め方もある」と語った。

2011.12.16 11:20 (2/2ページ)

 一方、自身の取り調べは「(問題は)ありません」と強調。「任意性が問題となる取り調べをやったことはない」などと述べ、調書の信用性を否定する弁護側の主張に反論した。

 また、捜査初日に主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、(特捜部は)負けだ」と言われたと証言。「自分に期待されているのは、受け取った(陸山会)側から企業献金に関する話を引き出すことだった」と述べた。

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【小沢被告第10回公判(1)】
「特捜部と小沢の全面戦争だ」 証拠改竄の前田元検事が初出廷

2011.12.16 12:04 (1/7ページ)[小沢被告 第10回]

 (10:00〜10:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事(44)が出廷し、証人尋問が行われる》

 《元秘書3人の公判を含め、一連の陸山会事件で前田元検事が法廷で証言するのはこれが初めて》

 《前田元検事は、陸山会事件で大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の聴取を担当。大久保元秘書は証人出廷した第6回公判で「大物の検事が来て、逆らうと何をされるか分からない恐怖を感じた」と証言した》

 《また、大久保元秘書は取り調べ時の前田元検事の様子について、「(事務官の立ち会いなしに)自分のノートパソコンを持ち込み、自分で調書を打ち込んでいた」などと証言。身ぶりをつけながら「ここで大久保さん登場!」と言ったり、調書を作りながら「今、作家の時間だから」「司馬遼太郎みたいなもんだ」と独りごちたりしていたという》

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2011.12.16 12:04 (2/7ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 《弁護側は大久保元秘書は威圧を感じて、事実ではない調書に応じたと強調している。郵便不正事件をめぐり、押収品のフロッピーディスクのデータを改竄した証拠隠滅罪で懲役1年6月の実刑判決を受け、受刑者となった前田元検事。自らが作成した供述調書についてどう語るのだろうか》

 《法廷は東京地裁最大規模の104号。傍聴席はほぼ満席だ。午前10時前、小沢被告が入廷する時間だ》

 裁判長「それでは被告人の入廷をお願いします」

 《傍聴席から向かって左側の扉から小沢被告が入廷する。紺スーツに銀色のネクタイ姿。弁護士2人に挟まれるように席に着く際、「すみません」と小さくつぶやいた》

 《続いて裁判長は証人の入廷を促す。向かって左側のドアが開き、係官に付き添われ、前田元検事が姿を現す。オレンジ色のフリース上着、青色のジャージー姿。頭は丸刈りで、証拠改竄事件で逮捕されたときに比べ、ややスリムになった印象だ。ゆっくりと証言台に立つと裁判長、指定弁護士側、弁護側に向かって3度頭を下げた》

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2011.12.16 12:04 (3/7ページ)[小沢被告 第10回]

《裁判長から偽証罪などについての説明を受けると、「失礼します」と言って席に着いた。指定弁護士が立ち上がり尋問を始める》

 指定弁護士「あなたは検察官として、陸山会の事件の捜査を担当しましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「陸山会事件で証人として出廷するのは初めてですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「捜査にあたって、あなたが作成した調書は証拠請求を撤回されていますね」

 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ(証拠請求を撤回し、出廷しなかったの)ですか」

 証人「大きく分けて3点ほどあります」

 指定弁護士「説明をお願いします」

 証人「まずは1点目ですが、私は任意性が問題になる取り調べはやっておりませんが、私自身の(証拠改竄)事件もあり、色メガネで見られ、信用してもらえないであろうこと」

 「また、公の場に出ることは、さらし者になることなので、それは嫌だと思い、(証拠改竄事件の取り調べを行う)最高検の検事にも『出ない』『私の調書は使わないでくれ』と伝えました」

 指定弁護士「2点目は?」

 証人「私が法廷に出れば、私の(証拠隠滅)事件についても聞かれ、陸山会事件での争点になってしまう可能性があった」

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2011.12.16 12:04 (4/7ページ)[小沢被告 第10回]

「陸山会事件の捜査では検察のやり方に問題があったと私は思っているが、法廷では偽証ができないので、聞かれれば、そのまま思っていることをすべて答えることになる。そうすれば、どんな話が出てくるか予断を許さない状況になる。だから検察は私を出さないことにした。これが2点目です」

 指定弁護士「3点目は?」

 証人「私の調書がなくても大久保の有罪は明らか。だから撤回するとした」

 《やや甲高い声でまくしたてる前田元検事。その発言には、“古巣”である検察への不信感がにじむ》

 指定弁護士「今回、出廷することにした理由は?」

 証人「大きく分けて2点あります」

 指定弁護士「1点目は?」

 証人「私の取り調べ内容について、(法廷で)大久保さんがいろいろ言っていますが、報道をみる限り、かなりデタラメであること。私は受刑中で社会的にはすでに死人。『死人に口なし』ということで、いろいろ好き放題言われているようだが、あまりに違う。特に(違法な取り調べにあたる)『切り違え尋問』を行ったという話は絶対に間違っている」


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2011.12.16 12:04 (5/7ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「2点目は?」

 証人「今回の事件は検察による起訴ではなく、検察審査会の起訴議決を受けた起訴だったことです。私は当時の検察捜査にも問題があったと思っています。検察が起訴した事件ではありませんので、今回は検察の有利、不利を問わず、すべてお答えするつもりです」

 指定弁護士「陸山会事件の特捜部の捜査に問題があるといいますが、簡単に説明を」

 証人「簡単にというか…、いろいろあるが、筋が違うんじゃないかと思う」

 指定弁護士「それは捜査の方法か、(事件の)見立てについてか」

 証人「一番は見立てですが、私以外の検事の取り調べがどういうものだったのかについても聞いて知っていますので、それにも問題があったと思っています」

 指定弁護士「あなた自身の聴取に問題があったとは?」

 証人「思っていません」


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2011.12.16 12:04 (6/7ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 《検察は問題だが、自らに落ち度はなかったと強調する前田元検事。その後、指定弁護士は前田元検事に経歴を聞き、検事だった14、15年間のうち8、9年間は東京・大阪地検の特捜部に所属していたこと。半分以上を特捜部で過ごすのは「あまりなく、同期でも私1人だけ」(前田元検事)だったことなどを聞き出す》

 《陸山会事件の捜査当時、前田元検事は大阪地検特捜部に所属。前田元検事は、大久保元秘書らが逮捕された5日後にあたる1月20日に東京地検に応援に駆けつけ、翌21日から聴取にあたった経緯について語り始める》

 指定弁護士「捜査がどこまで進んでいるか。何を担当するかは事前に聞かされていなかった?」

 証人「そうです」

 指定弁護士「いつ知りましたか」

 証人「1月20日の段階で、捜査規模が拡大するというので、全国のいろんな検事が20人近く、東京地検10階の事務課に集合した。それから特捜部長、副部長にごあいさつするという流れだった」

 「副部長の□□検事(法廷では実名)の部屋に全員であいさつに行った際、『前田くんだけは残ってくれないか』といわれた。そこで副部長と2人でソファで差し向かいに座わり、その場で『大久保の取り調べをやってもらうから』といわれた」

 「事件について詳しくは知らず、『大久保ってだれですか』という気持ちでしたが、『分かりました』と答えた。その際、□□さんからの指示は『よく話を聞いてやってくれ』というようなことだけだった」

 指定弁護士「応援前に情報が伝えられないのは一般的なのですか」

 証人「この事件はマスコミが非常に注目していた。私は大阪では(聴取で供述を引き出す)『割り屋』といわれていましたので、マスコミから尾行もされていた。私の担当が事前に漏れると、いろいろ次の展開を憶測される恐れがある。このときは情報がコントロールされていたということだと思います」

 指定弁護士「捜査に関する資料はいつ入手しましたか」

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2011.12.16 12:04 (7/7ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「まず、主任検事である■■さん(法廷では実名)の部屋で、その他大勢の20人の検事とは別に、業者からの金のやり取りに関する説明資料というかペーパーを渡された」

 「その際、■■キャップからは『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ。恥ずかしい話だが、東京には割り屋がいない。だから大阪に頼ることになった』といわれた」

 指定弁護士「証拠資料については?」

 証人「資料を置いてある部屋があり、段ボール1箱ぐらいの事件記録のコピーが置いてあった」

 指定弁護士「資料としては少なくないですか。それですべてですか?」

 証人「すべての資料もなにも、恥ずかしながらその資料はほとんど見ていない。同期の検事や東京・大阪の人事交流で知った検事の部屋を回って、捜査の雰囲気など生の情報収集を行った」

 指定弁護士「翌日から聴取だから、生の情報収集が必要だったと」

 証人「そうです」

 《早口でまくしたてる前田元検事。「検察vs小沢の全面戦争」に向けた当時の特捜部の状況が克明に再現されていく》

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【小沢被告第10回公判(2)】
「こんなところ、来とーなかった」 開口一番“子供店長”のまね 大久保元秘書しゃべらせようと
2011.12.16 12:30 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]


 (10:20〜10:40)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続ける》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 《前田元検事は、当時の捜査は収支報告書の虚偽記載ではなく、大久保元秘書の公判が始まっていた西松建設の違法献金事件など「裏献金」に主眼が置かれていたと主張した》

 指定弁護士「大久保さんを取り調べを始める際、何か分かりましたか」

 証人「3点が分かりました」

 指定弁護士「3点とは何ですか」

 証人「まず1点目は、先行して公判が進んでいた西松事件では、(政治資金)収支報告書の虚偽記載については争っていないということです」

 《前田元検事は、冗舌に説明を続ける》

 《陸山会事件では、問題の土地の購入にあたり、小沢被告が4億円の資金を用意していたが、その後、りそな銀行からも定期預金を担保に、さらに4億円の融資を受けていた》

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2011.12.16 12:30 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「2点目は、当時問題となっていた(小沢被告の)4億円はどこから来たのか。私は(取り調べを始める際に)いろいろと(他の検事らに)ご用聞きをして調べました。すると、(検察内部では)5千万円は水谷建設、1億円は○○建設などとする筋を描いていました」

 《1億円の建設業者については「マルマル建設」とぼかし、具体名を出さなかった》

 証人「ただ、どうも現場を追いかけている業者を調べる担当検事らは、うまく裏献金の話を聞き出せていないと感じました」

 《3点目の説明を始める前に、指定弁護士側が横やりを入れる》

 指定弁護士「大久保さんについては、(事前に)何か聞いていましたか」

 証人「私の前に担当していた検事から、裏献金の事実を認めていると聞いていました。ただ、水谷建設から5千万円ではなく500万円とか、2千万円ではなく200万円とか、一ケタ少ない額だと聞いていました」

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2011.12.16 12:30 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「(先ほど話していた)3点目は何ですか」

 証人「本件(収支報告書虚偽記載については)はどうなのか。逮捕時の弁解や裁判官の拘留尋問の際、今は全面否認していますが、認否を留保していたということです。『よく思いだしてみます』などといった感じで…。そういう段階で(前任の検事から)バトンを受け継ぎました」

 指定弁護士「取り調べでは、何が重要だと感じていましたか」

 証人「(裏献金を)企業の方からつついても、水谷建設以外は話が出てこないので、受け取った側から話を引き出すことが重要だと思っていました」

 指定弁護士「収支報告書の記載に重点は置いていなかったのですか」

 証人「収支報告書の件は『目をつぶっていても有罪になるから』と、さほど幹部も力点を置いていませんでした。やはり企業献金に主眼が置かれていました」

 《続いて、指定弁護士は大久保元秘書への取り調べ状況の質問に切り替える》

 指定弁護士「(最初に取り調べを始めた際の)大久保さんは、どんな感じでしたか」

 証人「いつもですが、部屋に入ってきてイスに座るのですが、大久保さんは礼儀正しいと感じました。それと、初日はちょっと興奮しているなと感じました」

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2011.12.16 12:30 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「どのように興奮をしていましたか」

 証人「(担当の)検事が代わって、もしかしたら受け取ってもいない裏献金を無理やり受け取ったとされるのではないかという検察不信を抱いているようでしたし、実際に率直に(思いの丈を)ぶつけてきました」

 指定弁護士「大久保さんが気にしていたのは企業献金だったのですね」

 証人「500万円なり200万円なりを、受け取っているのは話していましたが、少なくともゼロが一つ少ない。趣旨もこれは小沢一郎がもらったものではなく、自分(大久保元秘書個人)がもらったものだと。陸山会や小沢さんではないので、小沢さんにも報告していないといっていました」

 《前田元検事の軽快な声が法廷内に響き続ける》

 指定弁護士「大久保さんの調べは、どう始めたのですか」

 証人「先ほども話しましたが、最初は興奮されていたので、不満があるなら、しゃべってもらおうと思いました。『前田検事はどう対応するのか』と思っていると感じましたので、開口一番に『私は、こんなところ、来とーなかった』といいました。天地人のドラマで、例の子供店長がいっていたセリフです」

 《前田元検事は、さらに話し続ける》

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2011.12.16 12:30 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 証人「(大久保元秘書は)この検事、今までと違うぞという感じでした。その後、私の経歴、どういうことをしてきたかを話して、徐々に誤解を解いていきました」

 「大久保さんが企業献金にアレルギーを持っていたので、ところで、逮捕時の弁解や拘留尋問の際にどう話していたのかも尋ねました」

 「認否を留保するということは、何か心あたりがあるんだなぁと感じました。(大久保さんは)『石川さんから何かいわれましたが、それを今思いだしているところです』との説明でした。(前任の検事が)ずっと調べて時間がたっているのに、思いだせていないのは、おかしいと感じ、言えない事情があるのかなと察しました」

 指定弁護士「(話を引き出すのに)何か水を向けましたか」

 証人「取り調べをする前には、連日朝、大久保さんは弁護士と面会していましたので、『弁護士さんとよく相談してください』と伝えました。思い出せないのは嘘でしょうといえば、大久保さんのプライドを傷つけてしまいますので…」

 指定弁護士「弁護士との面会を終えた2日目の取り調べの際、大久保さんに変化はありましたか」

 証人「今回の拘留事実(収支報告書の虚偽記載)を認めると話し始めました」

 《小沢被告は、少し目を開きながら、止まらない前田元検事の話に耳を傾けている》

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【小沢被告第10回公判(3)】

小沢被告の弁解「ヘタクソ」 主任検事でも割れず「士気下がる」 前田元検事の“毒舌”止まらず
2011.12.16 13:23 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]


 (10:40〜11:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄事件で実刑確定=に対する、検察官役の指定弁護士の尋問が続いている》

 《前田元検事は昨年1月16日に逮捕された大久保元秘書の取り調べを21日から担当。22日に大久保元秘書が「陸山会事件への関与を認めた」ものの、調書作成が翌日の23日に延期された経緯について説明していく》

 証人「大久保さんが一生懸命言っていたのは、『自分の罪を軽くしようとして曖昧(あいまい)な発言を繰り返していた訳ではない、ご理解くださーい』ということだった。それで(22日に)『今の話を調書にしてもいいかな』と聞きました」

 指定弁護士「大久保さんはそれに対して」

 証人「待ってください、弁護士に相談させてくれ、と言いました」

 指定弁護士「その直前にも弁護士に接見していましたが、もう一度させてくれ、と?」

 証人「なぜ大久保さんが調書にこだわるかというと、西松(建設)の(違法献金)事件で(逮捕された際の調書は)裏献金の受領を認めたと読める調書で、『西松建設側からの献金』、と『側』という言葉を差し込んでいたんですね。本人は自白のつもりがなかったのに、その調書が後に足を引っ張っていると。それで検察の調書作成には慎重の上に慎重を期していました。私としても、むしろよく弁護士と相談してもらった方が、任意性の担保になると思い、(22日には)調書を取りませんでした」

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2011.12.16 13:23 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


《テンポよく、雄弁に当時の状況を振り返る前田元検事。翌23日、弁護士の接見後も大久保元秘書の供述に変化はなかったという》

 《大久保秘書は第5、6回公判で証人として出廷した際、前田元検事に「自白を強要された」「弁護士との接見は30分で、十分に打ち合わせができなかった」と強調している。指定弁護士はこのことについても質問する》

 証人「弁護士と打ち合わせできていない、という印象を受けたことはありません。30分は確かに短く感じられるかもしれないが、お恥ずかしい話、私も被告、受刑者の立場になりまして経験がある。昨日どんな話をしたか、調書がとられたか、30分あれば十分です。詰めた相談をしたければ手紙を出せばいいし、制限もありません」

 「私の経験でいうと、弁護士と接見して態度が硬くなる人はいます。弁護士は職務ですから調書に応じるな、と言いますし。しかし、大久保さんに関してはそういうことはありませんでした」

 指定弁護士「大久保さんに無理に圧力をかけ、調書化した、ということは全くなかった?」

 証人「そうですね。陸山会の収支報告書の事件については、私の(大久保元秘書についての)調書がなければどうしようもない、という状況ではなかった。そちらではなく水谷(建設)の裏献金問題が大事だった。(陸山会事件については自分が担当した段階で)ほとんど『半割れ(半分程度自白している状況)』で翌日(22日)に割れ、『弁護士に相談したい』『どうぞ』。それで、翌日(23日)に応じました。そういう流れです」

 指定弁護士「いわば、あっさりと調書を作成したと?」

 証人「企業献金の話とは比較にならないほど(態度が)柔らか。献金問題については固かったですが」

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2011.12.16 13:23 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

《調書が作成された23日、夜間の取り調べはいったん中断された。前田元検事はその間に、小沢被告が任意聴取後に開いた記者会見の様子を確認していたという。大久保元秘書は今回の第6回公判で「中断後、前田検事は『(小沢さんが)我々を欺こうとしている』などと憤った様子だった」などと述べ、前田元検事が威迫を強めたと証言している》

 指定弁護士「なぜ取り調べを中断したんですか」

 証人「私の記憶では、中断までにこの日の聴取を取り終えていました。それで、東京地検の■■キャップ(法廷では実名)に報告を上げようと、拘置所から電話をしました。ところがつながらない。報告する相手がいない。そんな中で、記憶では○○検事(同)からだったと思うが、情報が入ってきた。どうも、今日小沢の調べを■■がやっているらしい、それで連絡がつかない、と」

 「私はびっくり仰天でした。小沢の調べをやることは、捜査班の我々も教えてもらっていない。マスコミにかぎつけられるかもしれないので、トップシークレットで、秘密保持されていました」

 指定弁護士「大久保さんは『小沢さんの聴取までに自白しないと大変なことになる』と言われた、と話している。全くの嘘ですか」

 証人「完全にすりかえです。なぜ自白したか、調書にサインしたのか、私はその経緯もすべて録取しています」

 指定弁護士「初めて小沢さんの(任意)聴取(の事実)を聞いて、テレビの会見を見たんですね」

 証人「事実です。この日はもう調書をとっているから、これ以上調べなくてもいいや、と思って。(水谷建設の)献金問題については(大久保元秘書は)『コンクリートの塊』で、呼ばれて間もない私に『割ってくれ』(自白をとれ)と言われて割れる状況でもなかったので」

 指定弁護士「大久保さんは法廷で、中断後に前田さんが怒っていた、『どうなるか分からない』と話して供述を迫った、と証言しています」

 証人「でたらめですね。供述を迫ったといって(大久保元秘書が)何を話したんですか。(裏献金についての)調書もとってないじゃないですか」

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2011.12.16 13:23 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

《前田検事は翌24日に、■■主任検事が担当した小沢被告に対する聴取内容のコピーが回って来たと説明。印象について語る》

 証人「分かりやすくいうと、(小沢被告は)ヘタクソな弁解しているな、と。現場が見てどう思うかというと、小沢の取り調べを(■■主任検事が)直接やったのに、小沢を割れていない。否認で帰られている。主任だって割れないじゃん、と士気が下がる。主任だって割れないのに、捜査班が献金問題を割れるのか、と」

 《「ヘタクソ」呼ばわりされた小沢被告は、表情を変えることなく前田元検事の話に耳を傾けている》

 《陸山会事件についての自白調書を取った前田元検事は、24日以降は献金問題についての供述を引き出すのが困難と考え、いったん世間話をする手法に切り替えた。小沢被告の人となりについて語る大久保元秘書の様子が印象に残っているという》

 証人「私の印象では、大久保さんは小沢さんに心酔していました。握りこぶしで親指を上げる『サムアップ』のしぐさで、『親分』という言い方をしていました。小沢さんの過去の実績、『日米何とか交渉で、机を叩いて相手を一喝した』とか、縷々(るる)と話したり。あんた見たんですか、という感じでしたが」

 「それから菅(直人前首相)批判がすごかったですね。とんでもないやつだ、と、延々と。相当な(小沢被告の)シンパだな、と思いました」

 《話が尽きることのない前田元秘書。小沢被告は普段と変わらず無表情で、審理を見守っている》

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【小沢被告第10回公判(4)】

「潮目を変える」はいい表現 自分の逮捕時にも「パクった」

2011.12.16 14:00 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

 (11:00〜11:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続けている》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 《前田元検事は大久保元秘書が小沢被告に心酔していた様子などを語った。その後、指定弁護士側は平成22年1月の逮捕勾留時に作成した供述調書について質問を始める》

 指定弁護士「大久保さんからは、調書を書き直してくれと要望がありましたか」

 証人「ありませんでした」

 指定弁護士「自白の経緯を記した(平成22年)1月26日付の調書は何の問題もなく署名しましたか」

 証人「そうです」

 指定弁護士「弁護士の接見を受けて、もう1度内容を確認しましょうという話はありましたか」

 証人「なかったです。ただ、調書はよく見せてくれといわれ、大久保さんはものすごく丹念に確認していました」

 指定弁護士「大久保さんの調書のなかで『潮目を変える』とありましたが、この言葉はどちらが使いましたか」

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2011.12.16 14:00 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

《ここで指定弁護士は『潮目』という言葉について質問する。この点は第6回公判で大久保元秘書が証人出廷した際にも質問されており、東北出身の大久保元秘書らしい発言として取り上げられた。だが、大久保元秘書は自らの発言であったことを否定、「前田検事が思いついたのでは」と証言している》

 証人「大久保さんが『潮目を変えたい』と言った。潮目という言葉は特徴的だったので調書に入れた。なぜ入れたかというと、それまでの調べて、大久保さんが岩手県の出身で、議員もやっていたと。小学校の授業でもやりますが、三陸海岸の横の方で、暖流と寒流がぶつかるところ(潮目)がある。大久保さんは他にも面白い言い方をしていました。自分のことを『江戸家老』で、地元秘書を『城代家老』。政治献金を『ご浄財』と言っていました」

 指定弁護士「いずれも面白い表現だから調書に取り入れた?」

 証人「そうです。余談ですが、私も逮捕勾留されて、6日目くらいから話し始めましたが『潮目を変えたい』という表現をパクって使いました」

 指定弁護士「あなたが陸山会事件の取り調べでその言葉を知って、自分の供述でも使用したのですね」

 証人「言い方が面白いので使いました。大久保さんの生言葉です」

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2011.12.16 14:00 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《次に指定弁護士側は平成22年1月30日に、前田元検事が大久保元秘書を取り調べた際のことについて質問する。弁護側が冒頭陳述で、前田元検事が「石川が(容疑を)認めている」という「真実に反する」内容を告げたとする部分だ。こうした調べは「切り違え尋問」と呼ばれ、違法捜査にあたる》

 指定弁護士「大久保さんは1月30日の取り調べの際に、『石川さんが(容疑を)認めているといわれた』と証言していますが、あなたは言いましたか」

 証人「分かりやすくいうと聞き違いです。そういうことはありません。1月30日以前に自白調書は存在している。これまで私が法廷に出てこないので、大久保さんに(その発言は)『違う』といえる人がいなかった。まあ、言う機会が設けられなかった」

 指定弁護士「あなたの取り調べ2日目で自白して、3日目に調書を作成していますね。切り違え尋問をする意味はありませんね」

 証人「そうですね。普通そんな尋問をしたら弁護士さんに接見して聞きますよね。『石川はこう言っているのですか』とか。当時、もし(切り違え尋問を)やっていたら、弁護士さんからクレームがあるはずです。でもそんなことはなかった」

 指定弁護士「切り違え尋問をする必要性もないし、そんな危険な行為をする意味がないということですか」

 証人「たった1日だけの調べではないので。今日無理しても翌日の調べがある。弁護士さんに伝わって『調書には絶対サインするな』とか言われるかもしれない。そんなこと(切り違え尋問)をするリスクがある事件ではない。それに私は大久保さんの話を聴いて調書にするだけ。事件を組み立てるのは主任(検事)の責任で、私の仕事ではない」

 指定弁護士「では切り違え尋問をする必要はない?」

 証人「する必要はない」

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2011.12.16 14:00 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《弁護側と大久保元秘書の主張を、前田元検事は真っ向から否定した》

 指定弁護士「取り調べの検事同士で『こんなことをぶつけよう』とか、『なんて言っていた』という作戦会議はあるのですか」

 証人「作戦会議というと格好いいですが、『石川さんはなんて言っているの』とか話をすることはある。(当時取り調べをしていた検事の)期を具体的にいうと、池田さんを取り調べていた△△検事(法廷では実名)は2期上。□□検事(同)は10期上で副部長。(石川議員の聴取を担当した)○○検事(同)は私より期が下なので、結構ぶっちゃけた話はしていました。まあ一番話をしたのは○○ですね」

 指定弁護士「『潮目』という言葉は1月26日の調書にのっているが、大久保さんはその日に言ったのか」

 証人「26日の調書は何日間の調べをさかのぼっている。実際に発してから何日か経っている思う」

 《続いて指定弁護士側は東京拘置所での取り調べの様子について質問を行う。前田元検事は同拘置所では常駐の検察事務官がいないため、1人の事務官が複数の業務を行うことを説明。容疑者の取り調べの際に、検察事務官が取調室の席を外すのは日常茶飯事であることなどを説明した》

 指定弁護士「大久保さんんは(東京拘置所で)調書の中身をどのように閲読していましたか」

 証人「口で言うのは難しいが、1枚1枚カルタのように並べて読んでいた」

 《終始、流暢(りゅうちょう)な口調で話す前田元検事。ただ、1つの質問に対して1人で2、3分しゃべり続けることも多く、指定弁護士側も質問しにくそうだ》

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【小沢被告第10回公判(5)】

裏献金立件“積極派”は特捜部長ら数人だけ…現場は「厭戦ムード」

2011.12.16 14:31 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]

 (11:30〜12:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する、検察官役の指定弁護士の証人尋問が続けられている》

 《大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べの状況についてただす指定弁護士に対し、前田元検事は冗舌に答えていく》

 指定弁護士「大久保さんは調書のチェックを念入りにしていたのですか」

 証人「そうですね。西松建設事件の時は軽率にサインしたのではないかと思いましたね。だから、過去の経験があったのでじっくり見るのは当然だと思いました」

 指定弁護士「調書の中に『規定事項』という言葉がありますが、大久保さんは『前田さんが作った言葉』といっていますが」

 証人「規定事項という言葉は、大久保さんが生で使った言葉です。(大久保元秘書の)前任の秘書の人がいて、『その人のころからの規定事項だったんですよ』という言い方でした。そういうことで自分の関与を薄めるというか、『規定事項ということで自分ではどうしようもなかった』という内容でした。彼のいっている言葉で入れています」

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2011.12.16 14:31 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]


 指定弁護士「詳細を見て大久保さんから何らかの申し入れはありましたか」

 証人「あったはずです。よく読んでいましたから」

 指定弁護士「大久保さんの申し入れを盛り込んで調書を作ったのですか」

 証人「そうですね」

 指定弁護人「今となって『検事が作った』などと言われるのは心外ですか」

 証人「心外ですけども、(被告が)しゃべったことが調書になるわけだけど、(罪を逃れるためには)検事が悪いとか、あるいは検察が悪いとか言わないといけないわけですよね。大久保さんがいろんなことを言っていますが、腹を立てているということはないです」

 《指定弁護士は、さらに細かい取り調べの状況について質問を続ける。大久保元秘書は法廷で前田元検事の調書作成時の様子は「作家のようだった」などと証言している》

 指定弁護士「話を全然聞かずに、調書を作ったのですか」

 証人「違います。聞きながら(パソコンに)入力していきました。私の入力よりも先に(大久保元秘書が)話を続けようとするので、『ちょっと待って』と言ったことはありました。この『ちょっと待って』と言ったときにパソコンを打っているところを、作文をしたと言いたいのでしょうけど、そんなことはありません」

 「大阪地検特捜部に当時いたわけだけども、『なんで自分が東京の事件に…』という思いはありました。だが仕事である以上、淡々と本人(大久保元秘書)の話を聞かなきゃね、と。もし全くのでたらめだったら、もっと本人にとって、もっとひどい内容になりますよね」

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2011.12.16 14:31 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]


 指定弁護士「調書作成の時に『私は作家。司馬遼太郎のようだ。調書作成は作家の時間だ』などと言ったのですか」

 証人「私も新聞報道で見てにやりとしました。確かに司馬遼太郎は尊敬していて、話をしたことはある。私は調書に雑談を盛り込んだりする。たとえば、本件では陸山会の名前の由来を聞いて、それを盛り込んでいる。大久保さんとも『雑談の話を入れるんですね』という話をしたことはありました」

 「司馬遼太郎の小説の何がおもしろいかというと、途中にうんちくが入る。そういうことがあったので、別の事件の被疑者から『(前田元検事が作成した調書は)横の話を入れているのがおもしろい』という評価されたこともありました。そういう話が出たので司馬遼太郎の話をした。『私が司馬遼太郎だ』と言ったというのは、大久保さんがすり替えているけど、実際にそうではないです。何度も言いますが作文であれば、本人にとって不利になるようにします」

 《調書作成について、かつての“エース検事”のプライドをのぞかせ、持論を展開する前田元検事。大久保元秘書の『調書は作られたもの』という主張を否定し続けている》

 《話題は、前田元検事がフロッピーディスクのデータを書き換えて逮捕された郵便不正事件の押収資料改竄事件に移った》

 指定弁護士「あなたは、ある事件の証拠に手を加え、検察を解雇され、服役中ですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ改竄したのですか」

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2011.12.16 14:31 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「話すと5、6時間かかりますが、端的に言うと、検察の体面を保つことと、自身の保身のためです」

 指定弁護士「主任検事として大きなプレッシャーを感じていたのですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「本件でもそうですか」

 証人「それは全然違います」

 「厚生労働省の事件では、大阪高検検事長が積極的で、単独犯ではあり得ないという雰囲気があった。一方で、本件では(ゼネコンからの)裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、東京地検特捜部特捜部長や■■主任検事(法廷では実名)など一部で、現場は厭戦(えんせん)ムードでした。東京高検検事長も立件に消極的と聞いていましたし、厚労省の事件とは比較になりませんでした」

 「大久保さんを取り調べましたが、『とても無理ですよね』と感じました。小沢先生を土曜日に取り調べて、当時の特捜部長だった佐久間(達哉)さんらが東京拘置所に陣中見舞いに来ました。そのとき、私と○○検事(法廷では実名)、△△検事(同)が向かい合って座っていました。佐久間さんは『雰囲気を教えてくれ』ということを言われました」

 「(前田元検事の上司だった)大阪地検の特捜部長であれば、怒鳴られて言えないけど、佐久間さんはそんなことはなかった。『大久保はどう?』と聞かれたので、『頑張ってみますけど難しいです』と暗に立件は無理と伝えました。他の検事も同じようなことを言っていたと思います。一部積極的な人もいたが、小沢先生まで行くことはないと思いました」

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2011.12.16 14:31 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]


 「最初に、■■主任検事が小沢先生を割れませんでした。主任が負けて帰ってきたのに、そんな主任のもとで頑張ろうとは思いませんでした」

 指定弁護士「あなたは無理せずに適正に調書を作成したということですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「東京地検の見立てがまずいと思ったのは、企業献金の筋の見立てが大きいですか」

 証人「そうですね。もっと小沢先生周辺や奥様の資金周りを調べるべきだと思いましたが、それができていなかった。4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついて行けなかったですし、ついて行きませんでいた」

 「個人的には、自由党が解党になったときの政党助成金がたまっているのでは、と考えました。これも妄想ですけど、(捜査が)変な方向に行っているなと思いました」

 《指定弁護士の証人尋問が終わり、大善文男裁判長が休廷を告げた。午前中の審理が終了するまで持論を展開し続けた前田元検事。その様子を、小沢被告はじっと聞いていた。午後の審理は午後1時半から再開し、弁護側の反対尋問が行われる》

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【小沢被告第10回公判(6)】

小沢被告の言葉は「おうっ」が最大限「MAXだ」

2011.12.16 16:20 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]


 (13:30〜14:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、約1時間半の休憩を挟んで、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する弁護側の反対尋問が始まる》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した。弁護側は、前田元検事が大久保元秘書に、陸山会の実際の会計事務を担当していた元秘書の石川知裕衆院議員(38)が収支報告書の虚偽記載を認めていると嘘の事実を告げたと主張している》

 《その上で、石川議員から収支報告書に関し、「小沢先生からお借りした4億円と深沢の土地購入の件は外しています」などと報告を受けたとする供述調書を作って、大久保元秘書に署名させたとしている。弁護側は、争点とされる調書の任意性について追及するとみられる》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促した。小沢被告はいつもの通り、裁判長に深々と頭を下げ、弁護側の席に着いた。続いて、前田元検事が証言台に座った。前田元検事は、当時大阪地検特捜部に勤務。応援で大久保元秘書の取り調べを行うことになった。弁護側は、この点から確認していく》

 弁護人「誰から応援の指示を受けたのですか」

 証人「(証拠改竄事件で犯人隠避罪に問われている)大阪地検特捜部長の大坪(弘道)さんと副部長の佐賀(元明)さんです」

 弁護人「どのように?」

 証人「(実際に応援に入る前の)週末に部長の部屋に呼ばれましたところ、夕方に大坪さんと佐賀さんがビールを飲んでおりまして『まぁ、まず飲んでくれ』と言われました」

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2011.12.16 16:20 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]

 《午前の指定弁護士の尋問に続き、午後の弁護側による質問にも冗舌に答えていく》

 証人「そこで『すまんが行ってくれ』と…」

 弁護人「前田さんは、どうして自分が呼ばれたのだと思いますか」

 証人「東京地検からは大阪から4人ほしいと要請がありました。2人は私と後輩の検事(公判では実名も出す)の2人が名指しされ、あとは誰でもいいということでした。ただ、大阪も4人出すと回りませんから、週明けに2人で折り合いをつけたようです」

 弁護人「もう1人は後輩の検事ですね」

 証人「そうです」

 弁護人「○○事件(法廷では実名)を担当していたのではないのですか」

 証人「よくご存じですね」

 弁護人「(立件に向け)内偵していましたね」

 証人「内偵というか、着手のタイミングが合わないだけだった。私は知恵袋というか、(後輩の検事に)アドバイスをしていた。だから(この事件を)認識はしています」

 《少々かみあわない答えが続くが、男性弁護士は質問を続ける》

 弁護人「この事件は、どうなりましたか」

 証人「もちろん東京に行っている間は、できませんが、東京から戻り、もう一回頑張ろうと練ったが、すぐに厚生労働省の公判が始まり、他の事件はできないとなった」

 弁護人「今も立件されていませんね」

 証人「その通りです」

 弁護人「後輩の検事は陸山会事件の応援で何を担当していましたか」

 証人「捜査では身柄班とそれ以外の在宅班に分かれており、在宅班ではさらにゼネコン班など細分化している。下請け班のどこかに入っていたと思う。捜査体制表をクリアファイルに入れて保存しているが、それを見れば分かる」

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2011.12.16 16:20 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「東京地検特捜部は大阪地検特捜部の捜査を中断させても応援を取るような上位にあるのですか」

 証人「本当にふざけるなという感じですよね。大阪は厚労省事件があっても東京から応援を借りることはないのに…」

 弁護人「東京地検の上級庁も(大阪地検から応援をもらうことを)把握していましたか」

 《前田元検事は、ここで東京地検特捜部長や最高検の担当検事らとのつながりがあり、自分が抜擢(ばってき)されたのではないかと、弁護人の質問の趣旨とは違う回答をする。このため、弁護人は再度同じ質問をするが、結局かみ合わず、他の質問に切り替える》

 《前田元検事は、午前中の公判で、他の検事が作成した調書を見ていたと証言した。また、「作戦会議」のような他の検事との打ち合わせもあったと明かした》

 弁護人「確認ですが、他の検事の調書も見ていたのですね」

 証人「はい」

 弁護人「作戦会議もしていたのですね」

 証人「作戦会議といえば大げさですが、休憩のときには、みんなで昼ご飯を食べるのですが、今は、石川(議員の調べ)はどうなってるのかなと聞くことはあった」

 弁護士「1日のうちどれくらいの時間ですか」

 証人「延べ時間のことですか。昼ご飯のときは15分なり20分なり…」

 弁護人「(石川議員を取り調べた)○○検事(公判では実名)は、どう話していましたか」

 証人「いろいろな話をしましたが…。小沢さんのプラスとマイナスもありますが、両方話していいですか?」

 弁護人「お願いします」

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2011.12.16 16:20 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「石川さんが小沢さんに(虚偽記載を)報告した際、『おう』と言ったとする調書がありましたが、『生の話を記載したのか』と(○○検事に)尋ねたところ、『言っていることを記した』と話していましたね。ただ、『おう』と言っただけでは…と、『石川氏はもっと中身のある話をしていないのか』とも尋ねましたが、『(それで)いっぱい、いっぱい。MAX(マックス)だ』と。小沢さんの起訴は難しいなと感じた」

 《前田元検事は、いったん語り出すと止まらない。「MAX」というのは最大限、精いっぱいの供述という意味なのだろうか》

 《午前の公判で、上層部はゼネコンから5千万円の裏献金を受け取っていたと見立てていたと証言した》

 証人「○○検事も『石川さんが5千万円(の裏献金を)受け取っていた事実はないんじゃないか』と言っていた。副部長の□□検事(法廷では実名)も『おそらくない』という認識で、私のところも大久保さんが500万円を受け取ったのがMAXと言っている。(検事らの)士気は下がっていた。まぁ、とりあえず会議ではなく、こんな感じで他の検事と打ち合わせのようなものをしていました」

 弁護人「前田さんは○○検事に何と話しましたか」

 証人「政治資金収支報告書は、(陸山会の実際の会計担当者の)石川さんで、私(が担当していた大久保元秘書は)のマターは4億円の原資が何かということ。○○検事は難しいといっていたので、頑張れと(励ましていた)」

 《○○検事は前日の第9回公判に証人出廷して証言をしている》

 弁護人「○○検事は調べの検事同士は、一切取り調べの状況を話していないと証言しているが」

 証人「…」

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2011.12.16 16:20 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「他の検事が作成した調書も見ていないと言っていたが、嘘ですか」

 証人「私の場合は、少なくとも小沢先生の調書や石川さんの調書など、当然受け取っていた。他の検事も同様だと思う」

 《男性弁護士の質問は続く。前田元検事が平成22年1月に、東京地検特捜部により行われた小沢被告の1回目の任意の事情聴取を事前に知らなかったとした証言を追及する》

 弁護人「事前に知らなかったのですか?」

 証人「保秘でした」

 弁護人「どうして保秘にする必要があるのですか」

 証人「40人の検事に事務官がつき、100人の捜査体制。そこにマスコミがやってくる。(東京に応援に来て)ウイークリーマンションを借りていたが、(調べから)戻ってくると、記者が待っている。『大久保さんの調べどうでしたか』と。私は口が堅いので完全無視を通したが、地方から来た事務官などもいる。小沢さんの聴取時期という重要な情報が漏れることもある」

 弁護人「マスコミに漏れると何か支障があるのですか」

 証人「マスコミは面白おかしく書くし、事情聴取の時期が漏れれば、口裏合わせをされることもある。いろんなことを考え、保秘にする」

 《大久保元秘書は、前田元検事から小沢被告の1回目の任意聴取の前に、大久保元秘書の調書を作成する必要があると迫られたと主張している》

 弁護人「事前に小沢さんの聴取日を知らなかったとなると、大久保さんに調書作成を迫る必要もないということになりますが…。間違いないですか」

 証人「間違いないですよ」

 《この証言を引き出した時点で、弁護人は小沢被告の任意聴取前の新聞各紙を示す。そこには、事前に聴取日を知らせる内容が記載されている》

 弁護人「これらの朝刊などは、聴取が近いことを記していますよね」

 証人「はい。そのようですね」

 弁護人「トップシークレットではありませんよね」

 証人「私自身は本当に知らなかったんですよ。調べ終えれば、ウイークリーマンションに帰る毎日で、新聞は読んでいませんでした」

 《前田元検事は、きっぱりと否定する。ただ、その後の2回目の小沢被告の任意聴取は、時期は不明ながらも事前に知っていたと証言した。小沢被告は目を細めてじっと前を向いている》
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【小沢被告第10回公判(7)】
「証拠隠しは言ったっけ」「石川議員が『土下座』」…止まらぬ“暴露”


2011.12.16 16:40 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

(14:00〜14:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄(かいざん)事件で実刑確定=に対する弁護側の尋問が続いている》

 《男性弁護士は昨年1月、大久保元秘書の取り調べを行っている際に、前田元検事がすでに郵便不正事件をめぐる証拠改竄を上層部に報告していた点について経過を確認。続いて、東京地検特捜部の連絡態勢について質問するうち、多弁な前田元検事にリードされる形で、話はさまざまな方向に展開していく》

 弁護人「(大久保元秘書の聴取について)東京拘置所の取調室で、ファクスやメールで(上層部と)連絡を取っていたんですね」

 証人「(主任検事の)■■キャップ(法廷では実名)からあーしろこーしろ、と言われた、というのは、さして記憶はないんですよね。私の当時の役回りはある種、(供述を引き出す)職人としての能力を買われていたが、(勾留)初日から(大久保元秘書を)担当していたわけでもなく、とてもできない状況だったんですけどね。一方で石川(知裕衆院議員(38)=同=)さんを担当していた○○検事(法廷では実名)は相当プレッシャーを受けていたみたいで。私は調書の内容もタイミングも任されていましたけど、○○さんはキャップに調書の原案を上げて、『朱入れ』(手直し)をされていた。私はキャップにいろいろ言われた記憶はなくて、任されていたんです」

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2011.12.16 16:40 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「午前中の尋問で、他の検事の取り調べにはいろいろ問題があった、と言ってましたよね。どんな問題があったんですか」

 証人「私がそう思う、ということで事実かどうかは別ですけどね。あいつ。あいつじゃねーや、(石川議員の取り調べを担当した副部長の)□□さん(法廷では実名)から聞いたのは石川さんが調べの途中で土下座した、と言っていたんですよね。(□□検事は、石川議員が水谷建設から)5千万円受け取ったやろ、と言ったら、石川さんが否定して、『この通り、受け取っていない証明として土下座もできる』ということで土下座した、と言っていたが」

 「私の素朴な感覚では、否認していた被疑者が次の日の朝に土下座して『嘘ついてました』というのはあり得るけど、普通はないでしょう。国会議員ですよ、当時。いかがなものかと」

 《前田元検事の“暴露”は止まらない》

 証人「それから、細かく正確ではないが、当時、確か石川さんが陸山会と関係なく、ウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があって。実は贈収賄にはあたらないんですけどね。それを贈収賄として調書を取って、『(収支報告書の)虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と(□□検事が迫った)。それでも石川さんは頑張った。□□検事も『あいつ(5千万円を)受け取ってないんじゃないか』と話していた」

 《大久保元秘書は証人尋問で「担当検事が代わり、小沢さんを陥れようと無理な調べが始まるのではないか、と話した」「(前田元検事から)『あなたは(陸山会事件を)どうしたい』と聞かれた」などと証言。このことについて弁護側が事実関係を問いただすが、前田元検事はこのやり取りを否定した》

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2011.12.16 16:40 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《続いて、男性弁護士は、指定弁護士側が事前打ち合わせ後に裁判所に提出した前田元検事の証言要旨をまとめた書面と、この日の発言の矛盾について追及する。だが、前田元検事は質問に含まれていない特捜部捜査の今回の問題点について言及を開始。以降は前田元検事の独擅場となる》

 証人「1回目(の指定弁護士との打ち合わせでは)はざっくばらんに、捜査の問題点を含めて申し上げた。『私は小沢さんが無罪だと思う』『指定弁護士も職務上大変ですね』と。捜査にいろいろ問題があったことも言いましたし、証拠隠しのことも…言ったかな? 言わなかったかな?」

 弁護人「証拠隠しって何ですか」

 証人「要は、私が裁判官なら、『無罪』と判決を書く。証拠がすべて出されたとしても…」

 弁護人「いや、『隠された証拠』ってなんなんですか」

 証人「私が思っているだけですけどね。判決では検察審査会の起訴議決が妥当だったかどうかも審理されるわけですよね。そこで検察が不起訴と判断した資料として検審に提出されるもので、証拠になっていないものがあるわけですよ。例えば、(自分が取り調べを担当した)大久保さんの調書には全くクレームがないけど、石川さんの調書にはあるんです。弁護士からのクレーム申入書が。でも(指定弁護士との)打ち合わせのときに、指定弁護士は知らなかった。検審に提出された不起訴記録に入っていないから」

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2011.12.16 16:40 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

 「私はクレームが来ていないから胸を張って任意性がある、と言えるんですけど。石川さんの調書に問題があったんじゃないですかね。(石川議員の取り調べに対する)クレームはバンバンあったくらいの印象がある。指定弁護士も調査したら1、2通見つかったと言っていたが、私の印象ではもっとあると思いました。それが証拠に含まれていれば、審査会が見て、調書の信用性は減殺されるわけですよね」

 《前田被告は息つく間もなく、小沢被告を無罪と考える根拠として、立件材料がそろわなかった点を説明する》

 証人「それに、この事件では捜査態勢が、途中でものすごく拡充されたんですよ。(元秘書ら逮捕者の取り調べを行う『身柄班』に対して)『業者班』。ゼネコンや下請けの捜査員を増やした。でも、(作成された)調書が、まー、ないでしょ? 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きのその場のメモということでなく、ワープロで供述要旨を整理していた」

 「水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、となっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこれまでの検察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった」

 《昨日の敵は今日の友。前田元検事の思わぬ“援護射撃”に小沢被告は興味深そうに耳を傾けている》

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【小沢被告第10回公判(8)】
「別の質問をされた方がいいですよ」弁護側に反論、法廷から失笑


2011.12.16 17:07 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

 (14:30〜15:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷し、弁護側が質問を続ける》

 《捜査の現場でのメモの取り扱いの話など、たびたび質問されていないことにまで言及を始める前田元検事。弁護人側は質問の方向を修正するため、話を東京拘置所での取り調べ方針に戻す》

 弁護人「話を戻しますが、検察事務官に(取り調べの際に)席を外させるのは秘密保持のためということを言っていますが、回数は多かったのですか」

 証人「東京拘置所の仕組みを説明しますと…」

 弁護人「それはいいんです。前田さんの判断で事務官の席を外させることはありましたか」

 証人「部屋から出てくれとは言ったことがない。大久保さんが『他の人に話をしにくいな』という話題のときには、事務官が雰囲気を察して(自ら)席を外した。特捜部の事務官はアホではないので」

 弁護人「(大久保元秘書の)調書にある『検事調書は証拠価値が高い』というのは大久保さんから出た言葉ですか」

 証人「それは私が書いたんですよ」

 弁護人「どういうときに言ったんですか」

 証人「大久保さんがそのような趣旨で話したので私が書きました」

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2011.12.16 17:07 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「証拠価値という言葉は専門的な言葉ですが、大久保さんはどういう話をしていたのですか」

 証人「『自白というのは意味がある。サインすることは被疑者として重要。検事の調書は気をつけないといけない』という話だった」

 弁護人「それは大久保さんが言ったのですか」

 証人「そういう趣旨で言っていた」

 《弁護側は、前田元検事が作成した調書の中に、大久保元秘書が供述したのではない部分があるとみて、細かな表現について逐一確認を行っていく。前田元検事が作成した調書の信頼性が問われるだけに、注目が集まる点だ》

 弁護人「先ほどから出ている『潮目を変えたい』という言葉ですが、特徴的だから調書に使ったということですね」

 証人「はい。面白い言葉だったので」

 弁護人「このときの供述調書は、大久保さんが(その後に)供述をひっくり返す可能性があるということで作成したのですね」

 証人「はい。将来的にあると思っていました」

 弁護人「なぜこのような言葉を取り入れたのですか」

 証人「あの、私は検事15年で、特捜は8、9年やってますし、バカではないですから。話を取り入れて信頼性を高めるという意味で取り入れたんです」

 《徐々にヒートアップして口調も反論調になる前田元検事。説明する際も右手を振り回すなどボディーランゲージを交えている。質問する弁護人も気押され気味だ》

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2011.12.16 17:07 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「潮目という言葉ですが、普通は『潮目を変えたい』とは使わず、潮目とは自然に変わっていくものではないですか」

 証人「それは重箱の隅です。答えても前に進みません。別の質問をされた方がいいですよ」

 《人を食ったような前田元検事の回答に傍聴席から失笑が漏れる》

 弁護人「あなたは潮目という言葉を『パクった』とおっしゃいましたね」

 証人「はい」

 弁護人「あなたは逮捕勾留され、取り調べを受けたのは今回(証拠改竄事件)が初めてですね」

 証人「はい」

 弁護人「(大阪地検元特捜部長の)大坪(弘道)さんと(元副部長の)佐賀(元明)さんを尊敬していましたよね」

 証人「…」

 《意味ありげな沈黙に、再び笑いが漏れる廷内。前田元検事は「まあそうですね」と答えた》

 弁護人「2人の関与を認めるのは重大な決意でしたね」

 証人「上司を刺すということなので、そうですね」

 弁護人「その重大な決意をしたときにどうして大久保さんを思い出し、潮目という言葉を使ったのですか」

 証人「大久保さんを取り調べて調書をとった(平成22年)1月30日は、私が佐賀さんに報告した日。1、2月のことは頭に残っている」

 弁護人「あなたは取り調べで『話を作るならばもっとひどいことを書く』と発言したことがありますが、自分で話を作ったことはありますか」

 証人「ないです」

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2011.12.16 17:07 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「ない? 被疑者から聞いてない話で調書を作ったことは1度もないのですか」

 証人「作文ということだと思いますが、聞いた内容を書くのはすべて作文になりますが」

 弁護人「真実と虚構がありますが、虚構の調書は書いたことはないのですか」

 証人「はい」

 弁護人「(郵便不正事件の)村木(厚子)さんの事件では証拠を改竄しましたよね」

 証人「その通り」

 弁護人「証拠として『いやらしい』からということでしたよね」

 証人「その通り」

 弁護人「証拠の改竄は、証拠隠滅罪にあたることはご存じですよね」

 証人「その通り」

 弁護人「他の証拠と整合するように変えましたね」

 証人「その通り」

 弁護人「村木さんの事件以外で証拠改竄をしたことはありませんか」

 証人「ありません」

 《自身が有罪判決を受けた事件以外では証拠の改竄をしていないと主張する前田元検事。弁護側はさらに追及する》

 弁護人「今まで一度もないのに、村木さんの事件の1回だけ。たまたま朝日新聞に見つかったのですか」

 証人「誰が出したかは分からないが、これは改竄を知っている(検事の)誰かが外に漏らした。たまたまではない」

 弁護人「では1回限りのことが発覚したということですか」

 証人「悪いことはやっぱりできませんね」

 《実刑判決を受けながら悪びれる様子もなく、あっけらかんとする前田元検事。別の場面では大善文男裁判長が「聞かれたことだけに答えてください」と注意するなど、質問をはぐらかすケースも多い。これまでの公判を無表情で通してきた小沢被告も、目を開いて前田元検事の話を聞くなど、興味を持っているようだ》

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【小沢被告第10回公判(9)】

データ改竄の上申書「ほぼ全部作り話、真っ赤な嘘」とあっけらかん

2011.12.16 17:49 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

(15:00〜15:17)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は前田恒彦元検事に対する弁護側の反対尋問が続けられている》

 《男性弁護士が証拠改竄(かいざん)事件や、過去に捜査を担当した事件を例に挙げ、前田元検事の作成した調書の信用性について追及。これに弁護側が「本件とは関係ない」と何度か異議を申し立てるなど、やりとりは紛糾している》

 弁護人「大久保(隆規元秘書)さんに、『予備知識がないから話を作れない』と言いましたか」

 証人「予備知識? 私が? 大久保さんに『話を作る』って言ってないですよ」

 弁護人「言ってないんですか?」

 証人「言ってないです。西松建設事件ってどんな事件かというのは聞きました。作るというのは、作文という意味ですか」

 弁護人「そういうことですかね」

 証人「言っていないです!」

 《供述調書の偽造を意味する「作る」という言葉に、猛烈に反発する前田元検事。質問をする男性弁護士に向かって、これまでよりも大きな声で否定した》

 《続いて、弁護側は前田元検事自身の証拠改竄事件についてただした》

 弁護人「平成20年1月29日、(大阪地検特捜部の同僚の)国井弘樹検事から、他の検事に改竄を話したと電話がありましたね」

 証人「はい」

 弁護人「2月1日か2日には、国井検事とデータの一部を書き換えてしまった可能性があるという筋書きについて話をしましたか」

 証人「2日ですかね。筋書きの話は事実です」

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2011.12.16 17:49 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「この筋書きは東京拘置所で(大久保元秘書の取り調べと)平行して作りましたか」

 証人「いや、そうではないです。調べの合間というか、取り調べの部屋には誰もいない状態で作りました。当時上司だった佐賀(元明・元大阪地検特捜部副部長)さんに『嘘の筋書きを作っておけよ』といわれて作りました」

 弁護人「嘘の筋書きを文章化したのは2月8日ですね」

 証人「そうですね」

 《ここで、弁護側はこの嘘の筋書きを書き並べた上申書を証拠として示そうとするが、指定弁護士側はこれに反発。「本件とどう関わりがあるか、供述を取ってから示すべきだ」と主張した》

 《一方、弁護側は「信用性を争うために必要」と再反論するが、大善文男裁判長は、上申書を示さずに本件との関わりをただすように弁護側に指示した》

 弁護人「大阪に帰って上申書を書いたんですか」

 証人「そうですね。でも、やっぱり(上申書を)示した方がいいと思うんですよ。もっと他に聞くことがあると思いますから。何があったのか、全て話そうと思ってここに来ていますから」

 《すこしあきれたような口調でこう口にする前田元検事。弁護側と指定弁護士側の緊迫したやりとりを一気に覆すような発言に、傍聴席から笑いが漏れる。大善裁判長がここで直接、前田元検事に質問した》

 裁判長「上申書がどういうものか覚えていらっしゃいますか」

 証人「(データの書き換えが)実際は故意犯だったのを、過失犯だったかのように嘘の筋書きを書いたものです」

 裁判長「内容は記憶にあるのですね。では、弁護側はそのまま質問を続けてください」

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2011.12.16 17:49 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「ご希望に添って簡潔に質問します。上申書には『フロッピーのデータを過誤により改変した可能性があります』と書いてありますよね」

 証人「ほぼ全部作り話です。真っ赤な嘘ですね、本当に」

 弁護人「『コピーデータの上書き保存の際、遊び感覚で適当な数字を入れた』というのも作り話ですか」

 証人「そうですね」

 《前田元検事は過失でデータを書き換えたとする上申書を「真っ赤な嘘」と正直に、むしろあっけらかんとした様子で虚偽だと認めていく。この一連のやりとりに傍聴席からは再び笑いが起きた。小沢被告も、にやにやと笑みを浮かべている》

 《しかし、指定弁護士側がここで再び異議を申し立てた》

 指定弁護士「これ以上詳細に踏み込む必要はないと考えます」

 弁護人「本件の取り調べと近接した時期に、検察官として改竄を隠蔽する話をしているんです。関連性はあることは明らかです」

 《大善裁判長は、他の裁判官と小声で話し合い、こう弁護側に告げた》

 裁判長「すでに出ている話だと思いますし、この辺でいいのでは…」

 弁護人「では、もう一つだけお願いします」

 裁判長「では、お願いします」

 弁護人「上申書の中で、『音楽を聴きながら作業していたので、データを上書きしたときに小さい回転音がするのですが、ヘッドホンをしていたので回転音に気づかなかった』とありますが、こういうディテールも嘘ですか」

 証人「音楽を聴いて作業することはありますが、前提が嘘だから、細かいことも嘘です」

 弁護人「(当時の大阪地検の)小林(敬)検事正にも上申書に沿って報告しましたか」

 証人「はい。小林検事正の聞き取りのあと、『報告書にしてくれ』といわれ、上申書を報告書として書き換えました」

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2011.12.16 17:49 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「最初から検事志望だったんですか」

 証人「司法修習生時代ですか。はい」

 弁護人「検事になって14年間勤めたんですね」

 証人「そうですね」

 弁護人「そのうち特捜部は9年ですか」

 証人「はい、約9年です」

 弁護人「あなたは『私の行為で検察の信頼が失墜してしまった負い目を感じている。ですが、特捜部も検察も愛しています』と話されていたようですが」

 証人「はい」

 弁護人「今でもそうですか」

 証人「今でも愛しているからこそ、今、改革が進んでいますが、2点を改革すべきだと思います。一つは、手持ちの資料は全て開示する。検察に不利な証拠があったことが後に判明することは、今の“流行”みたいなものです。私の件をきっかけに大きく検察組織を変えるなら、検察だけの判断で『この証拠は出さない』というのはやめるべきです」

 「もう一つは、強制だろうが、任意だろうが、捜査の様子は可視化すべきです。今回の件でも、大久保さんにはかなりデタラメを言われた。検事が改竄したか、しないかなんてのは不毛なやりとりなんです。だから、可視化を進めるべきです。供述調書も作らずに、録音録画する。そこまで検察が改革に踏み込めるかどうかです。検察、特捜は今でも愛しています」

 「今は被疑者から自白を取った検事が悪いかのように思われている。確かに自白を取ることは被疑者にとってつらいことだけど、真実を引き出そうというのが検察。それが突然、公判で『言ってない』とか供述が覆っておかしくなって、(裁判で証人として)呼ばれる。それは心外です。それを避けるために可視化すべきです」

 弁護人「大久保さんのときは可視化しましたか」

 証人「可視化されていません」

 弁護人「終わります」

 《弁護側が質問を終え、男性弁護士が座ろうとすると同時に、前田元検事の「(可視化を)すればいいのに」というつぶやきが、マイクにのり、法廷に響き渡った。傍聴席からは、また笑いが漏れる》

 《ここで、弁護側の反対尋問は終了し、約30分間の休廷に入った。再開は午後3時50分からで、指定弁護士からの最終尋問が15分間行われることが告げられた》

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【小沢被告第10回公判(10)】
トイレで小用しながら「割れた?」 与太話で情報交換

2011.12.16 18:01 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]


 (15:50〜16:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、約30分の休憩を挟んで、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する検察官役の指定弁護士の再尋問が始まった》

 《前田元検事は、今公判で、平成22年1月に東京地検特捜部によって行われた小沢被告の任意の事情聴取を事前に知らなかったと証言した。指定弁護士はこの点をまず確認する》

 指定弁護士「まず1点。事前に、(小沢被告を近く聴取するという)報道があったにもかかわらず、知らなかったのですね」

 証人「そうです」

 指定弁護士「小沢被告側の弁護人と日程調整もするのですね」

 証人「先ほど、私は検察幹部がマスコミに漏らしたような話もしましたが、弁護士が記者に漏らすことも考えられます。ただ、いずれにしましても、私は知らず、驚いたということです」

 指定弁護士「検察はトップシークレットで下の者には伝わっていなかったのですね」

 証人「そうですね」

 《続いて、指定弁護士が事前に前田元検事に面会し、どのような内容の質問を本日行うのかを裁判所に提出した書面について尋ねていく》

_________________________

2011.12.16 18:01 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《前田元検事が公判で書面に記されている取り調べの場面と、若干違う証言を繰り返している。前田元検事は当時、大阪地検特捜部で勤務。東京地検からの応援要請を受けて、途中から陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 指定弁護士「書面では、大久保さんに対し『(事件の)予備知識もないので(供述調書に)嘘を書けないし、正直に話してほしい』との内容になっているがこちらも違うのか」

 証人「『話を作ることはないので』と、このようなニュアンスは指定弁護士の先生に説明したような気がしますが、手持ちがないので嘘を作るというようなやり取りを大久保さんとした記憶はありません」

 指定弁護士「大久保さんに対し、『あなたはどうしたい?』と質問したとも書面にありますが…」

 証人「私の記憶では、少なくとも指定弁護士の先生に、そう言ったという記憶はありません」

 《指定弁護士は、前田元検事が作成した大久保元秘書の調書についての細部の再確認も行う》

 指定弁護士「調書にはあなた(前田元検事)の発言が、(真実を語る)背中を押したとする内容もありますが…」

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2011.12.16 18:01 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 証人「(そういうやり取りが調書に)あったか、すら覚えていない。あったのではないかと言われれば、書いているので、あるのでしょうが…。私は、ものすごく些末なことだと思いますが」

 《前田元検事は、公判で他の検事が作成した調書などの資料も見ていたと証言。さらに、陸山会の実際の会計事務を担当していた元秘書の石川知裕衆院議員(38)の聴取を行った○○検事(法廷では実名)に捜査状況を尋ねていたことを明かした。指定弁護士側はこの点も確認する》

 指定弁護士「○○検事が実際に資料を取り寄せていたことは確認しましたか」

 証人「確認はしていません」

 指定弁護士「調べ官の横のつながりは定期的にありましたか。例えば、ミーティングとか」

 証人「ミーティングとかはありません。ただ、みな東京拘置所に出勤し、夜遅くまで缶詰なので、一緒に過ごす時間が多くなるわけですよね。私は△△検事(法廷では実名)とは面識がありましたが、○○検事と副部長の□□検事(同)とは面識がなかった。最初はぎこちないが、一緒に昼ご飯を食べるにつれ、いろいろと聞くようになる。与太話で『今どんな感じ。認めているの?』とかを自然と聞く。トイレで小用をたしているときとか、『割れた?』とかも聞く。割れないと思っているものの、割ってほしいというのが事実ですし」

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2011.12.16 18:01 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 《続いて、弁護側が簡単な事項を確認し、指定弁護士側、弁護側双方の前田元検事への尋問が終了。左陪席の裁判官の質問に移行した》

 裁判官「前任の検事からの本件、政治資金収支報告書虚偽記載について、具体的にどのように引き継ぎを受けたのですか」

 証人「本件そのものの認否については、文言はどうあれ、留保しているという趣旨だった」

 裁判官「あなたが尋ねた際、(大久保元秘書は虚偽記載について)『思いだしているところだ』と説明したのですよね」

 証人「はい」

 裁判官「その後、認めた際には、どのようだったのですか」

 《問題の土地を購入する際、小沢被告は4億円の資金は用意していたが、その後、りそな銀行からも、定期預金を担保に、同額の4億円の融資を受けている。土地の登記は、代金を支払った翌年の1月にずらされている》

 証人「結局、自分が考えたことではなく、『石川(議員)がこういうスキームを作った』と。石川(議員)いわく『これが小沢先生のためになる』と説明を受けたと話していました」

 《裁判官の質問が続く》

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【小沢被告第10回公判(11)完】
検察は皆「小沢」と呼び捨て 小沢被告も苦笑い

2011.12.16 18:18 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

前のニュース

 (16:20〜17:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄(かいざん)事件で実刑確定=に対する裁判官の尋問が続いている》

 《左陪席の裁判官は、前田元検事が大久保元秘書の取り調べ初日に、「あなたは事件をどうしたいんだ」と尋ねた事実があったのかを確認し、前田元検事は記憶になく、あったとしても事実に反する供述を誘導する趣旨ではなかったことを強調する》

 《裁判官は続けて、佐久間達哉・東京地検特捜部長が東京拘置所を訪れ、事件についての見立てを説明した状況について尋ねていく》

 証人「(見立ては)妄想かもしませんが。小沢、小沢先生には申し訳ないが、検察はみな小沢と呼び捨てにしていますが、(特捜部長は)『小沢は当然分かっている』と。ダム工事の謝礼を秘書個人に渡すわけがない、そういう金だから(収支報告書の虚偽記載で)隠す、という見立て。だから(土地購入の原資が)業者からの4億円でなければ、見立ては崩れると」

 裁判官「(石川議員の取り調べを担当した)○○検事(法廷では実名)も聴いていたんですね」

 証人「会議室で。そうです」

 《左陪席の裁判官は最後に、この日、前田元検事が長々と続けた捜査批判について質問する》

 裁判官「今日は陸山会事件についての捜査の問題点を話されていましたが、何か言い残したことはありますか」

 証人「はははっ。抽象的な質問ですね。えーと…」

__________________________

2011.12.16 18:18 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


 裁判官「あ、なければ結構です」

 《続いて右陪席の裁判官が質問する。はじめに、大久保元秘書が容疑を認める調書に署名した昨年1月23日、同日に小沢被告の任意の聴取が行われることを事前に知っていたかどうかについて尋ねる。大久保元秘書は「小沢先生の聴取前に容疑を認めるよう強要された」と主張、前田元検事は「『トップシークレット』で聴取の予定自体を知らなかった」と反論している》

 裁判官「弁護側が示したように、(前々日と前日の)21日と22日にも新聞報道がありました。見ていないんですね」

 証人「はい。新聞自体一切見ていないし、普段から買っていません」

 裁判官「インターネットのニュースでも見ていませんか」

 証人「当時一番関心があったのは(自身が捜査に関与していた)厚労省(の郵便不正事件)でしたが。それも見た記憶がありません」

 裁判官「事務室とか、他の検事が話題にしていませんでしたか」

 証人「当日までありませんでした」

 《大久保元秘書は証人尋問で、弁護士を信用しないよう繰り返し言われ、「マインドコントロール」を受けた、と話していた。右陪席の裁判官はこの点についても尋ねる》

 裁判官「弁護士を信頼し続けると不利になると、大久保さんが印象を受ける言い方をしたことはありませんでしたか」

 証人「信頼してはいけないとは言っていません。ただ、小沢さんの記者会見で同席していた弁護士が、大久保さんの弁護士と一緒であることを知って、『利益相反』だということは言いました。私だけでなく、他の検事も言っていた。『なぜあなたの弁護士が小沢さんの弁護士をしているんだ』と大久保さんに言ったことはあります。それに…」

 裁判官「他にはありませんね」

____________________

2011.12.16 18:18 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 証人「ありません」

 《すぐに話が脱線する前田元検事を止めようと証言を遮る裁判官ら。最後に、大善文男裁判長が質問する》

 《関心を向けたのは、前田元検事の取り調べの中で、大久保元秘書に対する威迫の有無。石川知裕衆院議員(38)=同=や池田光智元秘書(34)=同=の供述調書の作成状況を把握していたことを確認し、質問する》

 裁判長「他の人がここまで話しているというのは、頭に置いて調べているわけですね」

 証人「『当て調べ』(他の被疑者の供述を聞かせる取り調べ手法)ということなら、それはやっていません。信用性の問題があり、(他の秘書らの)嘘の可能性もある。当てるのは怖い。大久保さんが言っていることも、合っているか分からないですから」

 裁判長「頭に入っていれば、心理として供述をぶつけることはありませんか」

 証人「心理としてはあるが、やってはいけないときもある。実際にやるかは別です」

 《大善裁判長は、昨年1月23日、前田元検事が小沢被告の会見をテレビで見た後、小沢被告に対し激しく憤っていたという大久保元秘書の証言について尋ねる》

 裁判長「小沢被告の会見をテレビで見てから、大久保さんに感想をぶつけたことはありますか」

 証人「会見に大久保さんの弁護士が同席していた。それを言ったのは間違いありません。中身で明確にこう言った、という記憶はありませんが、何か(感想を)言っても不思議ではない状況とは思います」

 裁判長「小沢さんや共犯の処分の見通しについて、大久保さんに話したことはありますか」

 証人「ないですけれども。大久保さんは私を見て、検察は小沢さんを起訴しないと推測したかもしれない。私がこれまでの検事に比べて『やる気ないな』という感じだったので。私が逆の立場ならそう思う。キリキリやらないので、小沢さんを起訴しないと考えられてもおかしくないです」

____________________

2011.12.16 18:18 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 《裁判長の質問はここで終了。弁護側が補足として、会見のテレビを見て、小沢被告と大久保元秘書の弁護士が同一であることに気づいた理由を質問し、前田元検事は「複数の検事から、弁護士が同じということを話で聞いていた。誰に、いつ聞いたかは覚えていない」と返答した》

 《証人尋問がすべて終了し大善裁判長は5分間の休廷を告げる》 

 《午後4時48分。休憩を挟み、審理が再開した。大善裁判長が、弁護側が申請していた証拠書類3点を採用した。内容は石川議員らの取り調べを行った検事2人に関するものだ。弁護側は2人がかかわった別の事件で、容疑者の取り調べで威迫や利益誘導があったと指摘。この公判で証拠として出されている2人が作成した調書について、信頼性が疑われるとしている》

 《大善裁判長は新たな公判期日として来年2月17日に審理を追加した。指定弁護士が請求した石川議員、大久保元秘書、池田元秘書の供述調書の採否の判断を行うとしている》

 《この日の審理はすべて終了した。これまでの公判とは違い、多弁な前田元検事の話を聞いたり、苦笑したりしていた小沢元被告。すでに10回もの公判を経験しているほか、この日は自分とかかわりのない証人だっただけに、緊張はなかったようだ》

 《しかし、閉廷後はいつものように無表情に戻り、退席する傍聴者や報道陣の様子を目で追っていただけだった。次回公判は20日午後1時10分から。指定弁護士側、弁護側の双方が申請した会計学の専門家が証人として出廷する予定だ》

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小沢裁判:法廷で田代・民野検事の犯罪明らかに

  • 2011/12/15(木) 19:04:27

 小沢裁判を傍聴して、検察官の取調べや虚偽報告書などの検事の犯罪にもあたる事実が明らかになった。

動画にアップしたので見て欲しい。特に、4・5・6動画は必見!

検察審査会の議決の判断となった特捜部長への報告書が田代検事により、事実にないことが報告された。その捏造報告書により検察審査会の議決が決定したという驚くべき事実!

 また、石川議員の女性秘書の取調べにあたった民野検事の異常さ。検察に軟禁状態にして、こんなことが許されるのかと権力の間違った行使がはっきりわかる。ネットで知った内容よりさらに驚く事実だった。

今日は、石川議員の取調べにあたった田代検事により検察審査会決定の判断材料となる虚偽報告書の存在と石川議員の女性秘書が検察内に軟禁状態にされての犯罪ともいえる民野検事の取調べが明らかになったが、この裁判から検事の犯罪ともいえる取調べの実態が国民に知らされることだろう。

果たして既存メディアはどのように取り上げるだろうか?

明日はいよいよ前田検事の登場だ。

ぜひ傍聴券が当たることを祈っている。

今日は当選率が2倍ぐらいで当たることができたが、明日は3倍を超えるのではと思うと悲観的になってしまう。

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小沢裁判1 田代検事と石川さんの秘書が証人?


小沢裁判2 くじが当たって 田代検事と石川さんの秘書が証人


小沢裁判3 田代検事と石川さん秘書


小沢裁判4 検審議決の根拠の虚偽報告書が明らかに


小沢裁判5 民野検事の検察内での女性秘書軟禁などの事件


小沢裁判6 民野検事の検察内での女性秘書軟禁などの事件


産経ニュース

女性秘書の供述についての詳細についてまとめられている部分

http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121517590017-n1.htm 



「ホニャララの被疑者として取り調べる」 特捜調べに女性秘書“絶望”

2011.12.15 17:58 (1/5ページ)[小沢被告 第9回]

 (15:45〜16:15)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、約30分の休廷を挟んで、石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する、弁護側の質問が始められる》

 《弁護側は、東京地検特捜部が平成22年1月に女性から任意で事情聴取した際に、被疑事実とは異なる内容の調べを行ったと主張している。さらに、女性が保育園に子供を迎えにいかなければならなかったのに、午後1時から午後11時まで取り調べを行い、石川議員に心理的な圧迫を与えたと主張している》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促す。小沢被告は裁判長の前を通る際に深々と一礼し、弁護側の席着いた。その後、女性が入廷し、証言台に着いた。女性は黒のスーツに身を包み、黒の長い髪をきちんと整えている。女性弁護士が立ち上がって質問を始める》

 弁護人「出身地はどこですか」

 証人「北海道です」

 弁護人「最終学歴を教えてください」

 証人「立命館大学文学部です」

 弁護人「卒業は、いつですか」

 証人「1998(平成10)年9月です」

 弁護人「その後は?」

 証人「民主党の国会議員秘書をしています」

 弁護人「公設秘書ということですか」

 証人「はい」

 弁護人「だれの秘書ですか」

 証人「石川知裕の政策秘書です」

 弁護人「いつからですか」

 証人「2007(平成19)年3月27日です」

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2011.12.15 17:58 (2/5ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「当選したときからということですね」

 証人「はい」

 《女性弁護士は経歴から確認し、女性秘書は小さいながらもはっきりした声で質問に答えていく》

 弁護人「政策秘書とは、どのような仕事ですか」

 証人「政策の立案やアシスタント、スケジュールの管理などです」

 弁護人「仕事場は?」

 証人「議員会館です」

 弁護人「家族構成を教えてください」

 証人「夫と子供2人です」

 弁護人「子供はおいくつですか」

 証人「7歳と5歳です」

 弁護人「保育園に入れているのですか」

 証人「はい。保育園です」

 弁護人「家事は夫婦で分担しているのですか」

 証人「夫は平日、湯河原にいますので、平日は私が家事をしています」

 弁護人「そうした状況はいつからですか」

 証人「7年前からです」

 《女性弁護士は質問を繰り返しながら徐々に、問題に触れていく》

 弁護人「あなたは東京地検特捜部の調べを受けていますね」

 証人「はい」

 弁護人「何回ですか」

 証人「2回です」

 弁護人「最初の調べはいつですか」

 証人「昨年の1月26日です」

 弁護人「どのように呼ばれたのですか」

 証人「その日の午前10時に、▲▲(法廷では実名)と名乗る人から、私の携帯に電話がありました」

 弁護人「何と?」

 証人「午後1時45分に検察庁に来てくれということでした」

 弁護人「何のためとの説明でしたか」

 証人「何のためか分かりませんでしたので、『資料の返却ですか』と尋ねました」

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2011.12.15 17:58 (3/5ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「すると?」

 証人「『はい』と言っていました」

 弁護人「今までにも資料の返却に(検察庁に)うかがうことあったのですね。これまでとの違いはありましたか」

 証人「はい。普段は時間を一方的に指定することはありませんでしたので、心配になりました。なので3回ほど、資料の返却か確認しましたが、そうですとのことでした」

 《女性弁護士は呼び出し段階から不審な点があったと強調したい構えだ》

 《女性秘書は資料の返却と思っていたため、軽装で名刺入れなどが入る小さなバッグ1つだけを持って指定された時間に行ったと主張。財布も持っていなかったという。だが、受付を終えると9階の検事の部屋に通された。自己紹介して初めて▲▲が検事であることを知ったとする。▲▲検事は身長は180センチぐらいで、眼鏡をかけ、女性秘書は「かっぷくがよかった」と証言した。▲▲検事は、まず女性秘書に対して「何で呼ばれたか分かりますよね」と切り出してきたという》

 弁護人「あなたは何と答えたのですか」

 証人「…。何で呼ばれたのか分かりませんと、資料の返却ですよねと逆に尋ねました」

 弁護人「▲▲検事の答えは?」

 証人「違いますと。あなたにお話ししてもらわないとならないことがあると言っていました」

 《続いて、女性秘書は名前や戸籍などを紙に記入させられたという》

 弁護人「その後は?」

 証人「取り調べを始めると告げられました」

 弁護人「何についての取り調べですか」

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2011.12.15 17:58 (4/5ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「ホニャララ、ホニャララの被疑者として取り調べると」

 弁護人「ホニャララとは何ですか」

 証人「わざとゴニョゴニョと聞きづらくしていましたし、被疑者のところだけ大きくしていましたし…」

 《その後、▲▲検事は六法全書を開いて、黙秘権を説明し、聴取を始めたという。女性秘書は再び容疑を尋ねたが、▲▲検事は答えなかったとする。そして、持ち物を検査され、携帯電話も目の前でディスプレーを見せ、消すことを要求され、女性秘書は従ったと主張する》

 弁護人「(記入した経歴を記した)紙について質問がありましたか」

 証人「はい。紙に基づいて経歴を確認していきました」

 弁護人「その後のやりとりは?」

 証人「資料の返却に来ただけと思っていたので、取り調べならば、連絡をさせてほしいと懇願しました」

 弁護人「(▲▲検事の)反応は?」

 証人「駄目だと」

 弁護人「理由は?」

 証人「あなたに権利はないと。被疑者なら、せめて弁護士にも連絡させてくれと言いましたが、それもできないと言われました」

 弁護人「それで何と?」

 証人「▲▲検事は、私に『自分のことは自分が分かっているだろうから、自分から話せ』と。ただ、まったく思い当たることがなかったので黙っていました」

 弁護人「膠着(こうちゃく)状態が続いたのですね。▲▲検事の反応は?」

 証人「一方的に自分が検事になった理由などを話していましたが、だんだんとイライラされて、何で黙っているのかとヒステリックになりました」

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2011.12.15 17:58 (5/5ページ)[小沢被告 第9回]
 《その後も、膠着状態が続き、2、3時間が経過したという。ここで、女性秘書は1回目のトイレ休憩を許され、こっそりと携帯で連絡を取ろうとしたが、圏外で無理だったという》

 弁護人「どう感じましたか」

 証人「絶望を感じ、被疑者を受け入れるしかないと考えました。そして、話せることは話すので、質問してほしいと訴えました」

 《その後も具体的な質問はされず、保育園への子供の迎えを誰かに頼まなければならないと、外部への連絡を懇願し続けたという》

 《だが、▲▲検事は「人生そんなに甘くはない」「自分が悪いんだから泣いても無駄だ」などとして、なかなか応じなかったとする。ただ、ようやく夫への連絡や事務所への連絡を許され、質問が始まった》

 証人「資料を出してきてそれを元に質問がありました」

 弁護人「資料とは」

 証人「通帳のコピーのようなものでした」

 弁護人「誰の名義か分かりましたか」

 証人「やり取りの中で石川の政治団体のものだと分かりました」

 《通帳には、女性秘書が何かを書き込んだ跡があったという》

 弁護人「どんなことを聞いてきたのですか」

 証人「何を問題にしているのか分かりませんでした。(書き込みは)あくまでも私のメモ。収支報告書は帳簿を見てつけるので、それを持ってきてほしいと言いました」

 弁護人「すると」

 証人「▲▲検事は事務官に指示して押収した段ボールを何個か持ってこさせていました」

 弁護人「帳簿は見つかったのですか」

 証人「入っていませんでした」

 弁護人「帳簿が入っていないことも知らなかったのですね」

 証人「はい」

 《女性弁護士と女性秘書のテンポのよいやり取りが続く。小沢被告は女性秘書の横顔を見つめながら、公判の推移を見守っている》

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【小沢被告第9回公判(11)】
「こんなかわいい子供たちが…犯罪者の子供に…」 にやにや顔で女性秘書を「圧迫」

2011.12.15 18:37 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]
前のニュース

 (16:15〜16:45)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《昨年1月26日に東京地検特捜部の参考人聴取を受けた女性秘書は「参考人」ではなく「被疑者」として扱われ、保育園に子供を迎えにいかなければならないのに、午後11時ごろまで帰してもらえなかったとされる。弁護側は「特捜部は何でもできるところだ、捜査の拡大がどんどん進む」という心理的な圧迫を石川議員に与えたと主張している》

 《女性秘書は、取り調べを担当した▲▲検事(法廷では実名)から、家族の写真が入ったUSBメモリのデータを見せるよう要求されたといい、その時の状況を「悲惨」だとして詳細に語っていく》

 弁護人「▲▲検事は家族の写真を見て、何と言ったんですか」

 証人「(▲▲検事は)『こんな…かわいい子供たちが…』」

 《女性秘書は涙で声を詰まらせ、続ける》

 証人「『犯罪者の子供ということになったら、どう思うだろうね』、と…」

 弁護人「どんな表情でしたか」

 証人「にやにやしながらでした」

 《女性秘書はそのやり取りの際、すでに午後8時を回っていたと説明。▲▲検事は家に帰ることも、電話で連絡を取ることも認めなかったという》

 証人「どうしても帰りたい、と言ったら、(▲▲検事は)『人生そんなに甘くないよ』と。せめて子供が無事に家にいるか、確認させてほしいとお願いしましたが、初めのうちは『そんな権利はない』と。そのうちに私が過呼吸のようになり、『夫になら電話してもいいぞ』と許されました」

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2011.12.15 18:37 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《午後9時を回っても、夕食をとらないまま取り調べは続いたという。朦朧(もうろう)とする意識の中、女性は座る姿勢について強い叱責を受けたエピソードを語り始める》

 証人「机の下に手を置いて、ぎゅっと握っていました。急に机をボンッとたたかれて『話を聞く態度じゃない』と注意されました。さらにその後、背もたれに体を寄せると、またボンッと机をたたかれ、『人の話を聞く姿勢じゃない。背筋を伸ばせと言われました』」

 弁護人「(同席する)検察事務官の様子はどうでしたか」

 証人「夕方くらいからコックリコックリしていて、午後7時半以降は机に足を投げ出して寝ていました」

 弁護人「▲▲検事は注意しないんですか」

 証人「しません」

 弁護人「聴取のメモは誰がとっていたんですか」

 証人「誰も取っていません。事務官のノートパソコンも閉じたままになっていました」

 《午後10時を回り、取り調べはすでに9時間を超える。女性秘書はようやく弁護士に連絡をとり、「脱出」するまでの経緯を語っていく》

 証人「もう帰ります、と強く主張したところ、▲▲検事は『本当に、本当に、石川(議員)の心証が悪くなってもいいんだな。石川がどうなってもいいんだな』と、立ち上がって何度も言いました」

 弁護人「それで思いとどまったんですか」

 証人「帰れる権利はあると思い、弁護士に電話しました。体は硬直し、手が震え、(携帯電話の)電源を入れるのも大変でした」

 弁護人「▲▲検事はどうしていましたか」

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2011.12.15 18:37 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「『そんなことをしていいと思っているのか』と大声を出されましたが、制止を振り切りました」

 弁護人「さすがに手は出してこなかったですか」

 証人「はい」

 弁護人「弁護士に何と言われましたか」

 証人「(午後10時をすぎ)そんな時間に検察庁にいることに驚いた、と言われました」

 《すぐに主任検事に抗議した弁護士から、間もなく女性に着信があったという》

 証人「『(主任検事が)あなたはもう帰ったと言っている。本当に検察庁にいるのか』と聞かれました。そこで携帯電話を▲▲検事に渡しました」

 弁護人「2人のやり取りは聞こえましたか」

 証人「(弁護士の)先生は大声で抗議していたので聞こえました。『参考人として呼んだのか、被疑者として呼んだのか』と聞かれ、▲▲検事は『参考人』と答えていました」

 《弁護士と▲▲検事のやり取りが終わっても、女性秘書の期待に反し、部屋を出ることはかなわなかったという》

 証人「無事帰れると思って立ち上がったところ、ドアの前で通せんぼされ『座れ』と言われました。私を見下ろしてにやにやし、『弁護士に頼ってもムダだということが分かったでしょ』と続けました」

 《その後、午後11時ごろになり、部屋にかかってきた内線電話で▲▲検事の態度が急変。女性は家に帰ることを許されたという。所持金もなく、歩いて議員会館に戻ったと振り返る》

 《精神状態が不安定になり、左耳も聞こえない状態になったという女性秘書は、翌日に約束されていた取り調べをキャンセル。質問に立つ女性弁護士は、女性秘書が通院した際の診断書を示し、取り調べで受けたショックの大きさを強調する》

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2011.12.15 18:37 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《同月31日に2度目の取り調べを受けた女性秘書は、聴取に応じた理由について「弁護士から『聴取を拒否すれば逮捕されるかもしれない。石川議員に何があるか分からない』と説得された」と説明。最後に、取り調べが与えた子供への影響を問われ、再び声をふるわせる》

 証人「取り調べからしばらくの間、保育園に送っても私の足から離れませんでした。『ママがまた帰ってこなくなる』と、泣いて離れませんでした」

 弁護人「子供は当時、いくつでしたか」

 証人「3歳と5歳です」

 《ここで弁護側の証人尋問は終了。検察官役の指定弁護士側が女性秘書に尋ねていく》

 《指定弁護士は、女性に対する聴取の目的が、陸山会事件とは別に、石川議員の政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑にあったことを確認。女性が管理していた石川事務所の銀行通帳の中で、献金を受けた相手の名前などが記されたメモ書きが消されている点について尋ねる》

 弁護人「石川さんの政治資金として入金されたものが、収支報告書に記載されていない。その入金者の名前をあなたが消した、という問題があったんじゃないですか」

 証人「やっていないので、そういう認識はありませんでした」

 弁護人「検察側はそういう認識で聴取していたんではないですか」

 証人「そういう疑いで取り調べをしている、と2回目の取り調べで説明を受け、納得しました」

 弁護人「事実として、通帳のメモを消したことはありますか」

 証人「あります」

 《午後5時近くになり、小沢被告も肩や首を繰り返し動かすなど、疲労の色がにじむ》

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【小沢被告第9回公判(12)完】
家族写真入りUSBメモリも押収 弁護士「検察は何するか分からない」
2011.12.15 18:53 (1/3ページ)[小沢被告 第9回]


 (16:45〜16:55)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、証人として出廷した元秘書の石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する、検察官役の指定弁護士側の質問が続いている》

 指定弁護士「取り調べのときは陸山会とは全く関係のない話を聞かれたのですね」

 証人「関係ない話でした」

 《男性の指定弁護士の質問が終わると、隣に座る別の男性指定弁護士が「では私から」と立ち上がり、質問を続ける》

 指定弁護士「あなたは大学卒業後、すぐに政治家の秘書になられたのですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「あなたが秘書として勤めた方を具体的に教えてください」

 証人「はい。(元)参院議員の円より子、衆院議員の田名部匡代、衆院議員の橋本清仁、衆院議員の首藤信彦。そして石川知裕です」

 指定弁護士「計何年勤めていますか」

 証人「13年です」

 指定弁護士「秘書という仕事柄、家に帰るのが遅くなることがありますか」

 証人「あります」

 指定弁護士「体を壊したことはありますか」

 証人「円事務所にいたときに3回入院しました」

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2011.12.15 18:53 (2/3ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川議員の秘書になって経理を担当をしていましたか」

 証人「経理は最初の事務所からやっていました」

 指定弁護士「マスメディアへの対応もやりましたか」

 証人「スケジュール調整もあるのでやりました」

 指定弁護士「あなたは石川議員の会計帳簿を作成していましたか」

 証人「…会計帳簿とは、どういうものですか」

 指定弁護士「政治資金規正法上の会計帳簿です」

 証人「私が管理する団体に関しては担当していました」

 指定弁護士「資金管理団体についてはやりましたか」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川議員から『こうしろ』という指摘されることはありましたか」

 証人「ないです」

 指定弁護士「石川議員が会計帳簿をごらんになるときはいつですか」

 証人「提出前の3月になります。団体によっては6月になりますが」

 指定弁護士「それについて石川議員が『間違っている』ということはありますか」

 証人「ないです」

 《2人目の指定弁護士の質問が終わると、3人目の男性指定弁護士が「よろしいですか」と立ち上がり、質問を始める》

 指定弁護士「平成22年1月26日に検察庁に呼ばれたときのことですが、『返却物があるから取りに来てくれ』ということでしたね」

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2011.12.15 18:53 (3/3ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「はい」

 指定弁護士「あなたの(子供の写真が入った)私物のUSBメモリが検察庁にあった」

 証人「はい」

 指定弁護士「そのときすでに石川議員の事務所が差し押さえられていたのですか」

 証人「そうです。強制捜査を受けていました」

 指定弁護士「あなたにどういう容疑がかかっているのか分からなかったですか」

 証人「分からなかったです」

 指定弁護士「(石川議員の)弁護士から『あなたが行かないと逮捕とか、石川議員に何かあるかもしれない』と言われましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「弁護士はあなたが逮捕される可能性があることを知っていたのではないのですか」

 証人「☆☆弁護士(法廷では実名)はオウム事件の弁護にもかかわったので『検察は免許証記載の住所地と住民票の住所が違うだけで逮捕する。何をするか分からない恐ろしい組織だ。対応した方がいい』と言われたからです」

 《指定弁護士側の質問が終了した。弁護人側もこれ以上の質問はせず、大善文男裁判長が政策秘書の女性の退廷を促した。女性秘書は弁護側に一礼し、落ち着いた足取りで出口に向かう。顔は緊張のためか上気して、赤みがさしていたように見えた》

 《大善裁判長が本日の審理の終了を告げた。小沢被告はこれまでの公判と変わらず、終始無表情を貫いた。次回は16日午前10時から。大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の聴取を担当し、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷する》

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産経ニュース
http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121515180007-n1.htm
虚偽報告書についての詳細がまとめられている部分



【小沢被告第9回公判(5)】
「組織として本気になれば」と再逮捕示唆 特捜検事「客観的な意見」
2011.12.15 15:17 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (13:00〜13:30)


 《資金管理団体「陸山会」をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、約1時間半の休憩を挟んで、再開した。証人として出廷した○○検事(法廷では実名)に対する弁護側の反対尋問が行われる》

 《傍聴人が席に着いた後、小沢被告は午後1時すぎ、やや遅れて入廷した。裁判長への一礼もいつもより軽めで、足早に弁護側の席に向かい、弁護士らに「すみません」と一声かけてから席に着いた。何らかの理由で遅くなったようで、少し息が上がっていた。続いて○○検事が入廷し、証言台に座った。小沢被告は気持ちを落ち着けるように、目をぎゅっと目をつむり、鼻をこすった》

 《男性弁護士が立ち上がり、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=への取り調べについて、○○検事に質問を始めた。まず男性弁護士は、○○検事が検察官役の指定弁護士側の証人として出廷するために、指定弁護士と事前に打ち合わせをしたか尋ねた。○○検事は今年11月から4回にわたり、東京地検で、毎回午後1時から5時ぐらいまでの間、打ち合わせをしたと答えた

 《さらに弁護側は、事前にどのような資料を見たかも尋ね、○○検事は自らが聴取した石川議員の検察官調書などを事前に見たと答えた》

 弁護人「(打ち合わせで)録音(石川議員が取り調べを隠し撮りしたテープ)は再生しましたか」

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2011.12.15 15:17 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「1回あったと思います」

 弁護人「今までその時以外に、聞いた機会はありましたか」

 証人「あります」

 弁護人「いつごろですか」

 証人「録音が存在すると分かった直後に説明を求められたので、そのときに聞きました」

 弁護人「通して聞いたのはそのときだけですか」

 証人「その1回です」

 《弁護人は録音を書面に書き起こした「反訳書」を見たかと尋ね、○○検事は見たと答える》

 《さらに、捜査報告書について尋ね、○○検事は、石川議員の取り調べを行った平成21年12月から22年5月17日までの間に、3〜5通を作ったと答えた。捜査報告書は自身の判断や主任検事の指示で作るとも答えた》

 弁護人「あなたが、陸山会事件にかかわったのは、21年7月から22年5月下旬でよろしいですか」

 証人「はい」

 弁護人「この事件は、収支報告書の虚偽記載と不記載についてと、ゼネコンからのお金の授受ということで、2つの事件があったのですか」

 証人「(小沢被告が提供した)4億円の原資が問題になっていたので、収支報告書の内容とゼネコンからの金銭授受について両方問題になっていました」

 弁護人「裏付けの課程で、水谷建設(の1億円の話)が出てきたのですか」


 証人「はい」

 弁護人「水谷建設のお金の授受について、検察は事件として立件しましたか」

 証人「立件してないと認識しています。客観的にはどうか分かりませんが」

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2011.12.15 15:17 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《続いて弁護側は○○検事が事件に関連してどのような捜査を行ったか尋ねた。○○検事はゼネコンや下請けの従業員、石川議員の後援者など関係者への聴取を行ったと答えた。さらに、弁護側は石川議員の後援者の取り調べについて詳しく尋ねた。○○検事は、21年秋以降に、東京と北海道・帯広の関係者3人を聴取したと答えた》

 弁護人「地検の同僚が、ほかの関係者の取り調べをしているというのは知っていましたか」

 証人「ゼネコンや下請けの関係者は多く呼ばれていると思っていたので、聴取は行われていると思いました。しかし、いつ誰が、誰を調べているかは分かりませんでした」

 《○○検事は、事件を担当していた主任検事を通じて、関係者がどんなことを供述しているかを聞く機会もあったと答えた》

 弁護人「石川さんの周囲にいる秘書に対する聴取は聞いたことがありますか」

 証人「全く知りませんでした」


 《続いて弁護側は、石川議員への取り調べの内容について尋ねていく》

 弁護人「あなたは石川さんに対して『この事件はどう収めるかだ』と言ったことはありますか」

 証人「ありません」

 弁護人「『特捜部はこわい』『捜査が広がる』『何するか分からないぞ』というような、石川さんにそう理解されるような言葉を言ったことはありますか」

 証人「言ったことはありません」

 弁護人「22年5月17日の取り調べの反訳書の72ページで『地検の怖さは身をもって分かりました』と石川さんが言っていましたが、石川さんがそう感じてるとは思いましたか」


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2011.12.15 15:17 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「思いませんでした」

 弁護人「石川さんは『地獄の20日間』と言っていますが、石川さんがそういう状況にいると感じたことはありますか」

 証人「現職の国会議員ですし、相当つらい期間ではあると思っていました。とくに最初の5日間は相当落ち込んでいました」

 弁護人「『特捜部が納得しないと、他にも強制捜査を及ぼさないといけなくなる』というようなことを石川さんに言ったことはありますか」

 証人「言ったことはありません」


 弁護人「直接的ではなくても、そう取られることを言ったことはありませんか」

 証人「ありません」

 《○○検事は弁護側の質問に対し、きっぱりとした口調で言い切った》

 《弁護側は反訳書を○○検事に見せる》

 弁護人「(石川議員の再逮捕について)『組織として本気になったときに、全くできない話かっていうとそうでもないわけじゃない』と言いましたか」

 証人「言いました」


 弁護人「それに類する話を、(石川議員の)身柄拘束中に言っていませんか」

 証人「石川さんが再逮捕を心配して、私に聞いてきたことがありました。私は『分からない、やれる可能性がないとは言えない』と客観的な意見を言いました」

 《弁護側は石川議員が録音したテープの内容について質問を続けた。小沢被告は微動だにせず、目をつぶったままだ》

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【小沢被告第9回公判(6)】

捜査報告書は「虚偽」!? 説得経緯…隠し録音と大きな隔たり
2011.12.15 15:45 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (13:30〜14:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)の弁護側の証人尋問が続いている》

 《石川議員は保釈後の平成22年5月、東京地検特捜部の任意聴取の際、ICレコーダーで、○○検事の取り調べの内容を隠し録音していた。○○検事は、この日の任意聴取の内容を記した捜査報告書を作成しているが弁護側は、この報告書と録音の差異を問いただしていく》

 弁護人「平成22年5月17日の取り調べで、あなたは捜査報告書を書いていますね」

 証人「書きました」

 弁護人「何日に書きましたか」

 証人「5月17日に書き始めまして、何日かかけて完成させたと思います」


 弁護人「何ページの報告書ですか」

 証人「5、6ページだったでしょうか」

 弁護人「あなたが書いたものでしょう」

 証人「5、6ページか、もう少し多い10ページだったか。いずれにしましてもそれくらいだったと思います」

 弁護人「それを何日もかけたのですか」

 証人「別の仕事もしながら、合間、合間に作成しましたので…」

 弁護人「中身は覚えていますか」

 証人「だいたいは把握しています」

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2011.12.15 15:45 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《ここで男性弁護士は、○○検事に、捜査報告書を示す》

 弁護人「1ページ目にあなたの署名と押印があるが、間違いありませんか」

 証人「はい」

 弁護人「東京地検特捜部長あてになっているが」

 証人「そうです」

 《続いて、男性弁護士は捜査報告書の中身を示す。石川議員は11万人の有権者の投票を受けて当選したが、大半は「小沢一郎の秘書」というのではなく、個人を信頼して投票したはずだと、○○検事に言われたことを契機に、調書のサインに応じた−とする内容が具体的なやり取りとともに記載されている。だが、実際の録音にはこうしたやり取りは残っていない

 弁護人「やり取りがないのに、どうして(捜査報告書には)記されているのですか

 証人「やり取りがあったと認識して書いた」

 弁護人「実際のやり取りと異なるのが、記載されたことですか」

 証人「この日の取り調べを一言一句記載したのではなく、思いだし、思いだし記載した。拘留中に話したことや、保釈後に話したことの記憶が混同していたと思う


 弁護人「もう一度聞きますが、5月17日から数日で書いたのですね」

 証人「はい」

 弁護人「5月17日には、どこまで書いたのですか」

 証人「それは記憶にはありません」

 弁護人「虚偽の捜査報告書を書いたのではありませんか」

 証人「そうではありません」

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2011.12.15 15:45 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《弁護人は繰り返し差異を質問し、捜査報告書の信用性がないことを強調したい構えだ》

 《続いて、弁護人は○○検事が石川議員に「(虚偽記載を認める供述を覆し)逆の供述をすれば、火に油を注ぐことになる」などと話したことを追及していく》

 弁護人「(任意聴取の際には)こう伝えたことがありましたね」

 証人「はい」

 弁護人「繰り返し述べましたね」

 証人「それは、石川さんが従前通りの主張だといいながら、実際に調書のサインの段階になると、『4億円を隠すつもりはなかった』などと覆す。その中で何度かやり取りがあった」

 《ここで、弁護人は再び捜査報告書に話題を戻す》

 弁護人「何のために捜査報告書を作っていたのですか」

 証人「調べが終われば、作るように、と指示されていました」

 弁護人「指示はだれからか」

 証人「主任検事です」

 弁護人「あなたは、何日かかけて作るうちに、記憶が混同して、やり取りのない内容を記したということでしたね」

 証人「かいつまんで言えばそうです」

 弁護人「これが検察審査会の小沢さんの起訴議決にも影響を与えた可能性があったと分かっていましたか」

 証人「協議の内容については、分かりません」

 弁護人「可能性の話ですよ」

 証人「可能性の話ならば…」


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2011.12.15 15:45 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《男性弁護士は、検察審査会の議決の理由に、捜査報告書の内容を挙げている点を紹介し、追及していく》

 弁護人「理由に捜査報告書の内容が挙がっていることは認識していましたか」

 証人「議決自体は見ていないが、報道レベルでは知っていました」


 《続いて、男性弁護士は隠し録音のやり取りを追及していく》

 《○○検事が任意聴取の際に「石川さんの供述がさ、やっぱり功を奏したんでしょ…」などと言った隠し録音の部分を紹介した》

 弁護人「功を奏するというのは?」

 証人「小沢さんが起訴されないことを指したと思います」

 弁護人「なぜ、そんなことを言ったのか」

 証人「石川さんに同調するように言っただけで、事実だという趣旨で言ったのではありません」

 《○○検事は、石川議員を取り調べる際、「フェアプレーで本当のことを言ってほしい」と約束していたとされる》

 弁護人「フェアプレーであると言いながら、あなた自身は事実を認識できないことを話すのですか」

 証人「客観的な事実は分からない。(小沢被告の)起訴を望んでいなかった石川さんに同調した形で話しただけです」


 《さらに、弁護人は隠し録音の『功を奏した』と話す別の部分も取り上げ、○○検事に尋ねていく。小沢被告は、じっと前を向き姿勢を崩さない》

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【小沢被告第9回公判(7)】

「12月だろうが、3月だろうが変わんねーからさ」 弁護側「検察官調書ってそういうものですか」
2011.12.15 16:17 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (14:00〜14:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した○○検事(法廷では実名)に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《弁護側は、昨年5月、小沢被告の強制起訴の前に行われた石川議員に対する任意の事情聴取で、石川議員がひそかにやり取りを録音していた「隠し録音」の発言を廷内モニターに表示。「僕は小沢一郎を裁判にかけたいと思っていないわけ、前から言っているようにね」という発言から、順番に質問していく》

 弁護人「『われわれ(○○検事と石川議員)の作戦で、小沢さんは起訴になっていない』とあなたは言っています。小沢さんを不起訴にする、という共通目的を持っていると理解されますが」

 証人「石川さんの立場に立って取り調べをしています。そう理解されるでしょう」

 弁護人「事実ではないんですか」

 証人「私は石川さんにも小沢さんにも近くありません」

 弁護人「では、石川さんの立場に立って、『○○検察官と石川被疑者は小沢氏の不起訴という共通目的を持っている』とするのは、積極的に嘘をついていることにならないですか」

 証人「…。あのー、別に石川さんをだまそうとしたわけではないですし、積極的に嘘をつくというのは当時全く考えられません。実際、石川さんもそう思わなかったんじゃないですか。検事が不起訴を望む、なんて」


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2011.12.15 16:17 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《次に表示されたのは、「法律家としては、(小沢被告の)共謀の認定はちょっときついという話はしたよね」という部分だ》

 弁護人「具体的にどういうやり取りの中でこの話をしたのか、正確に言葉通り説明してください」

 証人「(石川議員が逮捕される前の、小沢被告への報告・了承を認めた昨年)1月11日の調書作成を終えた後、石川議員から『これで(小沢被告も)共謀共同正犯ですね』と議論をふっかけられて。『共謀の認定もいろいろあって、総合的に考えて十分という場合もあるし、この供述だけでは(認定が)厳しいという考えもある』と言いました

 「そうすると、石川さんから『○○検事の考えはどうか』と尋ねられたので、『個人的にはきつい気がする』という話をしました」

 《続いて、土地購入原資の4億円に対する、○○検事の「汚い金だっていうのは、検察が勝手に言ってるだけで、水掛け論になるから相手にしなくていい。証拠ないんだから。別に」という発言がやり玉に挙がる。石川議員の調書の信用性を確認するというより、取り調べ手法への批判に主眼が置かれているような印象を受ける》

 弁護人「『4億円は汚い金』という証拠がない、と石川さんに伝えたんですね」

 証人「あの…、言葉ではそうです。言葉の勢いで言ってしまいました。証拠がない、というのは事実に反します」

 弁護人「あなた、4億円の出所の重要性をよく知っていて、前年から捜査していたんですよね。取り調べの半分は水谷建設の件に費やしている。そういう重要なことを、取り調べの検察官が勢いでいいますか?


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2011.12.15 16:17 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「このときは、そうですね」

 弁護人「嘘をついたんですね」

 証人「嘘ではありません。(隠し録音を文書に起こした)反訳書を見ると、言い過ぎたな、と。言い過ぎを後悔しているということです


 「この日は石川さんに水谷建設のことを聞いても仕方がない、と思っていました。否定する一方だったので。しかし、石川さんが水谷の話をほじくり返すので、止めさせようとして、そう話しました」

 《「自分で言うのもなんだけど、なかなかうまい表現だと思うよ」。 小沢被告から受け取った4億円の原資について石川議員が「小沢先生が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金であり、表に出せない資金」と認識していた、とする石川議員の調書の表現について、 ○○検事の“作文”だった可能性を示す発言だ 。男性弁護士はここで、さらに攻勢を強めていく》

 弁護人「『簿外の金』とは、あなたが言いだしたんですか」

 証人「違います。…訂正します。私が言い出したか、石川議員が言い出したかは分かりません。ただ、『簿外の金』という表現で、会話がかみ合っていたのは事実です」

 弁護人「『自分で言うのも何だけど』とは?」

 証人「固有名詞を隠して、丸めて表現しているところを言っています」

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2011.12.15 16:17 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《さらに、弁護側は、石川議員の小沢被告との「報告・了承」時期について、石川議員が調書の訂正を求めた際の「12月だろうが、3月だろうが変わんねーからさ、また変わると、なんでじゃあ変わったのってなっちゃうからさー。めんどくせーからさ」という発言を引用する

 弁護人「検察官調書ってそういうものですか? 不合理な話が出ても何のやり取りもないまま?」

 証人「 実際の報告が(平成16年)12月だった、という話はこの日に初めて出ました。客観的な証拠に矛盾するし、根拠もなく不合理でした。だから、『まあまあ(仕方がないです)』と石川さんが(訂正を)あきらめたんだと思いました

 《男性弁護士はさらに、午前中の公判で「石川さんの話は7割が本当、3割が虚偽と認識していた」とする○○検事の発言の意味を改めて尋ねる》

 証人「1点付け加えると、取調官というのは被疑者が本当のことを言っていると思いたいんです。自己弁護の気持ちはあったと思います」

 《小沢被告はモニターと○○検事に交互に目をやり、審理に集中している様子。法廷で明らかにされるのが極めて珍しい検察官取り調べの詳細に、関心を持ったのだろうか》

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【小沢被告第9回公判(8)】

「寝ているとき以外は事件のこと考えていた」 特捜検事、色をなして反論

2011.12.15 16:48 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (14:30〜15:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、弁護側の反対尋問が行われている》

 《男性弁護士は石川議員が保釈後の平成22年5月17日に行われた取り調べの隠し録音を記した「反訳書」の内容について、○○検事に質問を続けている》

 弁護人「石川さんと小沢さんの共謀について、あなたの調書を主要な証拠として認定できると考えてましたか」

 証人「そこは分かりません」


 弁護人「通常ならば取調官なら膨大な証拠があるので意見を言うことはできるのではないのですか」

 《ここで検察官役の指定弁護士側が異議を唱える。「小沢被告と石川議員の共謀が成立するかどうかの正否を検察官に尋ねるのは不適当」というのが理由。だが、弁護側は「5月17日の取り調べについて話す中で、当時の取調官が共謀が成立するかどうかの認識を持っているかどうかは重要な判断だ」と理由を説明。大善文男裁判長は異議を棄却した》

 弁護人「では改めて。5月17日の取り調べに当たり、共謀は当然認められると思っていましたか

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2011.12.15 16:48 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「…そこは何とも言えないところですが。この供述だけでは厳しいかなというのが率直な印象でした
?

 《ここで弁護側の反対尋問が終わり、指定弁護士の再尋問が始まった》

 指定弁護士「1月19日に作成された調書について、4億円の原資についてはどういう記載となったかご記憶にありますか」

 証人「『小沢先生が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金であり、表に出せない金』ということでした」

 指定弁護士「ここで『簿外の金』と使われていますが、どちらから出た言葉か記憶にないですか」

 証人「どちらともなく出たと思います」

 指定弁護士「(『政治活動の中で』の意味について)もう少し詳しく覚えていますか」

 証人「経世会、新生党、新進党、自由党、民主党など、(小沢被告が関係した)政党などが離合集散する中で、という表現だったと思います」

 指定弁護士「(昨年)5月17日の取り調べは、1日で終わることになっていましたか」

 証人「そういうふうに聞かされておりました」

 指定弁護士「調書を作成されないこともありますが、この日は調書を作成したいという気持ちはありましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「当初、収支一覧表について石川議員は『3月』に小沢被告に見せて説明したとしていたが、石川さんの供述がぶれたので調書に記さなかった」

 証人「はい」

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2011.12.15 16:48 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川さんが『12月』に作成して見せたと言ったときにどう思いました」

 証人「まだ根拠のない弁解を始めたなと思いました」

 指定弁護士「石川さんはそういうことを繰り返すことがある」

 証人「はい」
?

 《指定弁護士の再尋問はここで終了したが、弁護側が再度、質問を行うこととなった。弁護側は、○○検事が平成22年1月に石川議員を取り調べた際に作成したメモを大型モニターに映し出す。記載されている数字から、メモは1月15日午後6時15分から午後11時31分に作成されたことが分かる》

 弁護人「実際に石川さんの調書を作成したのは何日でしたか」

 証人「1月19日でした」

 弁護人「メモの中で、石川さんが話した政党の固有名詞が出ていないのはなぜですか」

 証人「客観的事実がない。後で調べたら分かると思っていました」

 弁護人「石川さんが供述していたけれども、その日は調書も取らない。3日も経ったらあなたの記憶が混濁するのではないですか」

 証人「何党が何党に変わったかは重要ではないと思っていた。この供述自体も半信半疑だったので」

 《弁護側は、○○検事が取り調べメモに記載していない内容を、3日後の調書作成の際に思い出すことができるのかを追及。調書の信憑(しんぴょう)性を揺るがしかねない質問に、○○検事も色をなして反論する》


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2011.12.15 16:48 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「半信半疑であれば、なおさら供述を照らし合わせることが必要ではないのですか

 証人「そんなことを言ったら、調書に書いてないことはたくさんありますよ!」  《弁護側の質問は終了。だが、最後の部分に納得がいかない指定弁護士が再度、質問を行う》

 指定弁護士「あなたは調書を書く際に、石川さんの供述を覚えていますね」

 証人「はい。寝ているとき以外はこの事件のことを考えていましたので」

 指定弁護士「詳細なメモを作る人もいると思いますが、あなたはどうですか」

 証人「被疑者の一挙手一投足を見ています。いちいちメモを取りながらやっていたら取り調べにならない」

?


 《指定弁護士側、弁護側とも、これ以上の質問はないようだ。続いて裁判所からの質問に移る。まず左陪席の裁判官が質問する》

 裁判官「それでは私から質問します。確認になりますが、副部長の□□検事(法廷では実名)についてですが、上下関係では□□検事が上になるのですか」

 証人「私の上はそうですが、その上に特捜部長がいます」

 《○○検事も落ち着きを取り戻し、冷静な口調で質問に答えていく。裁判官の質問が続く》
?

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その他石川議員の取調べについて述べている部分


http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121511590003-n1.htm


【小沢被告第9回公判(1)】

石川議員に隠し録りされた特捜検事が初出廷 「調書に訂正ない」
2011.12.15 11:56 (1/7ページ)[小沢被告 第9回]
 (10:00〜10:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判が15日、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。元秘書の取り調べで「特捜部は恐ろしいところだ」と発言したと弁護側が主張する東京地検特捜部の男性検事らが出廷し、証人尋問が行われる予定だ》

 《この検事は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当。石川議員は保釈後の昨年5月、任意聴取の様子を隠し持ったICレコーダーに録音。この内容が第2回公判で再生されている》

 《ICレコーダーには、検事が「石川さん、録音機持ってない? 下着の中とか入ってない?」などと録音を警戒する様子や、「(以前の取り調べと供述が)変わると『何でだ』ってなって、めんどくせーからさ」などと発言する様子が記録されていた》

 《弁護側は冒頭陳述で、この検事が「特捜部は恐ろしいところだ。何でもできるところだぞ。捜査の拡大がどんどん進んでいく」などと石川議員を威迫したと主張、供述調書の任意性を争っている》

 《検察官役の指定弁護士側は証人尋問を通じて「取り調べに強制はなかった」と立証したい考えとみられる》

 《法廷は東京地裁最大規模の104号。傍聴席には空席が目立つ。午前10時前、まもなく小沢被告が入廷しそうだ》

 裁判長「それでは被告の入廷をお願いします」

 《傍聴席から向かって左側の扉から小沢被告が入廷する。紺のスーツにネクタイ姿。裁判長に向かって一礼をすると、弁護士2人に挟まれるように席に着いた。座るやいなや目を閉じた》

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2011.12.15 11:56 (2/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《続いて、裁判長は証人の入廷を促す。右側のドアが開き、○○検事(法廷では実名)が入廷する。紺のスーツ姿。短髪で、体形は小柄ながら厳ついイメージ。顔をしかめ、うつむきながら証言台に立った。裁判長が人定質問を行う》

 裁判長「お仕事は?」

 証人「検察官です」

 《裁判長が偽証罪などについて説明。○○検事が嘘を言わないとする宣誓を行うと、男性指定弁護士が立ち上がり尋問を始めた》

 指定弁護士「現在の勤務地は?」

 証人「新潟地方検察庁です」

 指定弁護士「陸山会事件の捜査はいつ担当しましたか」

 証人「平成21年7月下旬から、22年5月下旬だったと思います」

 指定弁護士「石川議員の調書を改めてごらんになりましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「調書に訂正すべき内容はありましたか」

 証人「必ずしも説明が十分伝わらなかったところはあると思うが、事実関係として訂正することはありません」

 《自らが作成した調書に間違いはないことを自信たっぷりに宣言した。指定弁護士は、○○検事が21年12月27日、22年1月13、14日に石川議員の任意聴取を行い、15日に逮捕、2月4日の勾留満期まで取り調べを行ったことを確認する》

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2011.12.15 11:56 (3/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「(逮捕後に)石川議員の窓口となったのはだれでしたか」

 証人「☆☆弁護士(法廷では実名)のグループと、◎◎弁護士(同)のグループということだったと思います」

 指定弁護士「弁護士グループが2つあったということですね。なぜ分かりましたか」

 証人「石川議員から聞いたからです。逮捕当日は☆☆弁護士ともう1人の弁護士が接見しましたが、グループが2つあり、アドバイスが違うので非常に困惑していますと言っておられました。また、札幌の弁護士がおり、◎◎弁護士のグループかと思いましたが、(石川議員が)『自分の知り合いで個人的に頼んだ』といい、厳密に言えば3グループあったようです」

 指定弁護士「接見はしていましたね」

 証人「それぞれのグループが1日1回。計2回接見しておりました」

 指定弁護士「接見を意識して取り調べをしましたか」

 証人「意識しました。取り調べの内容が弁護士に伝わり、どんな録取をしたかも伝わる。アドバイスも当然受けると予測されました」

 《指定弁護士はその後、取り調べ時の様子について聞く》

 指定弁護士「取り調べの内容はどのように決めますか」

 証人「被疑事実と証拠、主任検事の指示に基づきますが、その日に何を取り調べるかは私の判断で決めました」

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2011.12.15 11:56 (4/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「大久保(隆規元秘書)さん、池田(光智元秘書)さんも逮捕されましたが、それぞれの供述調書を渡されたことは?」

 証人「ありません」

 指定弁護士「供述内容について口頭で知らされたことは?」

 証人「主任検事からピンポイントで、(他の2人が)こういったことを話しているので、(石川議員に)確認してほしいといわれたことはあります」

 指定弁護士「(22年)1月23日に小沢被告の(任意の)取り調べがあったことはご存じでしたか」

 証人「私は知りませんでした。極秘事項ですので知っているのはごく一部だけ。私は報道レベルで知っていたというだけです」

 《弁護側は取り調べの際、他の被告が自白したという嘘の事実を告げて供述を引き出す「切り違え尋問」によって自白を強要させられたと主張している。指定弁護士側は、特捜部内での情報の取り扱いについて確認したいもようだ》

 指定弁護士「取り調べの対象が事実と違う供述をした場合にはどうしますか」

 証人「真実を話させるためにどうするかということですか」

 指定弁護士「はい」

 証人「抽象的にはなりますが、事実と異なる供述をするには、それなりの理由があると思います。その理由を突き止めたうえで、それを取り除くのですが、あとはケース・バイ・ケースとしか言いようがありません」

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2011.12.15 11:56 (5/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「調書の作成方法はどうなっていますか」

 証人「取り調べたことを口頭で伝え、事務官がパソコンに入力します。それをプリントアウトして(取り調べの対象者に)渡し、私は画面をみて読み上げます。その後、原稿を黙読させます」

 指定弁護士「問題がなければ署名をすると?」

 証人「はい」

 指定弁護士「事務官は取り調べにはいつも立ち会いを?」

 証人「基本的にはそうです。本件では1、2回、石川議員から事務官に席を外してほしい、と申し入れがあり、そうしたことがありましたが」

 指定弁護士「そのとき、(石川議員は)重要な話を?」

 証人「内容について思い出すことはできませんが、事件の上ではたいした話ではなく、むしろプライベートなことだったと思います」

 指定弁護士「調書の内容は事前に準備しますか」

 証人「項目ぐらいは書き留めますが、事前に原稿を用意することはありません」

 《小沢被告はじっと目を閉じて聞いている。質問は聴取の内容に移る》

 指定弁護士「(小沢被告が元秘書に渡した)4億円の原資について、特捜部はどのように考えていましたか」

 証人「ゼネコンから渡ったお金ではないか、という捜査でした」

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2011.12.15 11:56 (6/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「具体的には?」

 証人「水谷建設から計1億円の金が渡っているのではないかということです」

 指定弁護士「それはだれの供述をもとに?」

 証人「水谷建設の元社長の供述だったと思います」

 指定弁護士「ほかのゼネコンからは?」

 証人「細かい金銭の授受は出てましたが、水谷建設のように億単位の話は聞きませんでした」

 指定弁護士「石川議員には何を聞きましたか」

 証人「平成16年10月に5千万円の現金を受け取ったのではないか。また、17年3月に水谷建設から小沢事務所に5千万円が渡ったという事実を知っているのではないかということです」

 指定弁護士「石川議員の取り調べで、建設関係の取り調べが占めた割合は?」

 証人「記録はつけていませんが、私の感覚では半分ぐらいは水谷建設の話を聞いていたのではないかと思います」

 指定弁護士「1億円をもらったか、もらってないかを聞くのに、それほど時間はかからないかと思いますが」

 証人「押し問答でずっと続けていたわけではありません。水谷建設と小沢事務所の関係、秘書とゼネコンの関係などについても逐一聞いておりました」

 指定弁護士「石川議員は5千万円の授受について、どう供述を?」

 証人「当初から一貫して『そうしたことはない』ということでした」

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2011.12.15 11:56 (7/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「ゼネコンと小沢事務所の関係については?」

 証人「小沢事務所のなかでゼネコン対応は大久保さんが行っていた、と。自分は口も出せないし、手も出せないと言っていました」

 指定弁護士「石川議員の取り調べでは十数通の調書を作成しましたね。供述していないことを調書にしたことは?」

 証人「ありません」

 指定弁護士「供述した通りのことを調書にしたと?」

 証人「実際には広範囲に、生々しい話をしていました。それをすべて調書にしたわけではなく、承諾が得られるところで調書にしたと思います」

 《指定弁護士の質問によどみなく答えていく○○検事。小沢被告はじっと目を閉じたままだ》

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【小沢被告第9回公判(2)】

「八方美人で正論に弱い」 石川議員は横柄だった!?

2011.12.15 12:29 (1/6ページ)[小沢被告 第9回]


 (10:20〜10:40)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続ける》

 《弁護側は、○○検事が取り調べで「特捜部は恐ろしいところだ」「これくらい書いても小沢さんは起訴にならない」などと威迫や誘導を行ったと主張している》

 《指定弁護士は、○○検事の取り調べの状況を尋ねていく》

 指定弁護士「(石川議員が取り調べの中で)どの程度、真実を語っていたと思いますか」

 証人「感覚ですが、私としては7割くらいは、本当のことを話していたと感じていました」

 指定弁護士「真実ではない3割とは、どういうことですか」

 証人「小沢被告の関与の度合いを薄く証言しているのではないかと感じていました」

 指定弁護士「信頼関係は築けたと思っていますか」

 証人「ええ、当時はそのように思っていました。少なくとも、被疑者と検事の対立関係はありませんでした

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2011.12.15 12:29 (2/6ページ)[小沢被告 第9回]
 《石川議員は保釈後の平成22年5月、東京地検特捜部の任意聴取の際、ICレコーダーで、○○検事の取り調べの内容を隠し録音していた》

 指定弁護士「録音では、先輩と後輩の親しい関係のやりとりもありますが…」

 証人「まぁ、そこまでは、行きませんが、大学が同じで、高校時代にやっていたスポーツも同じで私自身は親しみを感じていました」

 指定弁護士「雑談には、どれくらいの時間を割いていましたか」

 証人「計っていないので分かりませんが、それほど多くはありません。ただ、雑談をする際は、形だけのものにはしていませんでした」

 指定弁護士「形だけにしないというのは、どういうことですか」

 証人「石川さんの出身地の話や、両親ら家族の話、小沢被告の書生になった後の苦労話などです」

 指定弁護士「石川議員の著書の中では、(先輩の)衆院議員の話も出てくるが…。雑談の中で、何か記憶に残っていますか」

 証人「本当かどうかは分かりませんが、石川さんは(先輩議員らから)『事実は認めてはいけない』とか『日本の政治、小沢先生のために、(石川議員が)防波堤にならなければならない』などと言われたと話していました」

 《指定弁護士は、取り調べの状況を尋ねていく。小沢被告は、うっすらと目を開けて前を見据え、質問に耳を傾ける》

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2011.12.15 12:29 (3/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川議員は取り調べの当初のころは、どんな感じでしたか」

 証人「ひと言でいって私は『横柄(おうへい)だな』と感じていました」

 指定弁護士「具体的には?」

 証人「石川さんの説明に『納得できない』と異議を唱えると、『検事が納得できようが、納得できまいが関係ない』という感じでした」

 指定弁護士「これまで証人は、いろんなタイプの被疑者に接してきたのでしょうが、石川議員は、どんなタイプですか」

 証人「これも決めつけは難しいですが、八方美人かつ正論に弱いと感じていました。自分は立派な人間で誠実でありたいという気持ちが強いと判断していました」

 《指定弁護士の質問に対し、○○検事は、はっきりとした口調で答えていく》

 指定弁護士「そういう性格と判断した石川議員に対して、どう接しようと思ったのですか」

 証人「最初に『(私は)フェアにやる』と説明しました。また、黙秘権もあり言いたくなければ言わなくても構わないが、正直に事実を話し、積極的に嘘をつくのはやめてほしいと約束しました」

 指定弁護士「そう説得して、徐々に信頼を得ていったのですね」

 証人「石川さんは国民から負託を受けた国会議員であり、その議員がいい加減な話をすれば、選挙民を裏切ることになると説得しました」

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2011.12.15 12:29 (4/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「具体的に本件では真実を語っていると感じていましたか」

 証人「先ほども話しましたが、真実に近い話はしていたと思います。ただ、いろいろな事情があって、譲れないところもあったのでしょう」

 《続いて、指定弁護士は具体的な供述調書の細部についての質問に切り替えた。問題の土地の購入に際し、小沢被告は4億円の資金を用意していたが、その後、りそな銀行からも定期預金を担保に4億円の融資を受けていた。石川議員は公判でこの計8億円について「小沢被告から預かった4億円を担保に4億円を借りたので、記載は借りた4億円の1回でいいと認識していた」と証言している》

 指定弁護士「石川議員は取り調べでも、このような説明をしていたのですか」

 証人「まったくありません」

 指定弁護士「証人は、このような説明が成り立つと思っていますか」

 証人「(成り立つとは)考えられません。政治資金収支報告書には、政治団体の収入すべて、つまり8億円を記載しなければなりません」

 《平成16年の収支報告書には、4億円の借入金が収入として記載されている》

 指定弁護士「この4億円を、石川議員はどの4億円と説明していましたか」

 証人「りそなの4億円です」

_______________________

2011.12.15 12:29 (5/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「小沢被告の4億円については?」

 証人「記載していないと説明していました」

 指定弁護士「収支報告書の小沢被告への説明については、(石川議員は)どう説明していましたか」

 証人「平成17年3月の提出前に原案と収支報告書の一覧を、東京・赤坂の事務所の部屋の机に並べ、小沢被告に説明したと話していた記憶があります」

 《石川議員は、公判で小沢被告は年1回、年末に収支一覧表を見せて関係5団体の収入と支出を説明するだけで、政治資金収支報告書を見せることはなかったと主張している》

 指定弁護士「年末の説明については」

 証人「12月下旬の忘年会の際に、法人と個人献金の増減を報告していたと言っていました」

 指定弁護士「この際に収支一覧表を見せたといっていましたか」

 証人「そういう話はありません」

 《問題の土地の不動産登記は、代金の支払いを終えた平成16年10月から、翌年1月にずらされている。石川議員は、これを前任秘書の樋高剛衆院議員からアドバイスを受けたと証言していた。指定弁護士は、この点も確認していく》

 指定弁護士「樋高議員の事件の関与について、何か話していましたか」

 証人「まったく供述していません」

________________________

2011.12.15 12:29 (6/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「樋高議員について、どう話していましたか」

 証人「確か、登記をずらすことは、樋高議員らと話をしているときに、石川議員が思いついたと」

 指定弁護士「本件への関与については」

 証人「(樋高議員は)まったく関与していないといっていた。むしろ、私の方が(樋高議員の)関与を疑ったくらいでした。すべて自分(石川議員)で思いついたとは、考えられなかったので…」

 《○○検事は、淡々と石川議員の主張を否定する証言を続ける。小沢被告もじっと、やりとりに耳を傾け続ける》

____________________________

【小沢被告第9回公判(3)】


「特捜部は恐ろしい組織」発言 石川議員に「うんうん相づち打っただけ」

2011.12.15 12:48 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (10:40〜11:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した○○検事(法廷では実名)への証人尋問が続いている》

 《検察官役の指定弁護士は、石川議員が逮捕される前日の平成22年1月14日の任意聴取の状況について、証人の○○検事に尋ねていく。○○検事は石川議員ら3秘書の公判にも証人として出廷。今回問題となっている土地購入の4億円について、22年1月14日の取り調べで、石川議員が政治資金収支報告書の記載について「書き忘れではなく、意図的に記載しなかった」と供述した経緯を証言している。指定弁護士は改めて聴取の概要を確認し、石川議員の印象について尋ねる》

 証人「石川さんはその都度言い分が変わり、前後の発言が矛盾していた。私は『1つ1つについて有利、不利を考えて話をするから、つじつまが合わなくなる。事実を話せばつじつまが合う』と説得しました」

 指定弁護士「それで、石川さんに変化があったんですか」

 証人「説明に窮し、黙り込んでいる時間も長かったですが、結局『自分のことは認める』と言いました」

 指定弁護士「どういう意味ですか」

 証人「虚偽記載は書き忘れではなく、意図的に不記載にしたということです」

__________________________

2011.12.15 12:48 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《証人の検事は、石川議員がこの日の調書について「1日待ってほしい」とためらったが、説得して署名させたこと、小沢被告の関与については「一切関係ない」と否認していたことを説明。指定弁護士に調書内容について感想を問われ、答える》

 証人「不合理な弁解を引っ込めたという段階。真相に迫っているとは、およそ言えませんでした」

 《翌15日に逮捕された石川議員。これまでの公判では、この15日の前後に「特捜部は恐ろしい組織なんだから、何するか分からないぞ」と検事から威迫を受けたと主張している。証人の検事はこの発言について改めて否定する》

 指定弁護士「このような発言をする状況でしたか」

 証人「いいえ。そもそも石川議員の供述は内容自体が不合理で、有効性が期待できませんでした。それに、政権与党の幹事長に関する捜査で、取り調べは慎重に慎重を期していました。任意の取り調べでは録音される危険もあるし、『足下をすくわれることを言うな』と、上司から口酸っぱく言われていました」

 「石川議員には当然弁護士もついているので、不合理な言辞は使えません。弁護士を通じて抗議を受ければ、取り調べしづらくなります」

________________________

2011.12.15 12:48 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「聴取後に本人や弁護士から、威迫があったと抗議を受けましたか」

 証人「私自身受けていませんし、(上司の)主任検事からも抗議があったとは聞いていません」

 《ここで、指定弁護士は石川議員が昨年5月の任意の再聴取で、証人の検事とのやり取りをひそかに録音した「隠し録音」を再生する。雑音も入るが、「『早く認めないと、ここは恐ろしい組織なんだから、何するか分かんないぞ』と諭してくれたことがあったじゃないですか」と話す石川議員に対し、検事が「うんうん」とうなずく音声が、廷内に響く》

 指定弁護士「石川議員の発言を理解して『うんうん』と答えたんですか」

 証人「録音を聞くまで、この(「恐ろしい組織〜」という石川議員の)発言自体を記憶していなかったほどです。理解、承認して『うん』ではなかったと思います」

 指定弁護士「発言に応答したのではないと?」

 証人「再生を聞いてもわかる通り、この前後でも私は『うーうー』と相づちを打っている。流れの1つである、というのがお分かりになると思います」

 《指定弁護士は石川議員に対する威迫がなかったことを、念押しして尋ねる》

__________________________

2011.12.15 12:48 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「威迫を受けて調書に署名した、と石川議員はそういう主張をしています」

 証人「全くありませんでした。(石川議員が)承諾した範囲で調書を取っていますが、実際の取り調べでは(石川議員は)もっといろいろなことを言っています。水谷建設の問題については、完全に否認を続けていました。そういう石川さんの態度からしても、威迫はありませんでした」

 《「一部(収支報告書の虚偽記載)について威迫の影響を受け、一部(『裏献金』問題)について主張を貫いているのは不合理だ」と、○○検事は繰り返し強調する。指定弁護士は続いて、石川議員が逮捕された15日の状況について質問していく。小沢被告は関心を示すやり取りも見当たらない様子で、終始目をつぶっている》

___________________________


【小沢被告第9回公判(4)】

「最低目標 水谷」特捜検事がノートに記載 1億円の裏献金「備忘のため」
2011.12.15 13:59 (1/7ページ)[小沢被告 第9回]


 (11:00〜11:35)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続けている》

 《指定弁護士は引き続き石川議員が逮捕された平成22年1月15日の状況について質問を続けている。その際、○○検事が小沢被告の関与などを聞いたことについて質問をしている》

 指定弁護士「どうして小沢被告が関与していると考えたのですか」

 証人「陸山会は小沢被告の資金管理団体ですし、融資申請書や約束手形に自署があった。当然、何らかの関与があると考えた」

 指定弁護士「石川さんの供述について、ご記憶はありますか」

 証人「いろいろとありましたが、どんな話があったかを個条書きに話すのは難しいですが」

 指定弁護士「取り調べにあたりメモは作成されていましたか」

 証人「走り書きにはしてありました」

____________________

2011.12.15 13:59 (2/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《指定弁護士は「記憶喚起のため」として○○検事に取り調べメモを見せることを求め、裁判長がこれを認める。ノートのコピーが廷内の大型モニターに映し出され、指定弁護士は平成22年1月16日のメモについて質問を行う》

 指定弁護士「一番下に『そうか、そうしてくれ』と書かれているのは」

 証人「石川さんが小沢被告に登記をずらすことを報告して『そうか、そうしてくれ』と言われたという供述です」

 指定弁護士「この『ちゃんと戻すんだぞ』という部分は?」

 証人「石川さんが小沢被告に4億円を借りた際に言われたことだと思います」

 指定弁護士「その下に『最低目標 水谷』と書いてあるのはどういうことですか」

 証人「水谷建設の(計1億円の裏献金)問題や、石川さんは西松事件のときに段ボールを持ち出した疑いがあったので、取り調べで聞かなくてはいけないという私の備忘のためです」

 《メモを元に、当時の状況を克明に語る○○検事。指定弁護士の質問は、逮捕翌日にあたる22年1月16日の取り調べ内容を調書にしていない点を尋ねる》

 指定弁護士「調書にしなかったのはどうしてですか」

 証人「民主党代表選が近いという部分など、客観的事実かどうかわからない部分や抽象的な部分があったし、石川さんの供述が具体的に進展すると思いましたし。また、この日は午前中に弁護士の接見があったりして、取り調べが夜だけだったこともあります」

__________________________


2011.12.15 13:59 (3/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「1月17、18日にも(調書を)作成していないのはどうしてですか」

 証人「石川さんが拒否したからです。弁護士に署名を拒否するように言われたからと」

 指定弁護士「19日には作成しましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「(調書を作成するときに石川議員は)本件4億円の原資のくだりについて何か言ってましたか」

 証人「調書の作成を始めたときに『それは困る。直接、見聞きしたことではない』と言っていた」

 《この日の調書には、4億円の原資について、石川議員が「小沢被告が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金で、表に出せない資金だと思った」と証言したことなどが書かれている》

 指定弁護士「調書作成時に石川さんから何か言われましたか」

 証人「『これで小沢先生は共謀の共同正犯ですかね』とふっかけられた」

 指定弁護士「あなたは何と答えましたか」

 証人「事実なら仕方ないと言ったら、『仕方ないではすみませんよ!』とくってかかられた。なので他の証拠と合わせてみて、共謀の成立に十分、不十分があるので何とも言えないと答えた」

_________________________


2011.12.15 13:59 (4/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「それについて何と言われましたか」

 証人「『検事はどう思いますか』といわれた。今後、具体的に供述が進展すると思っていたので、これだけでは(共謀の成立は)厳しいのではと言った」

 指定弁護士「平成22年1月30日の調書ですが、4億円の(支出記載の翌年への)先送りは(小沢被告への)報告、了承を得たとありますね」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川さんは他の検事に何と答えてましたか」

 証人「『了解なくやったので小沢先生は知らない』ということでした」

 指定弁護士「それは誰から聞きましたか」

 証人「小沢被告の取り調べを担当した検事から聞きました」

 《質問は石川議員の保釈後の平成22年5月17日に行った任意聴取に移る。この際の取り調べ内容は、石川議員が隠し録音し、その内容は第2回公判で廷内でも再生されている》

 指定弁護士「次に平成22年5月17日の石川さんの調書です。検察審査会の議決を受けての取り調べですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川さんの供述はどうでしたか」

 証人「従前通りだったと思います」

 指定弁護士「この日、石川議員には、どういうことを聞こうと思っていましたか」

 証人「水谷建設のことや、小沢被告の事件への関与について従前の供述を維持するかどうかについて聞こうと思っていました」

_________________________


2011.12.15 13:59 (5/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「それまでのメディアでの石川さんの言動は?」

 証人「後退していました」

 指定弁護士「当日の石川議員の取り調べで何か考えていましたか」

 証人「起訴後に会っていなかったので、まずは近況を聞いて信頼関係を築こうと思っていました」

 指定弁護士「録音されているとは思っていなかった?」

 証人「はい」

 指定弁護士「実際の録音テープはあなたも聞かれましたか」

 証人「はい」

 指定弁護士「どう思いましたか」

 証人「全体で聞いてもらえれば、おかしなことをしていると非難されるものではない」

 指定弁護士「この日の取り調べで石川議員は従前通りの供述を変えようとしていましたか」

 証人「それはありました。1点は『(収支報告書の記載の先送りを)登記をずらすのが主目的で4億円を隠すためではない』ということ。2点目は『収支一覧表の作成は3月ではなく12月だった』ということ」

 指定弁護士「登記の先送りについては、(録音の中で)10回くらい(石川議員の供述が)出てきています。どう思いましたか」

 証人「合理的であれば調書に取り入れるが、合理的ではなかった。なので、調書を作ろうと思ったがとりやめた」

______________________


2011.12.15 13:59 (6/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《ここで指定弁護士は録音テープのやりとりを書面に起こした証拠を取り出し、質問を始める》

 指定弁護士「取り調べの中であなたが『めんどくせーからさ』と言っていますが、これはどういう趣旨の発言ですか」

 証人「この日突然、収支一覧表の話をしてきたので、また根拠のない話をし始めたなと思いました」

 指定弁護士「小沢被告がどうしたら起訴されないかを話しましたか」

 証人「そうではありません。真実に近い内容を供述してほしかった。起訴を避けるために、こうしろとは言っていない」

 指定弁護士「石川さんが新たに調書に入れようとしたところは、あなたとしては、調書に入れるとどうなると思いましたか」

 証人「起訴の可能性が高まることはあっても、低くなることはないと思いました」

 《ここで、弁護側が「誰の起訴」と質問をはさみ、指定弁護士は「小沢さんの」と答えた》

 指定弁護士「石川さんはなぜこのようなことを調書に入れさせようとしたと思いますか」

 証人「石川さんがそう言うことで、小沢被告の起訴を回避したかったのではないかと思います」

 指定弁護士「あなたはそうすることで逆に起訴の可能性が高まると思っていたんですね」

 証人「私はそう思っていました」

______________________________


2011.12.15 13:59 (7/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「あなたが石川さんに、従前の供述を維持させようと思ったのは問題なかったということですか」

 証人「問題ありませんでした」

 《○○検事は、石川議員がひそかに録音していた昨年5月の任意の聴取について、「より真実に近い供述をさせようと録音にあるようなことを言った」と説明。○○検事は、石川議員に対する取り調べは、「石川さんの立場に立っているというスタンス」だったと強調した》

 指定弁護士「最後に聞きますが、石川さんが同意していないことを調書にしたことはありましたか」

 証人「それはありません」

 《○○検事は、はっきりとした口調で言い切った》

 《ここで午前の審理は終了した。大善文男裁判長は午後1時からの再開を告げ、○○検事に退廷を促した。○○検事は足早に法廷をあとにした》

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小沢裁判:弁護士と池田元秘書で検察、裁判所に反撃開始

  • 2011/12/08(木) 20:45:15



昨日に引き続いて、池田証人に対する今度は小沢弁護団からの尋問だった。
政治の場を退く池田証人は真実を述べ、その供述には心を揺さぶられた。

大久保元秘書や小沢代議士との共謀を否定しても、何とか認めさせようという検事からは、気が狂わんばかりに怒鳴られ、それでも否定すると最後は頭を下げ、懇願されたという。なりふりかまわず、調書にサインさせようとしており、おかしいなと思いながらも怖くなったという。担当の蜂須賀検事は、記憶にないといくら言っても、記憶にないのなら可能性もあるでしょうと真実を述べ否定しても、うそを言っていると言われた。

翌日1時には取調べに応じる予定だったのに、その前夜の9時頃逮捕されたので、驚いたという。東京に連行され手錠もかけられ、勿論逮捕経験もない証人にとって、それは人生の終焉を思わせられる出来事だったという。罪状に納得できぬまま、調書にいきなりサインさせられた。

普通は取り調べ後、調書を読み上げ内容についての確認と了承を得てから署名するのに、まだ取り調べも受けていない段階で、いきなり署名を強要されるのもおかしなことだといえる。

西松事件のときは検察にいわれるままに書かれた調書の部分もあったが、逮捕されたからには、真実を述べ大久保さんの無実をはらしたいと思うようになったという。大久保さんにも小沢さんにもいっさい報告してないと言ったが、長時間の取調べで朦朧となる中、弁護人の言うことを聞くと悪い結果になるとかという言葉や、検事に従わないとどうなるかと不安にされ、圧力を受ける中、調書を認めざるを得なかったという。

小沢さんが認めた過程についても、「いつも了承をするとき小沢さんは何と言うか」と聞かれ、「ああ、わかった」と答えるというとそれがそのまま調書で小沢さんが了承した言葉としてつくられたという。記憶のないことにも私の話はいっさい受け入れられなかった。検事の横暴きわまりない態度やうその誘導書類記入などから、この蜂須賀検事に対しては、憤りの気持ちでいっぱいだという。

 途中で検事が交代し、花崎政之検事になった。蜂須賀検事のときの調書は推定に基づいているので変えてくれというと、「おれをなめてんのか」と恫喝されたという。がんばって真実と違うと言ったが、恫喝され一時間ほど涙を流したという。

聞いてもらえぬ悔しさや恐ろしさ。花崎検事は、関西弁でまくしたて、見た感じの恐ろしさだけでなく、殺気だっていて常に威圧され、とんでもない検事に変わったと思ったという。大久保さんや小沢さんへの報告や共謀はないので、署名拒否をしていたが、「いいかげんに観念しろ!」といわれ心も折れ、認めてしまったという。

 この聞いてもらえぬ悔しさを池田被告は、弁護士への手紙にたびたび書いており、法廷ではそれも証拠として公開された。

政治の場から離れるという池田証人は、取調べ中の悔しさをやっと法廷で述べることができた安堵の表情が見られた。

 大久保証人のときも、担当が前田検事に変わり、その取調べが恐ろしかったというが、この池田証人もまた、花崎検事になってから同様な経験をしている。蜂須賀検事と花崎検事については、「日々坦々」ブログに日刊ゲンダイの記事があったので、挙げてみた。

追及すべき既存メディアが裁判所の中に記者クラブとして部屋をもらい、傍聴席の半分を記者席が占めながら既存メディアが国民を守るという本来の報道の使命を果たさない現状に、一度悪人と権力側からレッテルを貼られ、検察・裁判官が間違った判断や権力の行使をしても、検察や裁判所の腐敗について追及するところがないのは嘆かわしいことだ。

正義の場が正義でなくなったときこそ、マスコミは権力に切り込んで行ってもらいたいと思う。

記者たちもまた99%なのだから。 
                          
___________________________________

日々坦々資料ブログ
前田受刑者だけじゃない!小沢捜査に投入された2人の「ワル」検事
(日刊ゲンダイ2011/5/30)


検察の悪あがきに「美しくない」と裁判長も一喝


ヤバイのは改ざん検事だけじゃなかった。27日の陸山会裁判で、池田元秘書の取り調べ検事2人が別事件で作成し大阪地裁に供述調書の任意性を否定された判決文を、弁護側が証拠要請。これを裁判長が採用し、2人を“札付き検事”と認定したのだ。

すでに公判では、大久保元秘書を取り調べた元大阪地検特捜部の前田恒彦受刑者(43)の奇行がバクロされたが、問題の2人、蜂須賀三紀雄検事(38)と花崎政之検事(48)も相当なタマだ。

蜂須賀検事は東京地検特捜部で、西松事件から小沢捜査を担当。花崎検事は最高検所属で、陸山会事件の応援に駆り出された。2人ともかつて大阪地検特捜部に在籍し、それぞれ別の事件で裁判所に調書を全否定された。

「蜂須賀検事は07年の奈良・生駒市の汚職事件です。逮捕した元市議会議長を取り調べ。公判の過程で『死ぬほど思い出せ』『女房や息子を逮捕する』と脅し、自白を強要したとして地裁に全調書を却下された。本人も証人として呼ばれたが、『最初から自白し、反省していました』と平然とした顔で証言したのには驚きました」(大阪在住のジャーナリスト)


この事件で蜂須賀検事は取り調べメモを破棄。昨年10月に元市議会議長から証拠隠滅の罪で告発されている。


花崎検事は「イカリソース」旧経営陣らの詐欺事件。担当した元相談役に大阪地裁は08年3月、一部無罪を言い渡した。判決文で花崎検事が元相談役を2日にわたって深夜まで聴取。「認めれば保釈できる」「署名しろ」と繰り返し迫り、被告の意に沿わない調書に署名させたと認定した。

恐ろしいことに、2人とも裁判所の「警鐘」に懲りず、両事件と同じ手口で池田元秘書を自白させたフシがあるのだ。
「蜂須賀検事は『真剣に思い出す気があるのか』と物凄いけんまくで怒鳴り上げ、花崎検事はまたも2日に及ぶ深夜聴取。疲労困憊(こんぱい)の池田元秘書に『調書に署名しなければ保釈されない』などと迫って自白を強要したと、弁護側は主張しています」(司法関係者)

この日の証拠採用に検察側は異議を唱えて抵抗し、裁判長に「検察官として美しくない」と一喝された。どうして大阪地検には「ワル」ばかり集まり、よりによって小沢捜査に大量投入されたのか。



________________________


ここまでのまとめ小沢裁判:池田元秘書の証言より



午前のまとめ
2011/12/8 小沢裁判1:弁護士側と池田元秘書で検察側に反撃


午後のまとめ
小沢裁判2:弁護士側と池田元秘書で検察側に反撃



小沢裁判3:読売記者から司法記者クラブ出入り禁止を通告される?


小沢裁判4:司法記者の傍聴席が半分占め残りをダフ屋と一般市民



傍聴券売買を裁判所内で堂々とお金のやりとりをして、
領収書までもらうWill(以前のアプローズ)というエキストラを募集し採用する会社

その現場を見て見ぬ振りして、それを撮影しようとすると制止する裁判所の職員

この腐敗した裁判所の実態

どこも裁けない、この国の体たらく

絶対、今、裁判所により留置されている、大高正二さんのような裁判所や司法をウォッチする第3者機関が必要!!





小沢裁判から見えてきた金融マフィアや創価学会の策略

 検察、マスコミ、裁判所、そして政治家らをお金で操り、
鈴木宗男さんや小沢さんたち本当の政治家を身動きできないように縛りつけ、
金融マフィアに都合のいい政治家や官僚しか生き残らないようにさせている。


http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1438.html



_________________________

池田元秘書への取調べについての供述
「産経ニュース」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111208/trl11120813570009-n3.htm
     (略)
【小沢被告第8回公判(4)】
「気が狂わんばかりに怒鳴り、そして懇願された」 検事調べの“異常性”強調

2011.12.8 13:54 (3/4ページ)[小沢被告 第8回]

第5回公判のため東京地裁に入る民主党の小沢元代表=30日午前9時29分
 《弁護人の質問は、池田元秘書が逮捕された後の22年1月27日の調書に移る》

 弁護人「『銀行融資で支払ったことは事実と異なる』と調書にありますが、どうしてこういう調書になったのですか」

 証人「事実関係として、銀行からの借り入れよりも前に土地代金の支払いがされていると検事から聞きました。客観的にみて事実と違うと。私は虚偽の回答をしたつもりはないのですが、事実と違うことを認めたのでそういう調書になりました」

 《弁護側は池田元秘書の取り調べに対し、威圧や強要があったと主張している。質問は、池田元秘書が逮捕された直後の取り調べの様子に移る》

 弁護人「取り調べは毎日あったのですか」

 証人「はい。1日も休まずにありました」

 弁護人「1日どれくらいの時間取り調べを受けましたか」

 証人「午後1時から夜遅くまで。午後11時を過ぎるときもありました」

 弁護人「どう感じましたか」

 証人「初めての経験でした。長時間の拘束だったので、つらい思いでした」

 弁護人「収支報告書を大久保さんに報告したと認めていますが、事実ですか」

 証人「していなかったので、事実と違います」

 弁護人「なぜ異なる調書になっているのですか」

 証人「弁護士から、大久保さんが報告を受けているという話を聞いたので、同調して進めていました」

 弁護人「西松(建設の違法献金)事件のとき、収支報告書について、小沢さんのことをどう供述しましたか」

 証人「年に1度、(収支の)差額を報告していたと伝えました」

 弁護人「収支報告書の原案についてはどうですか」

 証人「小沢代議士に見せていないといいました」

 弁護人「このとき、××検事(法廷では実名)は納得しましたか」

 証人「はい。押しつけ的なことはなかったので、理解いただけたと」

         ____________

弁護人「21年3月20日に作成された調書については、署名を拒否しています。どうしてですか」

 証人「私が西松(建設)からの寄付金を認識して、虚偽の収支報告書を作りましたという内容でしたので、違うと拒否しました」

 弁護人「××検事はどんなふうに署名を求められましたか」

 証人「気が狂わんばかりに怒鳴り散らされました。しかし、最後は頭を何度も下げられ、署名してくれと懇願されました」

 弁護人「頭を下げて懇願されるというのは異常なように思われますが、どう感じましたか」

 証人「とにかくなりふりかまわない印象です。気が萎えそうになりがらも、怖いと思いました」

 《池田元秘書は平成22年1月に逮捕される直前の21年12月24〜26日に検察による任意の取り調べを受けている》

 弁護人「3日間呼び出されましたね」

 証人「はい」

 弁護人「年末のクリスマスの忙しい時期だと思いますが」

 証人「西松の時も苦しかったので、できれば受けたくありませんでした。23日にクリスマスをやって、家族に内緒で取り調べを受けたので、早く終わらせたかったです」

 弁護人「担当検事は誰ですか」

 証人「××検事です」

 弁護人「取り調べの手法はどうでしたか」

 証人「かなり急いでいるようでした。早く調書作りたい感じで、質問よりも調書作りが主でした。仮定の話もよくされました」

 《弁護人の早口の質問に、池田元秘書はよどみなく当時を振り返っていく》

             _________

【小沢被告第8回公判(5)】
弁護士の言うこと、ろくなことない」と念仏のように…手錠かけられ「人生終わった」

2011.12.8 14:43 (1/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
前のニュース (11:30〜12:00)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、池田光智元秘書(34)に対する弁護側の反対尋問が続いている》

 《小沢被告は、かつての秘書が座る証言台を見据え、その証言にじっと耳を傾けている》

 《逮捕前後に、池田元秘書を取り調べた××検事(法廷では実名)とのやりとりについて、弁護側がより細かくただしていく》

 弁護人「××検事が『可能性についてよく話をした』ということですが、具体的にはどういうことですか」

 証人「記憶にないところを否定すると、『可能性についてまで否定すると、嘘をつくのと同じだ』とよく言われていました。そういう可能性の話をされて、同調してしまったこともありました」

 弁護人「逮捕前の任意の取り調べの段階で、西松建設事件の(大久保隆規元秘書に平成17年の架空計上の報告をしたという)供述を維持したのはなぜですか」

 証人「このとき、西松建設事件の裁判が始まったかどうかの時期で、前回と違う供述をすれば、裁判や大久保さんに迷惑がかかると思いました。争点にもなっていないと聞いていたので、確認ということで『はい、はい』という感じで認める形になりました」

 弁護人「小沢さんには報告はしていたんですか」

 証人「一切報告していません」

 弁護人「平成21年12月25日付の調書に『平成16年の収支報告書の支出のうち、3億5000万円は(世田谷区)深沢の土地代金です』と記されていますが、こういう供述をされたのですか」

 証人「これは一覧表に含まれる支出です」

         ________________

2011.12.8 14:43 (2/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「一覧表の話なのですか」

 証人「このときは一覧表の話しかしていませんでした。××検事もそう認識していたと思います」

 弁護人「一覧表に3億5000万円が含まれていると供述したんですか」

 証人「きちんとした資料を見せられない中で、××検事から『そういう大きい金額の記載があると小沢代議士も質問するのではないか』と言われました。私は記憶がないといったが『記憶がないでは駄目だ。嘘を言っているのか』とよく言われた。そういう質問があったかもしれないといったら、そういう調書ができあがったのだと思います」

 弁護人「具体的に××検事はどういう質問をしたのですか」

 証人「『入っていれば小沢さんも気づくんじゃないのか』と」

 弁護人「どう思ったんですか」

 証人「そういう数字が入っている資料があるのかなと思いました。あまりかたくなでも変かなと思い、入っているならそういう話かもと思いました」

 《池田元秘書は、このときの取り調べで××検事の手元には「一覧表があったと思う」と証言。しかし、資料は見せられないまま取り調べが進んだと主張した》

 《一方、前日の12月24日の取り調べでは一覧表を見せてもらったが、数字の内容について細かく聞かれることはなかったという》

 弁護人「事実と違う調書にサインすることに小沢さんに迷惑がかかると思わなかったのですか」

 証人「この程度のことなら、何か問われることはないと思いました。だったら早く終わりたいと思い、サインしました」

              _____________


2011.12.8 14:43 (3/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「21年12月25日の別の調書ですが、『簿外で借りた4億円』という表現がありますが」

 証人「そんな言葉は使っていません。検事さんが作った言葉だと思います。簿外の意味が分からなくて、私が『収支報告書に入らないお金という意味ですか』と××検事に聞きました。『そうです』ということでしたので、サインしました」

 弁護人「裏金だという説明はありましたか」

 証人「なかったです」

 《弁護人は、池田元秘書が逮捕された22年1月15日の状況について確認を始めた》

 弁護人「どこで逮捕されましたか」

 証人「私の実家にいたときに、夜9時ごろに逮捕され、連行されたと思います」

 弁護人「手錠ははめられましたか」

 証人「東京に来てからだと思いますが、はっきり覚えていません」

 弁護人「事前の連絡はありましたか」

 証人「翌日昼1時にお伺いすることになっていたのですが、逮捕については特にないです」

 弁護人「どう思われましたか」

 証人「びっくりしました」

 弁護人「手錠をかけられてどう思いました」

 証人「人生の終わりだと思いました」

 弁護人「裸にされ身体チェックもされたのですか」

 証人「全部脱がされました」

 弁護人「どう思いました」

 証人「屈辱的でつらい思いをしました」

 弁護人「逮捕容疑は理解できましたか」

 証人「口頭で言われて、中身はよく理解できませんでした」

 弁護人「逮捕時に調書を作成していますね。どのような経緯で作成したのですか」

 証人「罪状を読み上げられたので、異議を申し上げ、弁護士にあわせてほしいと申し上げたが、そういうのは後でいいと言われました。サインは拒否できないとも言われました」

         _____________

2011.12.8 14:43 (4/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「調書作成時間は何分ですか」

 証人「数分です」

 弁護人「この調書がどういう内容とイメージしていましたか」

 証人「それまで土地の記載が問題になっていたので、それだと思いました」

 弁護人「そういう調書になっていますか」

 証人「今でも分かりません」

 弁護人「弁解録取書というのは分かりましたか」

 証人「よく分からないです」

 弁護人「ここには『詳しいことはよく思い出して話します』と記されていますが、あなたの言葉ですか」

 証人「××検事が作ったのでサインしました。××検事から逮捕時に『詳しいことは明日以降に聞くから』という言葉もありましたので、それを書かれたんだと思います」

 弁護人「逮捕翌日の裁判官の勾留質問では、大久保さんへの報告と共謀を否定していますね」

 証人「はい」

 弁護人「なぜですか」

 証人「実際に報告していなかったし、共謀の意識もなかった。逮捕された以上は、本当のことを話したいと思いました」

 弁護人「××検事は共謀を否定したことについて聞かれましたか」

 証人「『なんであんなことをいったんだ』とぼやくように言っていました」

 弁護人「21年12月25日付の調書の訂正は求めましたか」

 証人「正直に話そうと思い、訂正を申し入れました。ですが、『このときの記憶が正しい』と言って供述を維持するように言ってきました」

 弁護人「逮捕後の××検事の取り調べで、何か印象的なものはありましたか」

 証人「私が非常に苦しかったので、1月以降取り調べに応じない時期がありました。それについてかなりしつこくやられました。両親や妻を呼んで、みんなに迷惑がかかるぞと脅しをかけられ、できるだけ逆らわないようにしました」

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2011.12.8 14:43 (5/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「××検事の取り調べは夜遅くまで続きましたか」

 証人「夜は午後11時まで。朝はだいたい午前10時からでした」

 弁護人「どんな心理状況でしたか」

 証人「夕食以降厳しくなって、最後のほうになると疲れて朦朧(もうろう)としています。早く終わらせたかったです」

 弁護人「休憩時間はどれくらいですか」

 証人「昼食と夕食、それにトイレぐらいでした」

 弁護人「××検事は弁護士について何か言っていましたか」

 証人「弁護士の言うことを聞いたら、悪いことになると。ろくなことはないと毎日念仏のように言っていました」

 弁護人「弁護士からはどんなアドバイスがありましたか」

 証人「事実と違う調書にはサインするなということでした。ですが、終わった取り調べの内容をこちらから報告することが多く、対応は具体的に受けたことはないです。励ますことが主でした」

 弁護人「実際には事実と違う調書にサインしていますね」

 証人「多少自分に不利でも、情状面もあるので、できるだけ抵抗しない方が悪くならないのではと思い、サインしました」

 弁護人「毎日一緒に取り調べられていると、検察官にはどういう感情を抱くのですか」

 証人「検察官は厳しいときもあれば、優しいときもありました。『処分を決めるのは私たち』ともおっしゃっていたので、確かに目の前の人たちが決めるから、弁護士よりも検察官のいう通りにいたほうがいいというか…。何を信じていいのかという心境でした」

 《ここで午前の審理は終了した。大善文男裁判長は午後1時半からの再開を告げ、池田元秘書に退廷を促した。池田元秘書は足早に法廷をあとにした》

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【小沢被告第8回公判(6】
「オレをなめくさってるのか!」悔しくて怖くて涙…1時間 
2011.12.8 15:37 (1/3ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース

 (13:30〜14:00)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、1時間半の休憩を挟んで、池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の反対尋問が再開された》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促す。かなり間を置いて、小沢被告が入廷する。いつものように裁判長に深々と頭を下げ、弁護側の席に着く。続いて池田元秘書が入廷し、小沢被告と目を合わすことなく証言台に座った》

 《男性弁護士が立ち上がり、池田元秘書の捜査段階での供述調書の内容について質問を再開する》

 《問題の土地の不動産登記は、売買代金を入金した平成16年10月ではなく、翌年1月にずらされている》

 《弁護側は登記時期をずらすことを、前任の会計事務担当だった石川知裕衆院議員=同=が、小沢被告から了解を取っているということを池田元秘書が聞いたことがあるという記載があるこを挙げた上で質問を切り出す》

 弁護人「(調書を作成した)検事はだれですか」

 証人「××検事(法廷では実名)です」

 弁護人「(この記載は)事実ですか」

 証人「異なります」

 弁護人「なぜ(事実と異なる)調書が作成されたのですか」

 証人「石川さんの性格や普段の行動から推察し、大事な事項は先生に報告、了承を取るのは、当たり前の話だと(××検事から)いわれ、そういう可能性の話ならば、あるのではないかと申し上げたところ、こういう調書ができました」

 弁護人「否定しなかったのですか」

 証人「否定すると嘘つき呼ばわりされる。『記憶がないヤツには、いつまでも付き合ってられない。記憶を補うのが自分(検事)たちの仕事だ。石川さんの話も総合して調書を作っている』といわれ、同調してしまった」

  __________________

2011.12.8 15:37 (2/3ページ)[小沢被告 第8回]
 《池田元秘書は逮捕前の任意の聴取でも調書を作成しているが、そこには、平成17年分の収支報告書提出に際し、16年の土地代金を計上すると報告し、小沢被告は了承したと記載されている。弁護士はこの点も指摘していく》

 弁護人「逮捕前は報告の時期を明示していないが、逮捕後に作成された調書では時期が明確に示されている。どういう経緯があったのか」

 証人「はっきりとした記憶にありません。時期的なことに注意を払っていなかったので…。しかも、ちょこちょこ日付とか表現を(検事が)変えることは多々あるので気にしていなかった」

 弁護人「池田さんの方から時期を明示したことはありましたか」

 証人「ありません」

 弁護人「報告したにもかかわらず、具体的な描写は(調書には)一切ありませんね」

 証人「記憶もないし、報告したこともありませんので、具体的なシチュエーションがないのは当然です」

 弁護人「調書の中には、小沢さんが『おう、分かった』と了承したくだりがありますが。これは、どういう経緯があったのですか」

 証人「普段、報告する際に、了解したら(小沢被告が)どういう反応が返ってくるのかと(××検事から)以前に聞かれ、答えたことがあります。引用したのだと思います」

 弁護人「(調書にサインはしたが)間違いがあればいつでも訂正できるという説明があったのではないですか」

 証人「はい」

 弁護人「可能性の問題を挙げただけだと、訂正を求めなかったのですか」

 証人「そういう文章を作る人に説明しても変えてくれないし、たとえやってくれても語尾をあいまいにする程度なので」

 《池田元秘書は、自身の弁護士に、検察官が自分の意図とは違う調書が作成されたと手紙で訴えていた。弁護人は、この点も確認していく》

 弁護人「手紙は平成22年1月4日付ですが、この日に書いたのですか」

 証人「2月4日の間違いです」

 弁護人「それだけ混乱していたのですね」

 証人「はい」

     ______________

2011.12.8 15:37 (3/3ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「この手紙はどこで書いたのですか」

 証人「(千葉県の)鎌ケ谷です」

 弁護人「どこで出したのですか」

 証人「書いたのは勾留中の拘置所内でしたが、出そうとしたら保釈されたのでその足で出しました」

 《ここで男性弁護士は手紙の内容を示す。そこには××検事が可能性の問題を事実にすり替えたという、弁護側がこれまで尋ねてきたような内容の記述がある。弁護側は調書が無理やり作り上げられたものだと主張したいようだ》

 《男性弁護士は、池田元秘書が小沢氏の関係5団体の収支を小沢被告に年1回報告した際に作成した収支一覧表についての調書の記載に関し、2、3質問した後で再び検事の取り調べ状況を尋ねる》

 《池田元秘書の担当検事は途中、××検事から△△検事(法廷では実名)に代わった》

 弁護人「交代の理由は」

 証人「突然でしたが聞いていません」

 弁護人「△△検事に調書の訂正を求めましたね」

 証人「はい」

 弁護人「△△検事の反応は?」

 証人「非常に怒りまして××のときは認めたのに突然立場を変えるのかよ。オレをなめくさっているのかと怒られました」

 弁護人「それでも違うと主張したのですね」

 証人「その調子で恫喝(どうかつ)され、悔しくて涙を流す場面もありました」

 弁護人「涙を流したのはどれくらいの長さでしたか」

 証人「1時間くらいでした」

 弁護人「涙の理由は?」

 証人「聞いてもらえないという悔しさと恐ろしさもありました。関西弁でまくし立てるように『ふざけるな』と怒られ、(△△検事は)殺気だった感じや見た目も恐ろしいので、とんでもない人に代わったと、暗い気持ちになりました」

 《うっすらと目をあけた小沢被告は、やりとりに、じっと耳を傾けている》

           ______________

【小沢被告第8回公判(7)】
「悪いようにはしない…」恫喝一転、甘い言葉にぐらり

2011.12.8 16:56 (1/4ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース (14:00〜14:30)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《池田元秘書は平成22年1月15日に逮捕されたが、翌16日以降、小沢被告、大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=への虚偽記載の「報告・了承」を否定。21日に担当検事が××検事(法廷では実名)から△△検事(同)に代わった後、29日にこれを認める経過をたどった》

 《弁護側は長時間の取り調べや、他の被告が自白したという嘘の事実を告げて供述を引き出す「切り違え尋問」によって自白を強要させられたとして、捜査の違法性を立証する構えだ》

 弁護人「△△検事の印象はどうでしたか」

 証人「××検事より年配で体格も大きい。目つきも鋭く、雰囲気を持った方だな、と思いました」

 弁護人「△△検事の言葉で印象に残っているものはありますか」

 証人「『別件逮捕できるんだぞ』とか。『弁護士の言うことは聞くな、俺たちがお前のことを決める』とも言われました」

 弁護人「いつからですか」

 証人「最初の、初日の取り調べからです」

 弁護人「△△検事の取り調べはいつも高圧的でしたか」

 証人「いつもいつも、ではなく、ときに優しく接してくださることも。『いい加減認めちゃえば。悪いようにはしないよ』と甘い言葉をかけられました」

 《大久保元秘書との共謀を認めるよう迫られたと振り返る池田元秘書に対し、弁護士は「切り違え尋問」の状況について尋ねていく》

      _________________

2011.12.8 16:56 (2/4ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「大久保さんとの共謀を追及する中で、△△検事は大久保さんの供述について話していましたか」

 証人「私からの報告があったことを大久保さんが認めている、と言われました」

 弁護人「いつからですか」

 証人「最初のうちからそれとなく言われていましたが、心ならず調書にサインした29日の前、27、28日ごろからは何度も言われました。『大久保や石川はもう認めている。調書も進んでいる。自分だけ認めず、取り残されている』と」

 《池田元秘書は29日夜の取り調べで、調書に署名した。弁護側は前日以降の過酷な取り調べ状況について強調していく》

 弁護人「前日は何時まで取り調べがありましたか」

 証人「夜12時すぎまでありました」

 弁護人「△△検事はなんと言っていましたか」

 証人「先ほど申し上げたように自分だけ取り残されている、ということや『認めなければ大久保さん、石川さんの取り調べがますます厳しくなる』『捜査が拡大する』『保釈がなくなる、勾留が延びる』などと言われました」

 《男性弁護士は聴取記録から、28日夜に午後6時50分から9時7分、9時10分から29日午前0時2分まで、約5時間続いたことを説明し、続ける》

 弁護人「調書の原案は夜の取り調べが始まって、すぐ作成されたんですか」

 証人「午後7時ごろにはできていました」

 弁護人「それから、ずっと署名を迫っていたと?」

 証人「はい」

 弁護人「その日は拒否を貫いたんですね」

 証人「はい」

 弁護人「取り調べ後に独居房に戻り、どう考えましたか」

 証人「明日も続くんだな、と。どう対応したらいいかな。周り(大久保元秘書、石川議員)も認めているというし。認めてしまおうかな、と葛藤(かっとう)がありました」

             ____________

2011.12.8 16:56 (3/4ページ)[小沢被告 第8回]
 《翌29日、夕食休憩後の夜の取り調べで「報告・了承」を認めた池田元秘書。後日、この状況を記した弁護士宛ての直筆の手紙が、廷内モニターに示される。手紙には△△検事の発言内容が細かく書かれ、「楽になりたいと思い署名してしまいました」と締めくくられていた》

 弁護人「『素直にすれば悪いようにしない』という△△検事の言葉を、どう受け取りましたか」

 証人「状況が良くなる、不起訴になる、罪が軽くなる、という意味だと思いました」

 弁護人「実際に不起訴にすると言われたんですか」

 証人「言われてはいません」

 弁護人「そう受け取ったんですね」

 証人「はい」

 弁護人「しかし、それは△△検事が決めることではありませんよね」

 証人「組織上、上の人が決めることでしょうが、取調官が報告されるわけですから、情状や処分の関係で、それなりに権限があるのではないか、と思いました」

 《弁護側は、無理に作られた調書で「報告・了承」の詳細が記載されていなかった点を強調。池田元秘書は「事実がなく、検事は状況を聞くこともできないし、私が答えることもできない」と説明する》

 《弁護側はさらに、22年2月3日の調書で小沢被告の関与を明確に認めるまでの経緯を尋ねていく》

 弁護人「1月29日の調書では、小沢代議士に収支報告書の原案を示していたかどうか、明確ではありません。尋ねられていませんか」

 証人「28、29日は主に、大久保さんへの報告内容を聞かれました。小沢代議士への報告は話題になっていませんでした」

 弁護人「29日までに『この程度の調書に署名しても、小沢さんに累は及ばない』と言われたことはありますか」

 証人「この段階ではありません」

      _______________

2011.12.8 16:56 (4/4ページ)[小沢被告 第8回]
 《2月3日の調書は、小沢被告に会計収支の一覧表とともに収支報告書の原案を示し、問題の16年の土地購入にからむ会計を17年分に計上したことを伝え、「あーそうか、分かった」と了承を受けていた、という内容だ》

 弁護人「29日以降は全面自供の形になっています」

 証人「心が折れてしまって。できるだけ検事の心証が悪くならないように、と考えていました」

 弁護人「心が折れるとは?」

 証人「事実でないことを認めた虚脱感があり、全て検事に任せよう、と思っていました」

 弁護人「2月3日の調書に署名する際、△△検事は何か話していましたか」

 証人「『小沢代議士を起訴できない』と言っていました」

 弁護人「池田さんが『報告・了承』を認めても、小沢代議士を起訴できない、と」

 証人「この程度の調書では起訴できない。仮に起訴するなら、もっと詳細な状況について調書を作らなければいけない、と。そう言って調書に署名するよう求められました」

 《午前中には表示された会計収支一覧表などを熱心に眺めていた小沢被告も、いつも通りの「無表情」に戻り、目をつぶっている》

         ________________

【小沢被告第8回公判(8)】
「何点か確認させてください!」“無罪請負人”弘中弁護士ついに登場

2011.12.8 17:18 (1/3ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース(14:30〜14:50)

 《資金管理団体「陸山会」をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、証人として出廷した池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の質問が続いている》

 《男性弁護士は、池田元秘書が平成16年に購入した土地代金を17年分の収支報告書に計上したことについて、「小沢被告に報告・了承した」とする調書について尋ねている》

 弁護人「△△検事(法廷では実名)とはどういうやりとりがあったのですか」

 証人「私は『小沢代議士への報告は年に1度、12月にしかしていません』と申し上げました。すると、△△検事は『じゃあ(調書に)12月って入れてやるよ』っていう感じで、曖昧(あいまい)な表現にして『入れてやっただろう』と」

 弁護人「△△検事は(小沢氏への報告の時期を)3月としたかったのですか」

 証人「そうです」

 弁護人「しかし、池田さんの認識では3月はなかったのですね」

 証人「はい」

 弁護人「この調書に具体的な記載がないのはなぜですか」

 証人「そもそも(事実が)ないことなので、△△検事にも取り繕うことができなかったんだろうと思います」

 《弁護士は別の調書についても尋ねる。池田元秘書が署名した供述調書の中には、池田元秘書が「共謀の意味を誤解していた」という趣旨の文言が出てくる》

 弁護人「『共謀』の意味を誤解していましたか」

 証人「誤解していません」

 証人「当初から共謀はないと申し上げていました」

 弁護人「この調書でいう共謀とはなんですか」

 証人「報告し、了承を得るということです」

 弁護人「明らかな誤記ですが、見落としていたのですか」

 証人「はい。憔悴(しょうすい)しきっていましたので、気づきませんでした」

            _____________

2011.12.8 17:18 (2/3ページ)[小沢被告 第8回]
 《法廷の大型モニターに池田元秘書が当時、弁護士に宛てて書いた手紙が映し出される。2月4日付だ。「調書を認めなければ、捜査も終わらず罪も重くなる」。弁護側の主張する検察官の「威圧」を告白した内容だ》

 弁護人「この手紙に出てくる検事は誰ですか?」

 証人「△△検事です」

 弁護人「手紙には『この程度の報告で小沢先生や大久保さんには迷惑もかからない』ともある。この検事は誰ですか」

 証人「△△検事から、2月3日と4日の取り調べで言われました」

 弁護人「2月3日の手紙には、『××検事が可能性の話をさせられた』との話も出てきますが、どうして(取り調べをしていた△△検事ではなく)××検事の名前も出てくるのですか」

 証人「△△検事の調書が××検事の調書からの引用が多かったので、弁護士には(手紙を書く以前の)経緯を含めて理解してほしかったのです」

 《さらに弁護士の質問は、池田元秘書の保釈後の取り調べに及ぶ》

 弁護人「検察から呼び出されましたよね」

 証人「はい」

 弁護人「担当の検事は誰でしたか」

 証人「××検事です」

 弁護人「調書は作成されましたか」

 証人「作成されませんでした」

 弁護人「どうしてですか」

 証人「私が保釈前の調書でサインはしましたが、『小沢代議士と大久保さんに報告したり、了承を得たことは全くない』と申し上げたので、調書にしようがなくて作れなかったのだと思います」

 《男性弁護士が質問を終えた。次に、小沢氏の右隣に座っていた“無罪請負人”の弘中惇一郎弁護士が立ち上がり、「何点か確認させてください」と質問を切り出す》

 《池田元秘書は21年12日24日の任意の取り調べで、検察官から陸山会など5団体の収支一覧表を検察官から見せられ、翌25日の取り調べで、「簿外で借りた4億円」との表現がある調書に署名している。池田元秘書は、検察官に「簿外」を「収支報告書に入らない金」と確認した上で署名したと説明していたが…》

        _______________

2011.12.8 17:18 (3/3ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「(前日の)24日に一覧表を見ていれば、25日に間違えることはないのではないですか」

 証人「(24日には)きちっと見たわけではなく、こういう一覧表があるのかと分かっただけでしたので」

 弁護人「数字まで識別できるほどには見ていないわけですね」

 証人「そうです」

 弁護人「小沢邸に隣接して陸山会の建物がありますか」

 証人「はい。私邸の一角に駐車場と、書生の住み込み部屋を陸山会で借りています」

 弁護人「貸し主は?」

 証人「地主から借りています」

 弁護人「地続きになっているのですか」

 証人「はい」

 弁護人「借家ですね」

 証人「そうです」

 弁護人「借りている人は誰ですか」

 証人「(小沢被告の)奥様が契約上の借地になり、陸山会が借りています」

 弁護人「なぜ奥さんが?」

 証人「貸し出す方の問題で、政治団体に貸すと手続きなどが複雑になるので、できれば個人にしてほしい、と。直接借りられないので奥さんを通したと聞いています」

 弁護人「地上の建物は誰の名義ですか」

 証人「そこまでは…」

 弁護人「地上の建物は陸山会が使う目的で建てられたのか」

 証人「そう聞いています」

 弁護人「賃料は相場に比べてどうですか」

 証人「当時はよく分かりませんでしたが、石川(知裕衆院議員)さんの方から相場で計算してこうなったと聞いています」

 《弘中弁護士が質問を終えると、大善文男裁判長が30分間の休廷を告げた。小沢被告はじっと時計を見ている》

     (略)

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