連立政権がスタートして

  • 2009/10/30(金) 21:52:15

 連立政権がスタートして、どの大臣もとてもよくやっているように思うし、政権が交代するというのはこういうことなんだなとこの頃つくづくと思う。

 自公政権の時には見えなかった政治の動きや実情が、政権交代後はオープンになって、国民にもよくわかるようになった。

 各大臣が何を考えているかもよくわかる。

 岡田外務大臣の行動力と納得するまで話し合おうとする姿勢にも好感がもてる。

 よく議論し、最もよい最終結論を導きだそうという努力していることがよくわかる。

鳩山総理の所信表明演説で、友愛政治とは弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならないというのがおぼろげながらにわかってきたようにも思う。

 前政権のときの処理や引継ぎのために、新政権が軌道にスムーズにのせるのには、まだまだ時間がかかるかもしれないし、オープンにしてるがゆえに言っていることが食い違っているとかいうことも出てくるだろう。

 それでも、今までのように、ただ用意された原稿を読み上げるだけのような大臣よりはよっぽどいい。




 それに、あの小泉チルドレンよりも、新政権の新人たちは党が教育して議員に育てようとする姿勢が見受けられる。

 政権交代の混乱はあるだろうけれども、当選したばかりの新人議員をいきなり政党ではなく内閣の仕分けに参加させるという驚くような出来事にも、ブレーキをかけて中止しようという、方向が間違った時にも軌道修正する力が内臓されているのは、喜ぶべきことである。

 連立政権政府と民主党は、実質一体のものだとしても、けじめをつけてできるだけ分けておくべきだし、ましてや、当選して右も左もわからぬものを、まだ議員としてこれからの活動で国民の支持をうけるかどうかわからぬ者を、いきなり内閣の仕事に参加させるのなどもってのほかだと思っていた。

 政府から委嘱された人だけではなく民主党からも代表をだすとしても、それはただ仕事を事務的に処理するためというより、財政などのしくみがある程度理解できている者を参加させないかぎり、内閣府の国家戦略室が行っているとはいえない。

 民主党の財政の仕分けなどの仕事に新人を経験として参加させるなら別だが。

 鳩山さんは内閣と政党の最高責任者だが、内閣は菅さん、政党は小沢さんがそれぞれのトップとして動くのだろうか?


 党への委託はトップ同士がよく話し合って、決定すべきだと思う。


 軌道にのったら、政党と内閣をあまり混同しないで、進んだほうがいいように思う。

連立政権政府へ民主党としての質問もすべきだと考える。例えそれが連立政権政府をヨイショする内容になったとしても。

 
 そして、誰か一人は煩雑な中に取り込まれずに、必ず大局的に眺められる者をおいておくべきだ。

 全員で取り組もうとしてあまりに忙しく政局の全体が見えなくなるのはおそろしいことだ。

 たぶん、菅さんと小沢さんはそのような立場にあって、軌道修正することのできるようにおかれているのだと思える。

 連立政権がスタートして、連立を組む社民党や国民新党がどれだけいっしょにやれるか。

 社民党の重野幹事長が、普天間基地問題の民主党の対応を「民主党はぶれてる」という言葉で批判していた。

 この言葉に私は、憤りを覚える。

 ぶれるというとあの自民党のブレフォーを思い出すからだ。

 面白おかしく自民党が民主党を批判したあれと同じ見方を今度は社民党がするのか?

 前政権が交渉して決定したことを覆すとなるとよっぽど相手と話し合わなければならない。

 鳩山総理が決断をするために各大臣ともできるかぎりのことをしようとしているのがわかる。

 社民党が沖縄のためにゆずれないと思うなら、「社民党は沖縄住民に代わって主張すべきことはゆずらず主張する」と言えばいい。

 できるだけ三党合意に沿って進めようとしても、普天間基地を普天間、グアム、山口に分散させるところで前政権が合意しているものを、いきなり新政権が変更するのは容易ではないはずだ。

 それでもいくつかの案をアメリカ側に諮りながらいる民主党に対して、部外者が言うように、「ぶれている」といっしょに政権を担当している政党が言うとは何事かと思う。

 嘉手納の統合からいずれは国外へという道筋など、方法はいくつかあるにしても、いきなり日本の政権が代わったからといって、納得させるためにはそれ相応の手だてを踏まなければならぬのは、政治に疎い私にだってわかることだ。


 国民の立場にたって、ただ批判するだけでなく政権与党として民主党と充分に意思疎通をはかりながら進めて欲しいと思わずにはいられない。

 野党がするような批判を軽はずみにいっしょになってすれば、社民党そのものが国民の支持を失うことは明らかである。 

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