国連安全保障理事会首脳会合「核兵器のない世界」歴史的決議

  • 2009/09/29(火) 20:43:49



安保理「核兵器のない世界」全会一致採択
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 9月24日ニューヨーク国連本部での「核不拡散と核軍縮」をテーマに、オバマ米大統領が主宰する国連安保保障理事会の首脳会合が、

 核不拡散条約(NPT)で核兵器の保有が認められている米ロ英仏中5カ国すべての指導者が、安保理事国の米国が提起した「核兵器のない世界」を目指す歴史的な決議を全会一致で採択した。

 今まで広島・長崎がどんなに世界へ向けて訴えても、空しく響いていたのが、アメリカの大統領がかわり、日本も政権交代するとこうも変わるものかと思う。

 被爆者の存命中に、世界の指導者たちがこのような決議をしたことを、同じ日本の国民としてとてもうれしく思った。

 世界で唯一の被爆国日本がこの決議をどのように受けとめるのか。

 15カ国全会一致で決議されたという歴史的決定を被爆者にインタビューしながら、被爆国日本として、ニュースで丁寧に時間をかけて報道していたのは、私が見るかぎりはテレビ朝日の「報道ステーション」だけだった。

 勿論、他局もニュースとして報道はしていたが。

 長い間、アメリカは原爆投下の正当性を主張し、その陰にいる被爆者や被爆国のことにはふれようとしなかった。

 世界中で唯一原爆が投下され、その亡くなった被爆者や生存している被爆者も被害者にもかかわらず、ただただ運が悪かったと自らを責め、ひたすら誰にも何も語らず、耐えてきた。

 「戦争に負けた日本が悪い。広島・長崎に生まれたのが悪い。」と投下国アメリカのことを責めることすら許されなかった。

 耐えることしかなかった広島・長崎の人々は、自らの受けた痛みを世界核兵器廃絶への願いに昇華させながら、生きてきた。

 メディアでさえ、年々真正面からつっこんで取り上げることがなくなっていった。

 そんな時、オバマ大統領の「世界で唯一核兵器を使用した国として、核なき世界を提唱する」プラハ演説は、被爆国日本のみならず世界中の人々に驚きをもって迎えられ、今度こそ「戦争の20世紀」から「平和の21世紀」となるとの思いを抱かせた。






 そして、世界の指導者が集まる安保理事会でこの歴史的決議がなされた。

 日本にとっても、世界にとっても、人類にとっても本当に歴史的な決議である。

「オバマ大統領へ」というところで書いたような私の願いは、鳩山首相が演説で

「世界の指導者の皆さんにも、ぜひ、広島・長崎を訪れて核兵器の悲惨さを心に刻んでいただければと思います。」

 「なぜ、日本は核開発の潜在能力があるにもかかわらず、非核の道を歩んできたのでしょうか。

 それこそが、唯一の被爆国として我が国が果たすべき道義的責任だと信じたからです。」

 「私は今日、日本が非核3原則を堅持することを改めて誓います。」

 「オバマ大統領が 核兵器のない世界 の構想を示したことは、世界中の人々を勇気づけました。今こそ我々は行動しなければなりません。」

「核保有国であろうと、非核保有国であろうと、核軍縮・不拡散に向けて行動することは地球上すべての国家の責任であります。」



 と、日本の非核政策を「唯一被爆国として果たすべき道義的責任」として説明し、「日本は核廃絶に向けて先頭に立たなければならない」と決意を表明し、「世界の指導者はぜひ広島・長崎を訪れ、核兵器の悲惨さを心に刻んでいただければと思う」と訴えたことで果たされた。


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