タマカタカイガラムシ

  • 2010/05/28(金) 22:40:43




和順庭の梅の木にこのようなものを発見した。何かと調べてみると「タマカタカイガラムシ」だった。


「タマカタカイガラムシ」
寄主植物:ウメ、アンズ、スモモ、リンゴ、サクラなどバラ科植物。

幼虫越冬。春に球形の成虫になり径4〜5mm、5月頃に成虫の体の下に産卵し、5月下旬〜6月に孵化する。孵化幼虫は枝に定着する。年1回の発生。

駆除方法
http://www.afftis.or.jp/kaigara/bouzyo.htm
が書かれているが、薬よりもやはり歯ブラシのようなもので、おとす方法のようだ。
また、カイガラムシは薬剤での駆除が難しく、天敵のハチによって効果をあげたという報告もあるようだ。

また、アカホシテントウが、タマカタカイガラムシを食べるとも言われている。和順庭では、このタマカタカイガラムシのついている木のまわりに、ハチやテントウムシをよく見かける。

和順庭では、農薬・消毒剤の散布はできるだけ避けている。
桜の木に毛虫の巣を発見したときも、薬をつかわない方法をとった。

これについては、バラの病気などもだが、農薬などを使い続けると結局はどんどん強い薬を使用しなければ効かなくなるということだ。

住宅密集地では、散布せざるを得ないだろうが、和順庭のような広いところでは、自然にできるだけ逆らわない方法を用いてみようと思っている。

http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-544.htmlのところで書いたが、それはこの無農薬栽培に影響されたのかもしれない。(和順庭での肥料は抜いた雑草による自家製の堆肥と油粕。木酢酸をよっぽどの時まくという酢による消毒ぐらい。←気やすめぐらいとバラ栽培の専門家からは言われるが。)

 


「すべては宇宙の采配」「奇跡のりんご農家 木村秋則」

林檎農家の道を歩む木村さんの不可能といわれた無農薬、無肥料でのりんご栽培をするために挫折しながらも実現して行く様子がエッセイ風に描かれています。

 無農薬・無肥料栽培に挫折し、自殺しようと山の中を歩き、首をつろうと枝に引っ掛けようと投げた縄があらぬ方向へ飛んで行き、拾い上げたところに野生のりんごが3本立っていて、

誰にも肥料を与えられず、農薬も散布されていないのに害虫に負けることなく堂々とした佇まいで生きている。

 それを見たときに、その根元の土のふかふかでほのかにいい香りがしていることから、この山のような自然の状態をつくればいいことに気づき、畑の土を自然な状態にするべく奮闘します。

 土の中にはバクテリア(真正細菌及び細菌)の世界があり、たくさんの生物がひしめきあって生きているのですが、化学肥料を入れるとバクテリアが死んでしまい、作物の生長が悪くなるためさらに肥料を入れる。

その挙句、土はどんどんバランスをおかしくしていくと言います。

 昆虫や雑草、鳥や野うさぎ、テンやイタチ、りんごの害虫となる蛾を食べるカエルというような食物連鎖、命の循環がある。

それらのバランスがとれだすとやがて巨大なミミズが出没するようになり、そのミミズの糞には土をよくする微生物や菌類が大量に含まれています。

数えきれないほどの種類のいる木村さんの畑は、いわば他民族国家のようなもので

「いろんな種類の人がいるから、どのタイプの人にとっても、すぐに慣れて暮らしやすいのです。国家としての懐が深く、まさに受け入れる土壌があるというわけです。」

「苗にストレスをかけないですくすく育ってもらうためには、たくさんのバクテリアがいる豊かな土を育むことが大事です。」

と言います。

「気づいたのは、自然とともに生きるということは、ただギャートルズのように自然と同化して走り回ることではなく、

『自然を活かして生きる』という考えかた」で、「自然のバランスを知ったうえで、その仕組みに逆らうことなく、自分たちがうまく生きていけるように活かしていくわけです。」

「土のなかに存在しているエネルギー、土が持つパワーをいかに活かすか、人にはそれが許されているだけです。

土に働いてもらうのです。

わたしもむかしは『自分が、畑や自然を、この手で支配してるんだ』という感覚がありました。

効率化を図るために、自然を傷つけるような栽培をしていました。

いまは違います。

『人間も植物も、地球上の生き物のひとつに過ぎないんだ』と思っています。そして、万物の長として『活かして生きる』という考え方を持つことが、とても大事だと感じているのです。」


 この本のカバーに書かれている

「作物がうまく育たないとき、それを土のせいにはしません。

ずっと前からそこに存在している土のほうが、突然来た作物を嫌がっている、

わたしはそう考えます。」

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