11なぜこの時期に小沢捜査なのか?  検事・郷原信郎氏 理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕 part1・2

  • 2010/01/19(火) 20:21:18




 中井国家公安委員長が「特捜部は国民に対して説明しなければ、何のために捜査しているのか、国民からは何も見えず不信感を買うだけだ。」という主旨の発言をテレビでしているのを聞いて、もっともだと思った。

 この時期国民から選ばれた国会議員を逮捕するからには、証拠も容疑もはっきりしていて、それが国民から見てわかるのが普通である。それが、テレビや新聞から得られる情報は、これというはっきりとした逮捕理由が語られないで、一斉捜索に入るとかというニュースばかり流れる。また、マスコミへのリークについても常軌を逸しているといえる。

この時期逮捕するからには、よっぽどの重大事件があって、わかればみな納得するようなものでなければ、どうも腑に落ちない。まず、今出てきているような理由で逮捕して締め上げるというような方法は、時期が時期だけに「検察特捜の暴走」と批判されるのは当然といえる。よほど隠された何かがあるのだろうか?と思ってしまう。

 今日になってやっと千葉法務大臣の会見の内容が報道された。「一般論として(法相の検事総長に対する)指揮権は存在する」と繰り返した上で、「行使のあり方については個別に答えるものではない」と今回の事件での対応は明らかにしなかった。また、原口総務相は、検察側のリークに基づいた集中報道がされているのではないかとの質問に、個別案件には答えないが「情報源を明示すべきだ」との考えを示したという。

 このような検察特捜の対応について、検察OBで桐蔭横浜大学法科大学 院教授の郷原信郎氏の動画があったので載せてみた。

元検事・郷原信郎氏 理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕 part1


元検事・郷原信郎氏 理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕 part2



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ビンラディンの写真にスペイン議員の写真   FBIが無断借用・合成作成

  • 2010/01/19(火) 18:24:41




 私たちが、国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディンと思っていた写真が、スペインの国会議員の写真で、インターネットの画像検索で見つけた同議員の写真を米連邦捜査局(FBI)が無断借用し合成作成していたという報道、あなたはどう思いますか?いつか国際指名手配犯人にされているとしたら?

ビンラディンの「顔」、議員写真を借用…FBIに大激怒
2010年1月19日11時50分
http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201001190142.html

米連邦捜査局(FBI)が14日に公表した国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の「今の顔」の想像写真の一部に、



実在のスペインの国会議員の顔写真が使われていたことが分かった。議員はカンカンで、法的措置も辞さない構えだ。


 AP通信によると、使われたのは、共産党系の「統一左翼」前代表のリャマサレス議員が、2004年の総選挙用のポスターで使った写真。比べると、髪形やおでこなどはそっくり。輪郭など全体の印象も似ている。

 FBIのホフマン広報官は朝日新聞の取材に無断借用を認め、「担当者がぴったりの素材を資料から見つけられず、ネットで見つけた写真を部分的に使ってしまった。誰の写真か知らなかったし、悪意はなかった」と釈明した。

 一方のリャマサレス議員は「もう米国では安心して旅行もできない。恥知らずな話だ」と激怒。ビンラディン容疑者とは同年齢としつつも、「身体的にも思想的にも同じ部分は全くない」と語った。米政府に直接説明を求め、法的措置も考えるという。 (アサヒコム)

“ビンラディン容疑者”写真を無断使用

http://woman.excite.co.jp/News/world/20100118/Ntv_20100118037.html

アメリカの連邦捜査局(FBI)がウサマ・ビンラディン容疑者の「現在の顔」として作成したモンタージュ写真に、スペインのリャマサレス議員の写真が無断で使われていたことが明らかになった。
 
ビンラディン容疑者の「現在の顔」として合成された写真と、リャマサレス議員の写真を比べると、額や髪の形状などが非常によく似ている。リャマサレス議員は「初めは冗談かと思った。情報機関のレベルの低さを表していて滑稽(こっけい)だ」と述べ、法的措置も辞さない構えを見せている。
 
リャマサレス議員の写真が使用された理由はわかっていないが、FBIはスペインメディアの取材に対し、「インターネットの写真検索から議員の写真を使った」と無断使用を認めており、既にウェブサイトから合成写真を削除している。(日テレニュース)


スペイン議員の顔を無断借用 ビンラディン容疑者写真

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/146830 

【ワシントン共同】国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(52)の最近の姿を想定して米政府が公表した合成写真が、スペインの議員の顔写真を素材に作製されていたことが判明。怒り心頭の議員は訴訟も辞さない構えを見せている。AP通信が17日までに報じた。

 顔写真を無断借用されたのは、統一左翼(IU)の前代表、ガスパル・リャマサレス議員(52)。2004年に選挙用ポスターに使っていた写真の、額から上の部分がそのまま使われ、全体としても同議員の顔に似た仕上がりとなっている。

 合成写真を作製した連邦捜査局(FBI)は、スペイン紙ムンドの取材に対し、同議員の写真を使用したことを認めた。適切な素材がなかったため、インターネットの画像検索で見つけた同議員の写真を使ったという。

 頭髪やひげに白髪が交じり、顔のしわも増やされた合成写真は、頭に白いターバンを巻いたものと、ターバンを外してひげを短くした2通り存在し、15日に公表。後者は17日現在、サイトから削除されている。(西日本新聞)

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10 なぜこの時期に小沢捜査なのか?山崎行太郎政治ブログと元東京地検特捜部副部長 永野義一氏の「私の視点」

  • 2010/01/19(火) 09:28:23




文芸評論家山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090320/1237492547
■東京地検検事こそ総辞職せよ、とでも言うべし。


 麻生太郎氏は、総理大臣とは言いながら、まことに幼稚な知能の持ち主らしく、小沢民主党党首の秘書逮捕について、国会審議の過程で、福島社民党党首の質問に、「違法だから逮捕したんでしょう?」というような答えを何回も繰り返したらしいが、これはまさしく、「検察」や「検事」を単純素朴に、世に蔓延る「悪」を、天に代わって成敗する「正義の味方」と妄想し、何の疑いもなく、その「正義の味方」に一方的に拍手喝采する、純朴な子供たちの言い出しそうな言葉だといっていいかもしれない。

しかし、それを子供ではなく、大の大人が、しかもこともあろうに、日本国の総理大臣が言うのだから、世も末である。「推定無罪」という言葉も思想も、この総理大臣氏の脳味噌には入っていないらしい。

ところで、今回の「小沢氏秘書逮捕」事件ほど、「検察=正義の味方」的な図式がくずれ、検察という組織の存在や行動、そして情報リークこそが、犯罪や事件の温床であり、ある場合には、検察という組織こそ逮捕され起訴されるべき犯罪集団でありうる可能性があるということを、天下に知らしめた事件は珍しい。

おそらく、国民の多くは、いつかは自分の身にも、検察という魔の手が忍び寄ってくるかもしれないと思って、一瞬、ひやりとしたに違いない。検察は、「違法だから逮捕したんでしょう?」と呑気に言っていられるのは、検察幹部の某氏と事前に密談し、「小沢民主党党首秘書逮捕」というヤラセ捏造を前提に打ち合わせを済ましている麻生総理とその関係者だけだろう。

スターリンの粛清政治や北朝鮮の政治犯罪者作りの構図と、つまり、その犯罪の捏造、犯人の逮捕、情報リークによる犯人とその関係者の社会的抹殺の陰謀の仕方がよく似ていると言わなければならない。、


ところで僕は、これまで、検察側が一方的にリークし、新聞やテレビがそれを、「待ってました」とばかりに、いわば、「これぞ真実だ…」とでも言うかのように、検察のリークした情報を鵜呑みにして、真実らしく報道する西松建設の政治献金の実態、あるいは小沢民主党党首の秘書の言動などについて、まったく触れないで来たが、

それは、リーク情報に反論するにせよ、批判するにせよ、いずれにせよ、検察側が設定した「犯罪ゲーム」に参加することは、検察側の土俵に上ることであり、むしろ今回の事件捜査で一番先に問うべき「検察の暴走」や「検察の犯罪」の実態の告発を放棄することであり、つまり小沢氏秘書の犯罪事実を前提に、なかばそれを容認する形でしか議論できない、と考えたからである。

しかし、今日までの「小沢民主党党首秘書逮捕」事件の展開を見ていると、異例ともいうべきかも知れないが、今回の事件捜査で一番先に問うべき「検察の暴走」や「検察の犯罪」の実態の告発が、ネットやフリージャーナリズムを中心に盛り上がり、検察や政府、マスコミが結託して作ろうとしている、「違法だから逮捕したんでしょう?」というような思想レベルの稚拙な「土俵」は崩壊しつつあるように見えるが、どうだろうか。

というわけで、今や、辞職すべきなのは小沢民主党党首ではなく、東京地検の検事たち、あるいは東京地検特捜部に政権延命の助け舟を求めた哀れな宰相・麻生太郎の方であろう。ところで肝心の「西松建設政治献金問題」の方だが、情報操作の効もなく、検察の描いていたストーリーは、ことごとく破綻しつつあるようだ。

たとえば、二つの政治団体は西松建設のダミーだった、だから違法だ、と言うことに関していうと、ほとんどの政治団体はいわばダミーである。何故、西松建設の政治団体だけが違法なのか。検察は、どう説明するのか。さらに、西松建設の政治団体は、活動実体のないペーパー団体だったという点に関しても、検察側の主張は崩れる。西松建設の政治団体は、小なりとは言え、パーティーを行うなど、活動実態はあった。

さらに事件を拡大して、「利得斡旋収賄罪」iに関しても、検察やマスコミは、意図的に、小沢民主党党首を悪の権化に祭り上げたいらしく、土建業界における小沢一郎の政治力を過大評価する情報を流しているが、現在の小沢一郎は、党首とはいえ、単なる一野党党首であって、「利得斡旋収賄罪」にふさわしいような政治的役職についていない。

「利得斡旋収賄罪」を調査したければ、自民党議員を調べれば、間違いなく、それにふさわしい政治家にたどり着くだろう。いずれにしろ、検察や政府、マスコミが一体となって試みつつある事件捏造劇は、つまり検察の描いていたストーリーは、情報操作の効もなく、ことごとく破綻しつつあるようだ。検察、政府、マスコミ幹部は、責任を取って、総辞職すべきである。


■東京地検特捜部の暴走と敗北。


東京地検、政府、マスコミが結託し、来るべき政権交代を阻止すべく「小沢民主党党首秘書逮捕」という検察の暴走までは、まだなんとか見るにた堪えられたけれども、その後のマスコミを使った露骨な情報リークによる情報操作が、国民大衆の目に露になるに従って、特に東京地検特捜部をめぐる状況は一変した。

「国策捜査」という言葉が巷に氾濫し、検察の捜査に関する情報のリークとそのリークされた情報を基にした国民洗脳工作の実態が明るみなるにしたがって、問題は、むしろ「逮捕された」側よりも、「逮捕した」側にあることを、多くの日本人は、感得したに違いない。

その国民の大きな声に押し切られたのだろうか、ここえきて、つまり逮捕されている秘書の立件を目前に控えて、「小沢代表聴取、見送り」「小沢氏への聴取を断念」という検察側のリーク情報が、さかんに流されているようだが、もしそれが正しいとすると、今度は、検察、政府、マスコミの「戦犯探し」が始まることになろう。

とりわけ今回の騒動の実行責任者である東京地検特捜部部長・佐久間達哉氏、検事総長・樋渡利秋氏等への責任追及は不可避だろう。見方を変えれば、国家反逆罪にも相応しいような今回の「次期総理候補・小沢一郎潰し」の犯罪は、徹底的に調査し、厳しくその責任を問うべきである小沢代表聴取、見送りの公算=「必要性なし」−公設秘書の違法献金事件・東京地検

山崎行太郎
文藝や哲学を知らずして政治や経済を語るなかれ!!!
「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認められ、文壇や論壇へ進出。大西巨人との論争や、小泉・竹中批判、安倍批判、「青色発光ダイオード」の中村教授批判を展開。最近は「沖縄集団自決裁判」問題で、曽野綾子や小林よしのり、及び保守論壇の守旧派・渡部昇一、秦郁彦……等を徹底批判。文壇・論壇に蔓延する予定調和的言説の脱構築的解体を目指すー。 


朝日新聞「私の視点」

国会議員の逮捕     誰もが納得できる捜査こそ


永野 義一(弁護士・元東京地検特捜部副部長)
 東京地検特捜部が、石川知裕議員を政治資金規正法違反容疑で逮捕した、というニュースを見て、私は「特捜部も変わったなあ」と思った。

 私は1970年代から90年代にかけて通算8年間特捜部に在籍したが、当時の特捜部では、「国会議員を逮捕するなら増収賄で」というのが当然と見られていた。
 金額も大事だった。ある時、私が内偵を進めていたある与党の有力議員をめぐる捜査に関して、上司に「数百万円の収賄で逮捕したい」と相談したところ、「仮にも国民から選ばれた人間を刑事罪の問う以上、だれが見ても『それならやむを得ない』と納得する罪状でなければダメだ。数千万のわいろがなければ無理だ」と一蹴され、立件を断念したことがあった。ましてや政治資金規正法違反で国会議員を逮捕したいなどと言える雰囲気ではなかった。

 そのころは、深く考えず「そんなものかなあ」と思っていたが、今から振り返ると、当時は、田中角栄首相がロッキード裁判を闘いながら、事実上政界を支配していた時代だった。世論の評価が分かれる罪で国会議員を逮捕すれば、政界から「検察ファッショという批判が集中することは火を見るより明らかで、そうした事実は避けなければならなかったのだ。
当時の検察幹部は、政権与党と前面的な対立関係に陥らないように細心の注意を払っていたと思う。


 それに比して、今回の事件はどうか。何を最終目的に捜査しているのだろうか。

 ゼネコンからの裏資金の情報が一部で報道されているとはいうものの、小沢一郎氏の当時の立場から考えて職務権限がないので、収賄には問えない。もし、金丸信自民党元副総裁のように脱税などで立件できず、政治資金法違反の共犯程度で終わったとしたら、検察は大きなダメージを受けることになるだろう。

 もう一つ、今回の逮捕劇で違和感を感じたのは、テレビのニュースで「石川議員に出頭要請」「石川議員出頭」「逮捕状請求」といった途中経過が逐一速報されたことだ。

かつては、社会的立場にある人を聴取したり、出頭要請したりするときは、その人の名誉に配慮して、秘匿を心がけたものだ。速報どころか、出頭や聴取そのものが報道されないよう注意した。そのあたりの情報管理はどうなっているのだろうか?


 通常国会直前の国会議員逮捕といえば、私は92年1月、鉄鋼加工会社「共和」からの収賄容疑で安部文男元北海道・沖縄開発庁長官を逮捕したが、その時も政局に影響を与えないよう最大限の配慮をした。選挙で国民の負託を受けた国会議員を対象に捜査する時にはその立場の重みを忘れてはいけない。

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