高速通行料1000円とETC利権

  • 2009/03/31(火) 11:57:16

海ほたる

高速道路をなぜ無料にしないのか? 高速料金が千円になったので実際に利用してみて、あれこれ感じたことを述べてみたいと思います。

 どこまで行っても千円と喜んでいても、期間を限定しているので、二年後には、またもとの料金にもどってしまうのでしょうか?定額給付金といい、長期的な計画に基づかず、選挙めあての短期的な政策で、結局それにふりまわされるのは国民だというような気がしてしまうのですが。

 そもそも社会保険庁の年金問題、後期高齢者医療制度など問題が山積している中で、「高速料金を1000円にする」という言葉だけに踊らされて諸問題の論点がうやむやにされてしまわないよう、問題点をはっきり整理する姿勢を主婦の私も持とうと決意しました。

 民主党の高速無料化に、対抗策としてふってわいたような高速1000円政策。私達庶民は、無理矢理ETCなんてつけなくても、無料になれば、渋滞はなくなるし、流通コストも下がって物価も安くなるのにと思うのですけれど、これにはそうされては困る人達がいるらしいのです。

 ETCをつけるのに、政府は、助成金を出すといいながらも、ローンを組まないで現金だと助成金は出さないと言います。現金だってつけるのに変わりないのに、それはなぜ?ETCを付けさせるのは、渋滞緩和のためでしょうか?それなら無料化にすればすむはずです?それともローンを組ませることによりローン会社と政府の取引やキックバックが何かあるのでしょうか?

 と疑問に思っていたら、週刊ポスト(4月10日号)に次のような記事が出ていました。週刊ポスト4月10日


道路族官僚 ETC利権  マネー還流図 
「通行料1000円」大渋滞を横目に高笑い!
「機器無料配布」の裏で「セットアップ」
「カード発行」の110億円ビジネス

{そもそも、この通行料1000円で走り放題の恩恵を受けるのは<休日にETCを付けたマイカーで高速道路を利用する>という条件に合うドライバーに限定されている。

 いくら通行料を値下げしても、いくら助成金を投入しても、ETCさえ普及すれば、お釣りがくるほど儲かる仕組みがあるらしい。

国土交通省の天下り法人「高速道路システム高度化推進機構」、「料金所関連天下り法人」、「サービスエリア、パーキングエリア関連天下り法人」それに販売業者・セットアップ店、車載器メーカー、カード会社、高速道路交流推進財団などなど。

 道路族官僚にとっては、政府が税金で負担してくれるなら、通行料をどれだけ下げても、ETC搭載車が増え、PAとSAの売り上げが伸びるから利権の拡大につながる。

 しかし、彼らが絶対に阻止しなければならないと考えるのは、高速道路の無料化である。

 1円でも料金を徴収する制度なら、ETCや料金所業務の天下り団体が必要だが、料金0円の一般国道になればゲートも料金所もETCの決済システムもいらない。天下りネットワークが崩壊するのである。


 料金割引による経済効果は1兆7000億円に過ぎないが、無料化すれば7兆8000億円に達すると試算されている。

 トラック業者では、輸送コストが下がり料金を下げる余地が生まれ、物品を運んでもらう製造業や農林水産業の企業にもコストを低減させるプラス効果が生まれ、経済の活性化・国民の暮らしの質の向上につながる。

 また、料金所がいらなくなり、大掛かりの工事を必要としない出口を増やせるので、料金所渋滞がなくなる。

 平行して走る一般道の渋滞も同時に緩和できることになり、道路の利便性は飛躍的に向上する。}




 この記事を読んでみて、千円乗り放題やETC助成金に殺到する国民が、天下り官僚の利権にふりまわされて、真面目に働いて払っている税金を吸い上げられ、いつまでたっても還元の恩恵にこうむることなく終わるのはないかと思うのです。


 民主党の無料化があったから、自民党もあわてて千円にしましたが、それがなければ永久に国民には還元されない気がします。

 私達は国民の側にたって政治をしてくれる政党ならどこでもいいのですが、国民の利益より自らの利権を優先させる政党にとっては、古い体質を壊されるのを何より嫌うのではないでしょうか。


 今、この旧体質の弊害を追求し、変えることのできる政党がなければ、日本の政治が停滞するだけではなくて、世界からも相手にされなくなってしまうでしょう。

 ETC利権のように諸問題にメスを入れられ追求されては困ると考える人達は、まず、この対抗政党をつぶしにかかります。

小沢さん涙の会見

 政治には素人の私でさえ、今の自民党に対抗できる政党は民主党で、それも小沢さんのように政治の裏の裏まで知り尽くしている人がいないと追求することも正すことも無理だということはわかります。

  
 田中角栄の金権政治の光も闇も見てきて、そのおそろしさも充分知り尽くしているからこそ、立ち向かえる力も持っているのだと思います。

 
 アメリカのように、政権交代すれば良くなるとの期待すら奪われた国民は、
政治に対して、絶望感を持ちつつあるのが現状です。

 
 政党にとって「決算報告」といえる政治資金収支報告書の現時点でもっとも
新しい2007年の報告書で、各政党の献金依存度は、自民党32.6%・民主党15.7%・公明党26・1%・共産党17.0%・社民党17.9%・
国民新党20.9%・新党日本4.7%となっていて(3月26日付け日経新聞)、民主党が特に献金に依存している政党とも思えないのです。

 
 あの小沢秘書献金虚偽記載事件のようなことでこの時期に検察が追求するなら、秘書の起訴だけでなく、もっと他の政党や大掛かりな組織的犯罪がでてきてもよさそうなものです。

 
 あきらかに、小沢さん個人をねらった民主党つぶしにおもえてしまうのは私だけでしょうか。ETC利権や創価学会の証人喚問など、ある特定の政党の思惑もからんでいるように思います。

 
 それがみえない民主党議員は、民主党つぶしのための小沢おろしを応援し、「国民の8割がやめろといっている」と言います。8割なんてことはないと私は即座に思ったのですが。
 
 前原・岡田・鳩山・菅さんの誰がなっても、政治家としての素晴らしい素質が認められたとしても、それだけで自由に意見の言える民主党を安易にまとめられないと思うのです。若いときの小沢さんだったら、すぐにでも辞めて検察と対決するとたんかをきるところでしょうけど、今は自分だけでなく、党や国民のために政治生命の最後を飾ろうという高い志が見られるように思うのです。その思いがあの涙だったのではないでしょうか?

 
 やはり、人間、酸いも辛いも噛み分けて経験しないと、今の政界は勢いと正義感だけでは、まとめられないというように思います。まして、二世議員だからと言うだけで、あぐらをかいていられるような政治状況でもないのです。生きることの苦しみや人の痛みがわかって何とかしなければという、なぜ政治家になったのかという原点が問われているようにも思います。


 政権がかわったら小沢さんは辞める気なのでしょうか?

 
 続けることも苦しいかもしれないですけれど、国民のために政治を本気でかえる気でいるなら、まあその男の美学?を最後まで貫いて欲しいと願わずにはいられません。

 
 本会議中にもかかわらず、携帯電話(会議中は禁止されている)で、WBC日本対韓国の決勝戦を見ている自民党のセンセイ方(伊吹大臣・坂本自民党組織本部長など)の記事を読むにつけても思います。


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